|
「渋谷のラジオ」はこの項目へ転送されています。
|
特定非営利活動法人CQ(シーキュー)は、東京都渋谷区全域、及び港区・新宿区の各一部地域を放送区域とする超短波放送(FMラジオ放送)の特定地上基幹放送事業者として、コミュニティ放送「渋谷のラジオ」(しぶやのラジオ)(JCBA加盟局)を運営する特定非営利活動法人である。
概要
2016年(平成28年)4月開局。
送信範囲は渋谷区全域[1]、港区・新宿区の各一部地域。
渋谷区のコミュニティ放送局には、かつて東京コミュニケーション放送(SHIBUYA-FM)があったが、2013年(平成25年)1月に放送終了、7月に廃局しており、約3年ぶりの復活となる。
開局には福山雅治らが出資、代表理事は箭内道彦、番組審議会委員には出資者以外に亀田誠治・高橋靖子らが就任。運営は渋谷区商店会連合会も協力した[2][3]。
当初は既存のインターネットサイマルラジオのシステムには参加せず、スマートフォン専用アプリ(レコチョク開発)によるインターネット放送を開始した。開局当初は、毎月局が指定した条件をクリアした利用者のみが聴取できる方式であったが、後にアプリをダウンロードしていれば誰でも聴取できるように改められた[4]。
逆に、以前はパソコンでの聴取は基本的にできなかったが、2017年よりABEMAの「AbemaRADIO」チャンネルに参加したため[5]、一部の番組についてのみ同チャンネル経由でPCでの聴取が可能という状況だった。しかし、2021年10月よりJCBAインターネットサイマルラジオでの配信を開始し、これにより全番組がPCでも聴取可能となった。
また、『福山雅治と荘口彰久の「地底人ラジオ」』は一部のAMラジオ局で遅れネットされている。
その他、一部の番組はnote、ラジオクラウドにてアーカイブ配信もおこなっている。
- 沿革
2015年(平成27年)
2016年(平成28年)
- 3月10日 特定地上基幹放送局の免許取得[6]
- 3月12日 試験放送として、アンダーワールドの渋谷における限定ライブを独占生中継[7]
- 拡声スピーカーを使わず、聴衆が電波によるワイヤレスヘッドホンのみでライブを鑑賞するという、異色の試みであった。
- 4月1日 午前8時に放送開始
- 4月25日 アプリをリリース[4]
2017年(平成29年)
- 4月1日 開局一周年記念に渋谷ハチ公前広場にて8時間にわたる公開生放送を開催
- 謎の人物とされていた「さくらがおか学長」が福山雅治であることが公表され、福山からの要望でプログラムの表記も「学長:福山雅治」に改定された[9]。
2020年(令和2年)
- 7月1日 運営体制を変更
- 理事長にシブヤ経済新聞(株式会社花形商品研究所)の西樹が就任。開局時より理事長を務めた箭内道彦は名誉局長として引き続き助言を行う[10]。
2021年(令和3年)
渋谷のラジオ
パーソナリティ
第一弾パーソナリティとしては谷村新司・野宮真貴・指原莉乃・奈良美智・樹木希林・高須光聖らが務めた。番組を「部活」、パーソナリティを「センパイ」と呼び、番組は原則として全て「渋谷◯◯部」のようなバーチャル部活の形式をとっていた[1]。
主な番組
現在(2020年8月)
- 渋谷のラジオの渋谷系(月曜 17:00 - 19:00)
- 渋谷のナイト(月 - 木曜 19:05 - 21:50) - 木曜は第2週を除き再放送
- 渋谷のラジオの学校(月 - 木曜 22:00 - 翌0:00)
- 渋谷の星(火曜 11:10 - 11:55)
- 渋谷の田中宏和(火曜 12:00 - 13:00)
- 渋谷のほんだな(金曜 12:00 - 13:00)
- 渋谷のザ・ベストテン 愛称"shibuten"(水曜 12:00 - 12:55)[14]
- 渋谷のゲゲゲイ(第3土曜 19:05 - 20:00)[15]
- 福山雅治と荘口彰久の「地底人ラジオ」(土曜 22:00 - 23:30)[16]
- 渋ラジ教習所(日曜 10:00 - 11:00)
- 渋谷のさしこ(毎月最終日曜 17:30 - 18:00)
終了番組
- 渋谷でダルいときない?(水曜 14:00 - 14:50)[17]
- 渋ラジっこあつまれ(火曜 17:00 - 18:00)
- 渋谷のトランジスタラジオ(金曜 21:30 - 翌0:00)
- 渋谷で田中直樹が(毎月最終土曜 19:05 - 20:00)[18]
- 渋谷で旅ママ×最先端テクノロジー(日曜 10:00 - 10:55)[19]
- 渋谷を元気にするラジオ(金曜 19:05 - 19:50)
ラジ公
ハチ公をモデルとした公式キャラクター[20]。
デザインは寄藤文平[3]。
脚注
- ^ a b c パーソナリティに谷村新司氏・野宮真貴氏ら決定! (PDF) 渋谷のラジオ プレスリリース 2015年12月3日
- ^ a b 福山雅治、亀田誠治がサポート!箭内道彦が「渋谷のラジオ」来春開局 音楽ナタリー 2015年11月25日
- ^ a b コミュニティーFM「渋谷のラジオ」、来春開局へ 福山雅治さんらが出資 シブヤ経済新聞 2015年11月25日
- ^ a b 渋谷のラジオ公式アプリリリース (PDF) 渋谷のラジオ プレスリリース 2016年4月25日
- ^ AbemaTV「ラジオチャンネル」開設が決定 エリアフリーでJ-WAVE、AIR-G’など全8局の番組を無料で放送 - AbemaTIMES・2017年11月17日
- ^ 取得日は、無線局等情報検索 平成28年10月22日現在(総務省電波利用ホームページ(Internet Archiveのアーカイブ:2016年11月23日収集))による。
- ^ 世界的アーティスト「Underworld」との世紀のコラボレーション! 本放送開始前の特別編成第一弾として2016年3月12日(土)放送。 (PDF) 渋谷のラジオ プレスリリース 2016年2月17日
- ^ 渋谷のラジオが挑む新しい街作り ダイヤモンドオンライン 2016年5月14日
- ^ 渋谷のラジオ一周年イベントにて告白 シブヤ経済新聞 2017年4月1日
- ^ 渋⾕のラジオ「第⼆幕」へ、新体制がスタートします 渋谷のラジオ プレスリリース 2020年6月7日
- ^ “JCBA 日本コミュニティ放送協会”. web.archive.org (2021年10月2日). 2022年4月25日閲覧。
- ^ ウェブからも放送が聴けるようになります! 渋谷のラジオ 2021年9月28日
- ^ https://shiburadi.com/topics/1271 「ラジ公スタジオ」がオープンしました!
- ^ 本日からスタートしました「渋谷のザ・ベストテン」! - note 2019年4月3日更新 2019年4月14日閲覧。
- ^ “東京ゲゲゲイさんはTwitterを使っています ▼ゲゲゲイスタッフよりお知らせ▽東京ゲゲゲイがラジオ番組のレギュラーを務める事になりました”. Twitter. 2021年9月11日閲覧。
- ^ “福山雅治と荘口彰久の「地底人ラジオ」”. 福山雅治と荘口彰久の「地底人ラジオ」. 2021年9月11日閲覧。
- ^ 人生ちょっとだけハミダシちゃった人から学ぶ「 〇〇ってダルい #ときない ?」『ハミダシミッケ』渋谷のラジオ にて番組化決定! - PRTIMES 2019年3月28日更新 2019年4月14日閲覧。
- ^ 渋谷で田中直樹が#1 - note 2018年11月24日更新 2019年4月14日閲覧。
- ^ 旅作家の歩りえこが、4月7日より、渋谷のラジオ「渋谷で旅ママ×最先端テクノロジー」(日)10:00~10:55 レギュラー番組がスタートします! - PRTIMES 2019年4月4日更新 2019年4月14日閲覧。
- ^ “公式キャラクター「ラジ公」を起用したロゴ”. シブヤ経済新聞. (2015年11月25日). https://www.shibukei.com/photoflash/4617/
関連項目
外部リンク