『バーハ69』(原題:Barra 69 Caetano e Gil Ao Vivo na Bahia)は、ブラジルのミュージシャン、カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルが1972年に連名で発表したライブ・アルバム。1969年7月にサルヴァドール(バイーア)で行われた共演ライブを収録している。
ヴェローゾとジルは1968年12月、ブラジルの軍事政権によって逮捕され、釈放後も1969年7月にロンドンへ亡命するまで軟禁生活を強いられたが、出国直前に共演ライブを開催することは許可された[4]。そして、この録音はヴェローゾとジルがブラジルへ帰国してから間もなくリリースに至った。
John Douganはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、本作の内容を「屈折したボサノヴァが、ロックンロール及びビート・ポエトリーと交わっている」と説明している[2]。
収録曲
- シネマ・オリンピア - "Cinema Olympia" (Caetano Veloso) - 3:51
- フレーヴォ・ハスガード - "Frevo Rasgado" (Bruno Ferreira, Gilberto Gil) - 2:37
- スーペルバカーナ - "Superbacana" (C. Veloso) - 4:40
- マダレーナ - "Madalena (Entra em Beco, Sai em Beco)" (Isidoro) - 6:49
- アトラス・ド・トリオ・エレトリコ(トリオ・エレトリコを追って) - "Atrás do Trio Elétrico" (C. Veloso) - 2:23
- ドミンゴ・ノ・パルケ(日曜日の公園で) - "Domingo no Parque" (G. Gil) - 4:29
- アレグリア・アレグリア/イノ・ド・エルポルチ・クルビ・バイーア/アケリ・アブラッソ - "Alegria, Alegria / Hino do Esporte Clube Bahia / Aquele Abraço" (C. Veloso / Adroaldo Ribeiro da Costa / G. Gil) - 11:06
リード・ボーカルの内訳は下記の通り[5]。
- カエターノ・ヴェローゾ - 1. 3. 5.
- ジルベルト・ジル - 2. 4. 6.
- カエターノ・ヴェローゾ&ジルベルト・ジル - 7.
脚注・出典
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スタジオ・アルバム | |
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ライヴ・アルバム |
- Ao Vivo (with ムタンチス)
- バーハ69 (with ジルベルト・ジル)
- Caetano e Chico - Juntos ao Vivo (with シコ・ブアルキ)
- Temporada de Verão - ao vivo na Bahia (with ガル・コスタ、ジルベルト・ジル)
- Doces Bárbaros (with ガル・コスタ、ジルベルト・ジル、マリア・ベターニア)
- Bicho Baile Show (with バンダ・ブラック・リオ)
- Maria Bethânia e Caetano Veloso ao Vivo (with マリア・ベターニア)
- トータルメンチ・ヂマイス
- Circuladô Vivo
- "粋な男"ライヴ〜カエターノ・ヴェローゾ・ライヴ・イン・リオ
- プレンダ・ミーニャ
- フェリーニへのオマージュ
- ノイチス・ド・ノルチ・ライヴ
- カント・ライヴ
- セー・ライヴ
- E a Música de Tom Jobim (with ロベルト・カルロス)
- MTV Ao Vivo – Caetano – Zii e Zie
- カエターノ・ヴェローゾ&マリア・ガドゥ
- Live at Carnegie Hall (with デヴィッド・バーン)
- アブラサッソ・ライヴ
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サウンドトラック | |
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コンピレーション・アルバム | |
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関連項目 | |
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