1936年にリンカーン・ニュースペーパー・シンジケートに入社し、そこでコミックストリップや、Your Health Comes First!!!(ジャック・カーティス名義)のような1コマの読者相談漫画を描いた。1939年の末にアニメ映画制作会社のフライシャー・スタジオに移り、『ポパイ』の動画を描いた。カービーはこう回想する。「リンカーンからフライシャーに移ったが … ああいう所にはどうしても耐えられなくて、さっさと抜け出してしまった。… 父が働いていた工場のようなものだ。あそこは絵を生産する工場だったんだ」[6]
米国のコミックブック界にはブームが訪れていた。このころ、出版社からコミックブック制作を請け負うスタジオ(パッケージャー(英語版))が数社あり、その一つであるアイズナー&アイガー(英語版)で原作と作画の仕事を始めた。カービー自身の記憶によると、同社の『ワイルドボーイ・マガジン』で描いたのが最初のコミック作品だった[8]。この時期の作品にはSF冒険コミック The Diary of Dr. Hyward(カート・デイヴィス名義)、西部劇犯罪もの Wilton of the West(フレッド・サンド名義)、剣劇冒険作品 The Count of Monte Cristo(ジャック・カーティス名義)、ユーモア作品 Abdul Jones(テッド・グレイ名義)および Socko the Seadog(テディ名義)などがある。これらはアイズナー&アイガーの受注先であるジャンボ・コミックス(英語版)などから刊行された[9]。「カービー」という名が初めて現れたのは、イースタン・カラー(英語版)社の『フェイマス・ファニーズ(英語版)』第63-64号(1939年10-11月)に掲載された西部劇作品「ローン・ライダー」で用いた筆名「ランス・カービー」だった[9]。カービー本人はこの名がジェームズ・キャグニーを思わせるため気に入っていた。後に公的に「ジャック・カービー」に改名するが、その理由がユダヤ系の血筋を隠すためだとほのめかされると気分を害したという[7]。
このころ、犯罪やホラーを題材としたコミックの流行に対して社会から激しいバックラッシュが起き、業界全体が縮小期に入った。印刷業者は事業を維持するため新しい出版社の参入を求めた。カービーとサイモンは以前から自分たちで出版を行う望みを持っており、印刷業者の誘いに応じてメインライン・パブリケーションズ(英語版)を設立するに至った[46][47]。二人は1953年末から翌年初めの間にリーダー・ニュースと契約して取次を確保し[48]、親しかったアル・ハーヴェイがブロードウェイ1860番地に構えていたハーヴェイ・パブリケーションズにオフィスを間借りした[49]。メインラインは1954年から1955年にかけて活動し、4作品を刊行した。Bullseye: Western Scout は西部劇である。戦争コミックFoxhole はECとアトラスが同ジャンルで好調だったために企画されたもので、実際の従軍経験者が原作・作画を行っていると宣伝された。In Love はコンビがかつて創刊したロマンス・コミック『ヤング・ラブ』が追随作品を生み続けていたため創刊された。クライム・コミック Police Trap は警察当局に取材した実録だと宣伝された[50]。
カービーとサイモンは過去にクレストウッドで発表した作品の絵を再構成して In Love で利用していた。クレストウッドがそれを理由に二人への支払いを拒否した[51]ため、二人は同社の会計監査を求めた。監査にあたって、二人の弁護士は同社が過去7年間の労働に対する13万ドルの未払金を支払う義務があると申し立てた。クレストウッドは直近の未払金に加えて1万ドルを支払った。
タイムリーの編集長で、発行人マーティン・グッドマンの親族でもあったスタン・リーに対する悪感情をカービーは捨てきれなかった。タイムリーに雇われていた1940年代、カービーとサイモンが密かにライバル会社ナショナルに寄稿していたことをリーに密告されたと信じていたのである。しかし仕事の選択肢は多くなかったため、DC離脱から数か月後にはアトラスでフリーの仕事を定期的に受け始めた[65]。原稿料が安かったため、カービーは毎日12-14時間にわたって自宅の製図机に向かい、4-5枚の原稿を仕上げていた[66]。この時期アトラスで最初に刊行されたのは『ストレンジ・ワールズ(英語版)』第1号(1958年12月)の表紙と7ページの掲載作 "I Discovered the Secret of the Flying Saucers" であった。インカーのパートナーとして最初はクリストファー・ルール、後にディック・エアーズ(英語版)と組んだ。ロマンスから戦争、犯罪、西部劇などあらゆるジャンルを股にかけて作品を描いたが、最大の成功を収めたのは、低予算のドライブイン映画よろしく巨大なモンスターが登場する怪奇ファンタジーやSF作品だった。「遊星Xから来た物体」ことグルート[67]、虫の王グロットゥー[68]、竜型の異星生物フィン・ファン・フーン(英語版)らのモンスターは、『アメイジング・アドベンチャーズ(英語版)』、『ストレンジ・テールズ(英語版)』、『テールズ・トゥ・アストニッシュ(英語版)』、『テールズ・オブ・サスペンス(英語版)』、『ワールド・オブ・ファンタジー(英語版)』のような数多くのアンソロジー誌を賑わせた[9]。カービーによって奇怪な外見を与えられた強大で恐るべきクリーチャーは読者の支持を集めた。この時期には他にアーチー・コミックスからも仕事を請け負っており、ジョー・サイモンが作ったスーパーヒーロータイトル『ザ・フライ(英語版)』[69] や『ダブル・ライフ・オブ・プライベート・ストロング(英語版)』の立ち上げに手を貸した[70]。また、古典文学をコミック化する歴史の長いシリーズ『クラシックス・イラストレーテッド(英語版)』でも数号の作画を手掛けた[9]。
作画活動のほかにも、カービーは様々な新しいフォーマットの提案を行った。いったんコミックブックとして刊行されたフォースワールド・シリーズを平綴じの書籍にまとめるプランはその一つだった。このフォーマットは後にトレードペーパーバック(英語版)と呼ばれてコミック界で標準的に行われるようになる。しかしインファンティーノとDC社は新しいアイディアを歓迎しなかった。カービーの提案で実現したのは、白黒印刷のワンショット(単号作品)誌 Spirit World や In the Days of the Mob の刊行にとどまった(1971年)[130]。
1983年、リチャード・カイルはカービーに10ページの自伝的作品「ストリート・コード(英語版)」を描くよう依頼した。同作は後にカイルが復刊した『アーゴシー』第2号(1990年)に掲載され、カービー存命中に刊行された最後の作品の一つとなった[165]。1980年代の間はDCで定期的に執筆を続けた。1984年から翌年にかけてミニシリーズ『スーパー・パワーズ』誌上で一時的に復活した「フォースワールド」サーガはその一つだった[166]。1985年にはシリーズの締めくくりとして企画されたグラフィックノベル The Hunger Dogs が出た。DCの経営者ジェネット・カーンとポール・レヴィッツ(英語版)は「スーパー・パワーズ」のトイ用としてカービーに「フォースワールド」キャラクターの再デザインを行わせた。これはカービーがDCで描いた作品からロイヤルティを得られるように配慮した措置であった[167]。
カービーが生前に描いた最後のコミックブック作品は Phantom Force であった。カービーがマイケル・シバドーおよびリチャード・フレンチと共に原作を書いたもので、1978年に8ページまで描いた作品を下敷きにしていた(この作品はお蔵入りとなったブルース・リーのコミックに掲載されるはずだった)[174]。第1号と第2号はイメージ・コミックスから刊行された。カービーがペンシルを描き、イメージ所属の様々なアーティストがインクを引いた。第0号および第3—8号はジェネシス・ウェスト社から刊行された。カービーは第0号と第4号でペンシルを提供した。カービーの死後はシバドーが同シリーズの作画を担当した[175]。
子供時代を過ごした20世紀初頭のロウアー・イースト・サイドは貧しい移民が集まる荒っぽい環境だった。ストリートごとに結束した子供のギャング集団が抗争していたことは短編の回想録 Street Code にも描かれている。カービーは短躯ながら喧嘩慣れした少年に育ったが、同時に絵が好きな夢想家でもあった[5]。自ら創作したタフな軍人ニック・フューリーを「他人に見て欲しい自分の姿」と呼ぶ一方、ファンタスティック・フォーのシング(英語版)を「たぶん実際に見た私はこちらに近い」と言っていた[191]。シングの喋り方や性急で活動的な性格は自分そのものだという[192]。ウィル・アイズナーはコミック黎明期を描いた自伝的作品 The Dreamer で、自らのスタジオに在籍していた若きカービーを登場させている。作中、マフィアと関係があるらしいレンタルタオル業者がアイズナーを脅していると、割って入ったカービーが恐ろしい剣幕で怒鳴りつけて追い返す[193]。これにはモデルになった実際の事件がある[5]。
スペインで製作された Luis Yagüe による2009年の短編映画 The King & the Worst ではカービー自身がキャラクターとして登場した。カービーの第2次大戦への従軍にインスパイアされた作品である[295]。実話の「カナダの策謀」を題材にした映画『アルゴ』では、マイケル・パークスが短い登場ながらカービーを演じる[296]。クリスタル・スキルマンとコミック原作者フレッド・ヴァン・レンテ(英語版)はカービーの人生を元にした劇『キング・カービー』を書いた。同作はブルックリンのブリック・シアターで例年開催されるコミックブック・シアター・フェスティヴァルの中で上演され、『ニューヨーク・タイムズ』で批評家のセレクションに取り上げられた。製作費はKickstarterのキャンペーンで大々的に集められた[297][298]。
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^Evanier, Mark (2001). “Introduction”. The Green Arrow. New York, New York: DC Comics. "All were inked by Jack with the aid of his dear spouse, Rosalind. She would trace his pencil work with a static pen line; he would then take a brush, put in all the shadows and bold areas and, where necessary, heavy-up the lines she'd laid down. (Jack hated inking and only did it because he needed the money. After departing DC this time, he almost never inked his own work again.)"
^Evanier 2008, pp. 103–106"The artwork was exquisite, in no small part because Dave Wood had the idea to hire Wally Wood (no relation) to handle the inking."
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^Sanderson and Gilbert, ed. 2017, p. 88. DeFalco, "1960s": "[Stan Lee] had always been fascinated by the legends of the Norse gods and realized that he could use those tales as the basis for his new series centered on the mighty Thor ... The heroic and glamorous style that ... Jack Kirby [had] was perfect for Thor."
^Sanderson and Gilbert, ed. 2017, p. 94. DeFalco, "1960s": "The X-Men #1 introduced the world to Professor Charles Xavier and his teenage students Cyclops, Beast, Angel, Iceman, and Marvel Girl. Magneto, the master of magnetism and future leader of the evil mutants, also appeared."
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^Sanderson and Gilbert, ed. 2017, p. 94. DeFalco, "1960s": "Filled with some wonderful visual action, The Avengers #1 has a very simple story: the Norse god Loki tricked the Hulk into going on a rampage ... The heroes eventually learned about Loki's involvement and united with the Hulk to form the Avengers."
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^Stan Lee: “Some artists, such as Jack Kirby, need no plot at all ... I’ll just say to Jack, ‘Let’s let the next villain be Dr. Doom.’ Or I may not even say that. He may tell me. And then he goes home and does it.”[100]
^Quote: "According to Lee, ... he came up with the concepts for all the characters, mapped out plots, gave the plots to his artists ... The artists, in Lee’s retelling, were ... secondary to his own vision."[100]
^Quote: "... a growing scholarly consensus has concluded that Lee didn’t do everything he said he did. ... Lee’s role in their [Marvel characters'] creation is, in reality, profoundly ambiguous. Lee and Marvel demonstrably — and near-unforgivably — diminished the vital contributions of the collaborators ... "[100]
^Wallace and Dolan, ed. 2010, p. 145. McAvennie, Michael "1970s": "As the writer, artist, and editor of the Fourth World family of interlocking titles, each of which possessed its own distinct tone and theme, Jack Kirby cemented his legacy as a pioneer of grand-scale storytelling."
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展示カタログ
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Charles Hatfield and Brian Saunders, ed (2015-09). Comic Book Apocalypse: The Graphic World of Jack Kirby. [this catalogue was published in conjunction with "Comic Book Apocalypse: The Graphic World of Jack Kirby", an exhibition organized by California State University, Northridge]. California: IDW Publishing & California State University, Northridge. ISBN978-1-63140-542-6