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この項目では、米酒のサトについて説明しています。その他の「サト」や「さと」については「さと」をご覧ください。 |
サト
サト(タイ語: สาโท、英: sato)は、タイのライスワイン(米を原料とした醸造酒)。ナム・カオ(タイ語: น้ำข้าว、nam khaao、namは水、khaaoは米)とも呼ばれる[1]。同国東北部の農村で広く造られている[1]。
製法
原料となるもち米を洗い3 - 10時間ほど浸水させる[2]。水を切って30 - 60分ほどかけて蒸し煮を行い、室温で放冷する[2]。米飯をざるや網袋に入れて川や井戸の水で洗い、粘りを流す[3]。米3kgに対して20gほどの比率でルクパンという餅麹の粉末を散布し、土器の壺に移す[3]。
壺の口にバナナの葉や布で蓋をし、4 - 7日ほどかけて発酵させる[2]。液化が進んだ段階で加水して、さらに数日発酵させる場合もある[4]。丁寧に造れば失敗が少ないため、稲作の盛んなタイ東北部では広く飲まれている[4]。2002年の報告では、ビール瓶3本のサトーの価格が100バーツであった[4]。
脚注
参考文献