イオンモール幕張新都心(イオンモールまくはりしんとしん)は、千葉県千葉市美浜区豊砂1丁目(幕張新都心拡大地区)にある、イオンモール株式会社が管理・運営するモール型ショッピングセンターである。イオンモールの旗艦店に位置付けられている。立体駐車場を含む延床面積は約40.2万m2で、国内最大規模である[2]。
概要
2013年12月20日、イオン本社(イオンタワー)が所在する幕張新都心の拡大地区に、イオンモールの旗艦店として開業した[4][5][6]。
立体駐車場を含む延床面積は約40.2万m2、店舗面積は約12.8万m2。施設内は「グランドモール」、「エキマエモール」(旧ファミリーモール)、「アクティブモール」、「ペットモール」の4エリアから構成される[7][8]。なお、温泉施設が設けられる予定であった「スパ&ビューティーゾーン」(エキマエモール北側棟[9])は駐車場となっており、計画が一部変更されている[10][11]。
敷地の一部(全体約19.2万m2のうち、グランドモールやペットモールがある東側の大部分とアクティブモール南西側の南平面駐車場の敷地を合わせた約11.1万m2)は20年間の定期借地契約となっている[12][13][注 1]。設計・施工は株式会社大林組、株式会社大本組の共同企業体。
歴史
幕張新都心拡大地区は、1989年に編入された地域である[15]。しかしバブル崩壊以降、企業立地が進まず、街開きから20年以上は未利用地だった[15]。このため、2010年「豊砂地区」の未利用地8区画約18.3ヘクタールを早期に活用するため土地利用を見直し、オフィス用途から企業ニーズに合う商業用途に変更した。同年9月から一括開発をしてくれる事業者を条件に公募を再開し、12月にイオンを進出事業者に決定した。
北側の敷地では、過去に鷺沼貨物駅の設置が予定されており、建設途中で途切れた高架橋が現在も残る。将来的に鉄道駅を造ることを見越してバスターミナルも併設されており、京葉線の新駅について、2018年4月にイオンモール、千葉県、千葉市、東日本旅客鉄道(JR東日本)の4者で合意がなされ、2023年3月18日に「幕張豊砂駅」として開業した[16][17][18]。
2023年2月、イオンモールは幕張豊砂駅の開業に合わせて、同年春から約2年間(計4回)、大規模リニューアルを行うことを発表した。全4館のテナントのうち、全体の3分の1となる約120店舗が対象となる[19]。また、幕張豊砂駅に隣接しているファミリーモールの名称を同年11月23日から「エキマエ」に改称した[20]。
主要テナント
イオンスタイルと350の専門店を有する。
詳細は「イオンモール幕張新都心ショップリスト」を参照。
「カンドゥーイオンモール幕張新都心」は「カンドゥー」の日本第1号店となるなど、日本の1号店やセレクトショップ、体験型の店舗を充実させるなど集客の工夫が施されている。
よしもと幕張イオンモール劇場
吉本興業との提携で開業と同時にオープンした常設劇場。グランドモール3階にあり、席数は約300席。
2013年から2014年にかけて、生放送特番『日本で一番早いお笑いバトル!フットンダ王決定戦』のワイルドカード決定戦を開催した。
夕方ライブ「爆ハリ!」の模様は、2016年から2019年まで、千葉テレビ放送の『バチッと!爆ハリ!』→『ジャルッと!爆ハリ!』内でも放送されていた。
- イオンモール幕張新都心・館内の紹介
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グランドモールの3F 吹き抜け
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グランドモールの3F フードコート
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グランドモールのテラスからの眺望
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エキマエモールのエキマエコート
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エキマエモールの1Fエスカレーター周辺
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エキマエモールの3Fフードコート他
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アクティブモールの1F
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アクティブモールの全階層
交通
本施設は東西に広がっているため、入口に到着しても目的の店までさらに徒歩10分かかることに注意する必要がある。
- 幕張豊砂駅から西側入口まで徒歩1分
- 海浜幕張駅から東側入口まで徒歩約18分
- 海浜幕張駅から京成バス・ちばシティバスで約8分
- 幕張本郷駅 から京成バスで約20分
- 津田沼駅京成バス「津46系統」
- 稲毛駅・京成稲毛駅から千葉海浜交通・ちばシティバス「稲91系統」[23]
- この他、海浜幕張駅から「豊砂公園」バス停に、幕張本郷駅から「グランドモール」バス停に停車する便あり。
- 京成バスは「イオン71系統」としてビジネスエリア→ベイタウン地区→海浜幕張駅周辺ホテル群を周遊する路線を運行している。
- 京成バス[注 2]が「無料巡回バス」として幕張ベイタウン・幕張西・イオン幕張店経由、磯辺・高浜・花見川団地方面の無料バスを運行している。
脚注
注釈
- ^ これらを除く分譲地で、イオン側が土地を購入している西側のエキマエモールとアクティブモールなどの敷地(約7.2万m2)については、京葉線の新駅が開業した暁に土地の高度利用化(再開発)を実施する可能性がある[14]。
- ^ 本来は千葉海浜交通が担当しているが、2020年6月に人身事故を起こしたため、当面の間は千葉海浜交通と同じ系列グループの京成バスが運行を担当している[24][25][26]。
出典
関連項目
参考文献
- イオン株式会社 編『イオンの歴史2020』イオン、2020年6月。
外部リンク
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