第4回日本フットボールリーグは、2002年4月7日から同11月10日にかけて行われた日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。Honda FCが2年連続2回目(1996年旧JFLを含めると3回目)の優勝を果たした。
参加クラブ
第4回JFLの参加クラブは以下の通りである。このうち佐川急便大阪SC、プロフェソール宮崎が前シーズンの全国地域サッカーリーグ決勝大会からの昇格クラブである。また、5チームが名称を変更した。
- ※前年度成績=特記なきものは第3回JFL(2001年)の成績である。
レギュレーション
リーグ・試合形式
- 年間1回総当り、1チーム17試合(全153試合)を行い、勝ち点により順位を決定する(チーム数が増加したことと、2002 FIFAワールドカップの開催に伴うリーグ戦中断期間を設けることから、この年に限り年間2回総当りから1回総当りに変更して行われた。従ってチームによりホームゲームが9試合だったチームと8試合だったチームとがある)。
- 試合は前後半90分で行い、決着がつかなければ引き分けとなる。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。
- 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)加盟の成績面の条件は年間順位2位以上。その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に入会することができる。
- 年間順位17位・18位のチームは所属する地域の地域リーグへ自動降格となる。また、15位・16位のチームは全国地域リーグ決勝大会の1位・2位のチームと入れ替え戦を行う。よって、次年度は16チームのリーグ戦になるため2チーム減少となる。
天皇杯への出場枠
第5節までの結果に2001年の第3回JFLの後期成績を加算した上位2チームに第82回天皇杯の出場権が与えられる。
強化費
- 各試合において勝利チームに強化費15万円を支払う。
- また、「企業チーム」「クラブチーム」「大学チーム」別の最終順位により下記の強化費を支払う。
- 企業チーム(Honda FC、大塚製薬、ジヤトコ、佐川急便東京SC、デンソー、YKK FC、横河電機、ソニー仙台FC、アローズ北陸、佐川急便大阪SC)
- 1位-50万円
- 2位-40万円
- 3位-30万円
- 4位-20万円
- 5位-10万円
- クラブチーム(アルエット熊本、FC京都1993、愛媛FC、栃木SC、SC鳥取、プロフェソール宮崎)
- 大学チーム(静岡産業大学、国士舘大学)
年間順位
順位 |
クラブ |
勝点 |
勝 |
分 |
負 |
得点 |
失点 |
差 |
備考
|
1
|
Honda FC[1] |
41 |
13 |
2 |
2 |
39 |
14 |
+25 |
Jリーグ参入ライン
|
2
|
佐川急便東京SC |
39 |
12 |
3 |
2 |
49 |
22 |
+27
|
3
|
大塚製薬[1] |
37 |
10 |
7 |
0 |
38 |
22 |
+16
|
4
|
ソニー仙台FC |
30 |
8 |
6 |
3 |
25 |
16 |
+9
|
5
|
国士舘大学 |
30 |
9 |
3 |
5 |
28 |
20 |
+8
|
6
|
愛媛FC |
28 |
8 |
4 |
5 |
29 |
18 |
+11
|
7
|
横河電機 |
28 |
8 |
4 |
5 |
21 |
26 |
-5
|
8
|
YKK FC |
26 |
7 |
5 |
5 |
24 |
16 |
+8
|
9
|
佐川急便大阪SC |
24 |
6 |
6 |
5 |
27 |
23 |
+4
|
10
|
デンソー |
21 |
6 |
3 |
8 |
32 |
30 |
+2
|
11
|
FC京都1993 |
21 |
6 |
3 |
8 |
21 |
25 |
-4
|
12
|
栃木SC |
18 |
5 |
3 |
9 |
21 |
27 |
-6
|
13
|
SC鳥取 |
15 |
4 |
3 |
10 |
18 |
33 |
-15
|
14
|
アローズ北陸 |
15 |
3 |
6 |
8 |
16 |
34 |
-18
|
15
|
静岡産業大学 |
14 |
4 |
2 |
11 |
20 |
32 |
-12 |
入れ替え戦ライン
|
16
|
ジヤトコ |
13 |
3 |
4 |
10 |
16 |
28 |
-12
|
17
|
アルエット熊本 |
11 |
2 |
5 |
10 |
13 |
31 |
-18 |
自動降格ライン
|
18
|
プロフェソール宮崎 |
11 |
2 |
5 |
10 |
20 |
40 |
-20
|
- ^ a b 天皇杯出場権獲得
個人記録
得点ランキング
個人表彰&ベスト11
- フェアプレー賞:佐川急便東京SC
- 特別賞:愛媛FC
- 努力賞:横河電機
入れ替え
JFL→J2
上位2位のチームがJリーグへの参加を希望していなかったため、この年はJ2に加盟するチームは無かった。
JFL→地域リーグ
17位のアルエット熊本と18位のプロフェソール宮崎が地域リーグ(2チーム共に九州サッカーリーグ)への自動降格となった。
入れ替え戦
規定により、15位の静岡産業大学が全国地域リーグ決勝大会2位の佐川印刷SC、16位のジヤトコが全国地域リーグ決勝大会1位のアイン食品SCと入れ替え戦を行った。
- ホーム・アンド・アウェー方式で2試合行う。
- 各試合ごとに勝利チームに勝点3、引分の場合は両チームに勝点1を与え、2試合の勝点合計が多いチームを勝利チームとする。
- 2試合の勝点で並んだ場合は得失点差の多いチームを勝利チームとする。
- 得失点差でも並んだ場合は第2戦終了後にPK戦(延長戦無し)で勝利チームを決定する(アウェーゴールルールは採用されない)。
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対戦成績が1勝1敗となり、得失点差も同じだったため第2試合終了後にPK戦を行った結果、勝利したジヤトコのJFL残留、ならびにアイン食品SCの地域リーグ(関西サッカーリーグ)残留が決定した。
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対戦成績が2分となり、得失点差も同じだったため第2試合終了後にPK戦を行った結果、勝利した佐川印刷SCのJFL昇格、ならびに静岡産業大学のJFLからの脱退が決定した。
- 静岡産業大学は全日本大学サッカー連盟の推薦でJFLに参加していたため元々地域リーグに所属しておらず、「東海社会人サッカーリーグ1部への降格」にはならなかった。チームは翌年以降はJFLと並行して参加していた東海学生サッカーリーグ戦に参加している。
海外遠征
9月7日から12日にかけてウズベキスタンとヨルダンで遠征を行った。
参加スタッフ・選手
試合結果
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関連項目
外部リンク