DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-
『DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-』 フリッパーズ・ギター の スタジオ・アルバム リリース
1991年7月10日 (1991-07-10 ) 録音
Music Inn
Victor Studio
Tokyufun
Studio A
Bay Bridge Studio
Kim Studio
Zero Studio
Studio Z'd
ジャンル
レーベル
ポリスター プロデュース
チャート最高順位
フリッパーズ・ギター アルバム 年表
DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔- (1991年 (1991 ) )
『DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-』収録のシングル
「GROOVE TUBE 」 リリース: 1991年3月20日 (1991-03-20 )
「BLUE SHININ' QUICK STAR 星の彼方へ」 リリース: 1991年8月25日 (1991-08-25 )
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『DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔- 』(ドクター・ヘッズ・ワールド・タワー ヘッドはかせのせかいとう)は1991年7月10日 (1991-07-10 ) に発売されたフリッパーズ・ギター 通算3作目にして最後のスタジオ・アルバム (CD:PSCR-1024) 。
解説
プライマル・スクリーム やストーン・ローゼズ 、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン などの同時代のUKサウンドを意識した音作り、暗号的かつ退廃的な歌詞、ほぼ全曲にサンプリング が多く用いられていることなど、前2作とは変わった試みを行っている。皆がドレスアップした格好の良さを追求していた空前のバンドブームの中で、気取らない気怠さを表現した、非常に異質と言える作品であった。アルバムのタイトルはモンキーズ が出演した映画『HEAD』に由来するという。本アルバムの発売後に行われた全国ツアーの最中にフリッパーズ・ギターは突如解散した。制作当時の最新の洋楽の流行を反映させて作られたこの作品は、後のJ-POPの流れを大きく変える切っ掛けとなった。
初回限定盤には、虫眼鏡2個を利用した、「飛び出すフリッパーズ」が封入されている(「世界塔よ永遠に」には曲中でそれについても触れられている)。
フリッパーズ・ギターの前2作は、再発およびデジタル配信がなされているが、本作のみ再発・配信がされていない。一説には、本作のサンプリングが無許可で行われていることによる、権利関係の処理が困難なことが原因とされている(ただし、「星の彼方へ」と「グルーヴ・チューブ」のシングル盤は配信されている)。
収録曲
全作詞・作曲:Double K.O. Corp.(実際の作詞は、全曲 小沢健二。作曲は、全曲二人の共作[ 1] 。)
DOLPHIN SONG/ドルフィン・ソング 5:16
シングル「星の彼方へ」カップリング曲。デジタル配信では、カップリングの本曲は削除されている。
イントロでビーチ・ボーイズ の「神のみぞ知る 」、ほかバッファロー・スプリングフィールド の「折れた矢 」がサンプリングされている。
GROOVE TUBE /グルーヴ・チューブ 5:36
5thシングル。マツダ・ファミリア CM曲。カヴァーもされた後期の代表曲。
AQUAMARINE/アクアマリン 6:19
GOING ZERO/ゴーイング・ゼロ 5:53
(SPEND BUBBLE HOUR IN YOUR) SLEEP MACHINE/スリープ・マシーン 5:20
WINNIE-THE-POOH MUGCUP COLLECTION/ウィニー・ザ・プー・マグカップ・コレクション 4:41
THE QUIZMASTER/奈落のクイズマスター 7:36
BLUE SHININ' QUICK STAR/星の彼方へ 5:32
6thシングル。'91~'92ミズノ ・スキーウェア カラーケルヴィンサーモCM曲。
THE WORLD TOWER/世界塔よ永遠に 10:34
バンドの終焉を象徴するような内容が特徴の大曲。1と同じ曲が逆回転でサンプリングされている。
クレジット
All SONGS AND PRODUCTION BY DOUBLE K.O. CORP.
PERFORMED BY FLIPPER'S GUITAR; KEIGO OYAMADA (vo,g) and KENJI OZAWA (g,vo)
MIXING ENGINEER : ZIN YOSHIDA
Thanks to the musicians involved in the recording; Mecken (b -2,7), Mishio Ogawa (vo-2), Bakabon Suzuki (b-1,5,6,8), Yuji Okiyama (b-4,9), Hirofumi Asamoto (organ-4, rhodes piano-1), Daisaku Kume (p -2), Yasumi maeda and Rie Inoue (vo.-7,9) and Hitomi Takenaka (vo.-3,6)
recorded by Tohru Takayama
produced by Double Knockout Corporation, Zin Yoshida and Kenichi Makimura
[production staff]
sound recording director: Ichiro Oka
associate recording engineers: Hiroki Miyahara, Shogo Takeda, Shinichi Ishizuka, Yoshiki Fukushima, Masao Saotome, Yoshinori Kaji, Yoshinori Sakuma, Hiroshi Uemura, Tetsuya Ishikawa, Hajime Nagai
recorded, mixed and mastered at Music Inn, Victor Studio, Tokyufun, Studio A, Bay Bridge Studio, Kim Studio, Zero Studio, Studio Z'd
art director: Mitsuo Shindo
associates & set makers: Satoshi Nakamura & Kohichi Fujikawa for Comtemporary Production
director of photography: Kenji Miura
associates: Masashi Maruyama & Masashi Nomura for Lightsome
set decorations & costumes: Ayumi Shino
associate: Yukiko Takeuchi
hair styling & make-up: Akemi Nakano
associate: Mika Kanzaki
photo-duplication: Kiyonori Okuyama
supervisor of stereo photography: Hiroji Tanaka
co-ordinator of special package: Makoto Kasaki
thanks to Yasuyuki Yamaguchi , Masanori Matsuoka, Osamu Takahashi & shooting crew for video clips / Yohko Shindo, Akiko Endo for sleeve production / Takuro Kawanabe, Ryuji Nakazawa for booking co-ordination / many others staff of the recording company Kentaro Hattori, V.J.K.Sakuragi, Yuki Morishita, Kohei Shibata
executive producer: Ken Hosokawa
Mishio Ogawa by the courtesy of Epic/Sony Records
Yuji Okiyama by the courtesy of PONY CANYON INC.
Hitomi Takenaka by the courtesy of ZaZa / ALFA RECORDS,INC.
[management]
T.K.O.corporation: Kenichi Okeda & Mami Kawaguchi
脚注
^ 「連載「DOOWUTCHYALIKE」 75 無職の混沌」『Olive 1997年12月18日号』第16巻第23号、マガジンハウス 、1997年9月20日、67頁、通巻358号。
外部リンク