シュピールフェアアイニグング・グロイター・フュルト(Spielvereinigung Greuther Fürth (ドイツ語発音: [ˈʃpiːlfɛɐ̯ˌʔaɪnɪɡʊŋ gʁɔʏtɐ ˈfʏʁt])、通称グロイター・フュルト(Greuther Fürth) (ドイツ語発音: [ˌɡʁɔɪ̯tɐ ˈfʏʁt] ( 音声ファイル)))は、ドイツ・バイエルン州・フュルトのサッカークラブチーム。第二次世界大戦前には三回ドイツ王者となった古豪だが、ブンデスリーガ発足後はもっぱらブンデスリーガ2部かレギオナルリーガに所属している。ユニフォームは緑と白。すぐ近くにニュルンベルク(南東約7km程)があるため、1.FCニュルンベルクとはライバル関係にある。
1903年に発足。陸上競技、水泳、テニス、ハンドボールなどの部門も創設され、総合スポーツクラブとして発展した。1914年、1926年、1929年にはドイチャーマイスターの座を獲得した。ブンデスリーガ発足後は、長くブンデスリーガ2部に在籍した。しかし、1982-83シーズンのリーグ最終節で逆転降格が決定し、3部リーグへと降格した。その後クラブの低迷は続くが、1996-97シーズンにレギオナルリーガ(3部)準優勝を果たし、ブンデスリーガ2部へ昇格した。
2006-07シーズンは最終節までわずかではあるが昇格の可能性を残していたが、カールスルーエSCに1-3で敗れ、5位に終わった。2007-08、2008-09シーズンも、前半戦で快進撃を続けたものの、後半戦に失速し、昇格を逃している。
2011-12シーズン、DFBポカールでベスト4まで勝ち残ったが、準決勝でイルカイ・ギュンドアンの延長後半終了間際の決勝ゴールによりボルシア・ドルトムントに0-1で惜敗した。
またブンデスリーガ2部で優勝し、ブンデスリーガ発足後初の1部昇格を決めた。
2012-13シーズン、初めての1部参戦だったがシーズンを通じて苦戦を強いられ18位(最下位)が確定。1シーズンで2部へ降格となった。
2013-14シーズン以降は2部でも中位に甘んじ、昇格争いとは無縁のシーズンが続いたが、2020-21シーズンは最終節にホルシュタイン・キールを追い抜き、土壇場で2位に滑り込み、2012-13シーズン以来となる1部復帰を果たした。
2024-25シーズン ブンデス2部 開幕戦(プロイセン・ミュンスター)フォーメーション(3-4-1-2)
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。