美山町下平屋(みやまちょうしもひらや)は、京都府南丹市の地名。下平屋は旧美山町の大字。
地理
南丹市美山地区の中央部に位置している。大部分が山地で、低地を由良川が南西に流れ、京都府道19号園部平屋線がそれに並走している。
歴史
町村制施行前は地内全域が下平屋村であった。蓮如上人が京より北陸へ布教をする際、地内の街道を通り、村々を真言宗・日蓮宗等から改宗させたと記録されている。西乗寺は真言宗より改宗された。当村の庄屋末裔の屋敷には大塩平八郎の乱で、平八郎を幕府が手配した際に出した文書が残っている。江戸時代の大火で隣村の九鬼ヶ坂村が全滅し、その際に寺院の本尊を当村が、土地を上平屋村が譲り受けたという。平屋小学校(濟美)は当地の真宗本廟(東本願寺系・真宗大谷派)西乗寺の寺子屋が発祥で、江戸時代から続いている。公立化後の初代校長には西乗寺の住職が就任した。史跡としては小林家住宅が残されている。この小林家住宅は - 1816年(文化13年)に建築された、野々村三十三か村の大庄屋として使用された家であり、1975年(昭和50年)6月23日に国指定文化財として指定されている[6]。
沿革
世帯数と人口
2019年(令和元年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
交通
道路
地内の道路は、主要道路である京都府道19号園部平屋線と市道のみで、国道や高速道路は通っていない。
施設
その他
日本郵便
脚注
参考文献
関連項目