ジェシュフ(ポーランド語:Rzeszów [ˈʐɛʂuf] ( 音声ファイル)、ドイツ語旧称:Resche, Reichshof、ラテン語:Resovia、イディッシュ語:ריישע-Reyshe、ウクライナ語:Ря́шів、Ryáshiv リャーシウ)はポーランドの都市。ポトカルパチェ県(1998年まではジェシュフ県)の県都。
カルパート山脈の北麓、高地に位置する都市。クラクフ(西に約150キロ)とウクライナのリヴィウ(東に約150キロ)の中間地点にあり、両都市と鉄道で結ばれている。また、空路でワルシャワ、ロンドンなどと結ばれている。地下資源が豊富で、機械産業が発達しており、鉄道車両の製造などが盛ん。
1354年、ポーランド王カジミェシュ3世によって創設された。1772年の第一次ポーランド分割の際にオーストリア(ハプスブルク帝国)領に組み込まれ、第一次世界大戦を経てポーランドが独立すると、ジェシュフはポーランド領に戻った。戦間期には軍事産業の拠点となり、街の工業化が進んだ。第二次世界大戦後に地下資源の発掘が進み、共産党政権下で引き続き工業が成長した。
ジェシュフは伝統的にポーランドの航空産業の中心地で、20世紀初頭から現在まで航空産業で栄えている。外国資本もこの地の高い産業技術を求めてプラット・アンド・ホイットニー社のジェットエンジン工場などが進出しており、さらにボルグワーナー社の自動車用ターボチャージャー工場も建設されることが決まっている。
2022年ロシアのウクライナ侵攻が始まると、国境(ポーランド語版、ウクライナ語版、英語版)に近い地理的環境からウクライナから避難する人々の中継点となり[1]、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が市内の倉庫に拠点を構えた[2]。また、同年2月28日に在ポーランド日本国大使館ジェシュフ連絡事務所が設置された[3]。同年3月7日に日本大使館や連絡事務所がウクライナ領内から完全に撤退したことによって、ジェシュフの連絡事務所がウクライナ在留邦人保護や情報収集に係る最前線の拠点となった[4]。
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