大暮 維人(おおぐれ いと、ローマ字表記:Oh!Great、1972年2月22日-)は、日本の漫画家。原画、イラストなどの仕事も手がける。血液型はAB型。既婚。
来歴
高校時代は美術部に所属し、画家を目指していたが経済的な問題で大学へ行けず、23歳まで画材屋にサラリーマンとして勤める[1]。
働いていたときにパチンコで作った多額の借金を返済するため、賞金目当てで漫画誌に投稿したのが漫画家の道を歩むきっかけとなった[2]。
1995年に『漫画ホットミルク』掲載の「SEPTEMBER KISS」でデビューし、1997年に『月刊少年キャプテン』で連載した『BURN-UP W』で一般誌デビュー。
年表
エピソード等
- 「SEPTEMBER KISS」でデビューの際、「(同誌で活動していた作家)すえひろがりの絵柄を参考にした」と天竺浪人によるインタビューにて答えている。
- 2007年度東京オートサロンでは、大暮のデザインした『Oh!Gre8 RX8』が展示された。
- フリーターだった頃、漫画家の森田まさのりのアシスタントに応募したことがあるが、返事が来なかった。
- フクロウ(アフリカオオコノハズク)などの珍しいペットをたくさん飼っている。
- 歴史マニア。
- 警察官に職務質問を8回されたことがある。理由は深夜に怪しい風体で徘徊しているため。また、仕事帰りのOLにストーカーと間違えられたことがある[3]。
作風
- 作画技術は初期から大きく変化しており、エフェクトや液体の描写には定評がある。その反面、作画のミスも多めである。これに関してはエア・ギア 第23巻の帯において「修行の一環」と語られている。
- 女性キャラクターのヌードが多く、レイプなどの描写がある。
- セリフ回しでは俗語を多用し、関西弁を使うキャラクターを好んで登場させる。
- 『ジョジョの奇妙な冒険』など、さまざまな有名人、有名キャラクターのパロディが作中に多数登場する。
- 決めのページから前後にネームを切っていく癖がある。
作品リスト
漫画作品
連載
読切・短編
- A+(エープラス)(『週刊少年マガジン』2000年No.2・3合併号)
- 豊死魔区西部戦線 ウエストサイド・ストリート(『月刊少年エース』2000年4月号)
- 天上天下 番外編(『ウルトラジャンプ』2010年12月号)
- 白洲次郎(『週刊新マンガ日本史』第50号 2011年 朝日新聞出版)
成人向け漫画作品
アンソロジー
画集
装画・挿絵
イラスト
衣装デザイン
マシンデザイン
キャラクターデザイン
その他の活動
- 講談社漫画賞・選考委員 - 第40回(2016年)から第44回(2020年)まで
関連人物
脚注
ウィキメディア・コモンズには、
大暮維人に関連するメディアがあります。