ボーイズラブゲームとは、女性向け恋愛ゲームのうち、ボーイズラブを主として扱っている作品の総称である。略称は「BLゲーム」、「BLG」、「ボブゲ」など。
概要
多くは18禁パソコンゲームであるが、コンシューマー機への移植も多い。初の移植はDC版『Fragrance Tale ~フレグランス テイル~』(2001年7月発売)である。その後、ソニーチェックの緩和に伴って発売されたPS版『王子さまLV1』(2002年3月)等を経て、2006年にはPS2版が移植のメインとなっている。一方、コンシューマーオリジナルの作品は、『星のまほろば』などがあるが、ごく僅かである。モバイルゲームでのみに限られたボーイズラブ系ゲームも今では配信されており、そちらはいずれも全年齢向けとなっている。
同人ゲームの製作は比較的盛んであり、その中には、携帯版に移植された作品(『アカシア通り一番地』他)や、有名声優をフィーチャーした作品(Ritz Softの諸作品)が含まれることが特徴的と言える。
歴史
商業用ゲームソフトにおけるBL要素は、男性向け美少女ゲーム中の1シナリオ中で表現されたものを始まりとする。
以降、新規ブランドの参入や作品の多様化、テレビアニメ化等のメディアミックス展開といった拡大傾向と、一部の作品の開発中止や2004年7月の有力ブランドAlice Blueの活動休止等の縮小傾向を混在させつつ、現在に至っている。
脚注
- ^ 石田美紀 「響きと吐息 〈声のBL〉という申し開きのできない快楽について」『ユリイカ』 2007年12月臨時増刊号、195頁。
関連項目
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