三瀬トンネル有料道路(みつせトンネルゆうりょうどうろ)は、福岡県福岡市早良区から佐賀県佐賀市に至る一般有料道路である。愛称は「やまびこロード」。
概要
国道263号の一部で、佐賀県道路公社が管理し、福岡県と佐賀県の県境部にある標高580 mの三瀬峠を貫く三瀬トンネル(全長2,407 m)を中心とする有料道路である。三瀬峠付近の冬季交通規制や急カーブ・急勾配を解消するために建設され、1986年に1期区間が供用開始した。しかし、福岡市側の曲渕地区とトンネル福岡側出入口との間には約100 mの高低差があり狭い急カーブ・急勾配が多いため、この区間をループ橋で短絡する道路を2期区間として建設し、2008年に供用開始された。
軽車両や歩行者の通行も禁止されてはいないが、トンネル部分を除いて歩道はなく、車道や路側帯を通行するのは危険性が高い。
路線データ
1期(トンネル部分)
2期(ループ橋部分)
沿革
- 1984年(昭和59年)9月:1期事業化
- 1986年(昭和61年)7月24日:1期供用開始
- 2004年度(平成16年度):2期事業化
- 2008年(平成20年)8月12日:2期供用開始。通行料金を普通車250円→300円、中型車250円→350円、大型車360円→500円、特大車870円→850円、軽自動車等150円→250円、軽車両等20円→30円に改定。
- 2014年(平成26年)4月1日:消費税率変更に伴い、通行料金を普通車300円→310円、中型車350円→360円、大型車500円→510円、特大車850円→870円に改定。
- 2019年(令和元年)10月1日:消費税率変更に伴い、通行料金を普通車310円→320円、中型車360円→370円、大型車510円→520円、特大車870円→890円に改定[1]。
料金
通行料金はいずれも東脊振トンネルと同額である。回数券も東脊振トンネルと共用である。
歩行者の通行は無料である。佐賀県道路公社では、ETCの導入は「莫大な経費がかかる」として行う予定はないとしている。
脚注
関連項目
外部リンク