セイコーインスツル株式会社(英語: Seiko Instruments Inc.、略称:SII(エスアイアイ))は、千葉県千葉市美浜区の幕張新都心に本社を置く、電子デバイス・精密部品・情報システム機器・計測分析機器等の製造メーカーである。セイコーグループの子会社で、主要構成企業の一つ。
概要
服部時計店(現・セイコーグループ)の社内工場「精工舎」の懐中時計・腕時計部門が独立し、1937年に「第二精工舎」として創業。以来、2020年まで「SEIKO」ブランドの腕時計の開発・製造を行っていた。1959年に当社の諏訪工場が分離し、地元協力会社に吸収されたのが「諏訪精工舎」、後のセイコーエプソンである。セイコーホールディングス、セイコーエプソンとともに「セイコーグループ」の中核企業と呼ばれていた。グループ各社と進めた腕時計の高精度化・電子化・量産化のための技術開発から派生して、精密部品、電子部品、高機能材料、プリンティングデバイス、精密FAシステム等の開発・製造を行い、これらが今日の主要事業となっている。創業者一族の服部家を大株主とする非公開会社で、服部時計店(セイコーHD)との直接の資本関係は薄かったが、2009年10月にセイコーホールディングスと経営統合して、同社の完全子会社となった。「セイコーグループ」の主要構成企業である。
沿革
主な事業
- 電子デバイス・高機能材料
- 精密機械
- 工作機械
- FAシステム
- 高周波スピンドル
- 精密切削部品
- ミニチュアボールベアリング
- 無線センサーネットワーク
- 放射線測定器・理化学計測機器(子会社のセイコー・イージーアンドジー株式会社管轄)
- 放射線検出器
- 放射線測定モジュール
- 放射線スペクトル分析装置
- 放射線防護機器
- 身体表面汚染測定器、サーベイメータ、個人線量計など
- 非破壊分析システム
- 水晶発振子マイクロバランスシステム
- 各種分析・加工受託(子会社のセイコーアイ・テクノリサーチ株式会社管轄)
- デバイス観察/フォトマスクリペア
- ICの配線変更
- FBI微細加工
- 作業環境測定
- プリンタ
- 音響機器
旧事業
- ウオッチおよびウオッチ部品の製造
- 2020年4月に子会社の製造拠点(盛岡セイコー工業、二戸時計工業、遠野精器など)を含むウオッチ製造・調達関連業務をセイコーウオッチ株式会社に移管。
- アナログ半導体
- 電子辞書 - DAYFILERブランド
- 大型プロッタ/プリンタ(2015年10月に沖データに事業譲渡)
- 情報システム機器・サービス(主に子会社であったエスアイアイ・データサービス株式会社の事業であったが、2014年にセイコーホールディングスの子会社セイコーソリューションズに統合。)
- 無線決済システム
- レストランオーダーシステム
- 時刻配信サービス
- 通信システム機器・サービス
- 携帯電話・PC向けのコンテンツ
脚注
- ^ a b c d e f “第110期決算広告”. 日本経済新聞. (2013年6月28日) 2013年6月29日閲覧
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