カセレス(Cáceres)は、スペイン・エストレマドゥーラ州カセレス県のムニシピオ(基礎自治体)。カセレス県の県都である。2018年の人口は96,068人。サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路のセビーリャからアストルガに至る「銀の道」途上の町。
歴史
カセレスの近くには先史時代から人間が住んでおり、マルトラビエソとエル・コネハルの洞窟からその証拠が見つかる。都市は紀元前25年にローマ人によって建設された。
古い市壁に囲まれた旧市街は「カセレスの旧市街」として1986年に世界遺産に登録された[2]。旧市街の一部はコウノトリの巣の多さでも知られている。現代化の跡がない中世の町並みを完璧に残しているため、多くの映画がここで撮影されている。
カセレスにはエストレマドゥーラ大学があり、また2つの天文台がある。
人口
見所
姉妹都市
世界遺産
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
マヨール広場のエストレージャ門
脚注
外部リンク
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