『クアルケル・コイザ[2]』(Qualquer Coisa)は、ブラジル人ミュージシャン、カエターノ・ヴェローゾが1975年に発表したスタジオ・アルバム。
解説
発売日は前作『ジョイア』と同日で[1]、オリジナルLPのカタログ番号は「6349 142」[3]。
ジャケットはビートルズのアルバム『レット・イット・ビー』(1970年)が元になっており[1][4]、収録曲のうち3曲はビートルズのカヴァーである。「ア・トゥア・プレゼンサ・モレーナ」はマリア・ベターニアに書き下ろした曲のセルフ・カヴァーで[4]、ベターニアのヴァージョンは1971年のアルバム『A Tua Presença』に収録されている[5]。
Alvaro Nederはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ヴェローゾのギター、声、メロディ、そして歌詞に焦点が当てられている」と評している[6]。
収録曲
特記なき楽曲はカエターノ・ヴェローゾ作。
- クアルケル・コイザ(どんなことでも) - "Qualquer Coisa" - 3:15
- ダ・マイオール・インポルタンシア(一番大切なこと) - "Da Maior Importância" - 4:33
- サンバ・イ・アモール(サンバと愛) - "Samba E Amor" (Chico Buarque) - 2:52
- マドゥルガーダ・イ・アモール(夜更けの愛) - "Madrugada E Amor" (José Messias) - 3:37
- ア・トゥア・プレゼンサ・モレーナ(君の褐色の存在) - "A Tua Presença Morena" - 2:05
- ドゥルーミ・ネグリーニャ - "Drume Negrinha (Drume Negrita)" (Eliseo Grenet, Caetano Veloso) - 3:50
- ジョルジ・ヂ・カパドーシア(カッパドキアのジョルジ) - "Jorge de Capadócia" (Jorge Ben) - 3:22
- エリナー・リグビー - "Eleanor Rigby" (John Lennon, Paul McCartney) - 5:34
- フォー・ノー・ワン - "For No One" (J. Lennon, P. McCartney) - 5:01
- レディ・マドンナ - "Lady Madonna" (J. Lennon, P. McCartney) - 2:47
- ラ・フロール・デ・ラ・カネーラ(ニッケの花) - "La Flor de la Canela" (Chabuca Granda) - 3:12
- ニッシーシャ - "Nicinha" - 0:46
日本盤SHM-CDボーナス・トラック
- ママイ・ナトゥレーザ - "Mamãe Natureza" (Rita Lee) - 3:36
- トゥード・シ・トランスフォルモウ(すべては変わってしまった) - "Tudo Se Transformou" (Paulinho da Viola) - 3:42
脚注・出典
|
---|
スタジオ・アルバム | |
---|
ライヴ・アルバム |
- Ao Vivo (with ムタンチス)
- バーハ69 (with ジルベルト・ジル)
- Caetano e Chico - Juntos ao Vivo (with シコ・ブアルキ)
- Temporada de Verão - ao vivo na Bahia (with ガル・コスタ、ジルベルト・ジル)
- Doces Bárbaros (with ガル・コスタ、ジルベルト・ジル、マリア・ベターニア)
- Bicho Baile Show (with バンダ・ブラック・リオ)
- Maria Bethânia e Caetano Veloso ao Vivo (with マリア・ベターニア)
- トータルメンチ・ヂマイス
- Circuladô Vivo
- "粋な男"ライヴ〜カエターノ・ヴェローゾ・ライヴ・イン・リオ
- プレンダ・ミーニャ
- フェリーニへのオマージュ
- ノイチス・ド・ノルチ・ライヴ
- カント・ライヴ
- セー・ライヴ
- E a Música de Tom Jobim (with ロベルト・カルロス)
- MTV Ao Vivo – Caetano – Zii e Zie
- カエターノ・ヴェローゾ&マリア・ガドゥ
- Live at Carnegie Hall (with デヴィッド・バーン)
- アブラサッソ・ライヴ
|
---|
サウンドトラック | |
---|
コンピレーション・アルバム | |
---|
関連項目 | |
---|