中央エフエム株式会社(ちゅうおうエフエム)は、東京都中央区、千代田区、港区、江東区の各一部地域を放送対象地域 [1]として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。
Radio Cityの愛称でコミュニティ放送をしている。
1998年(平成10年)開局。
コンセプトは『地域とヒトに密着した、美しく正しい日本語とこだわりの音楽の大人のラジオ』。 従前の愛称はGinzaRADIOCITYであった。
映画やCMのプロデューサーの泉真躬が中心となり、区内の企業などが出資した株式会社を設立し初代代表取締役社長に就任した。
2011年(平成23年)から2022年(令和4年)まで代表取締役社長を務めた株式会社クラッセ[2]代表でもある小松和也が、出資比率からマスメディア集中排除原則にいう支配関係[1]にある。
開局当初の本社・演奏所(スタジオ)は日本橋茅場町の第2井上ビル[3] に、送信所が銀座(J-POWER本社ビル)にあった。
放送局(現・特定地上基幹放送局)の呼出符号はJOZZ3AX-FM、呼出名称はちゅうおうエフエム、周波数84.0MHz、空中線電力は10Wで放送区域は中央区の一部地域[4]。
2013年(平成25年)に、本社・スタジオは日本橋茅場町から京橋の東京スクエアガーデンに、送信所は歌舞伎座タワーに移転した。
インターネット配信は、2012年(平成24年)にSimulRadioにより開始したが、2024年(令和6年)にJCBAインターネットサイマルラジオに変更した。
Lアラートを自動読み上げするシステム「ラジアラート」をサイエンスインパクト[6]と共に開発、2016年(平成28年)より運用開始した。
中央区とは「災害・防災情報等の放送に関する協定」[7] を締結している。
1996年(平成8年)
1998年(平成10年)
2000年(平成12年)
2011年(平成23年)
2012年(平成24年)
2013年(平成25年)
2015年(平成27年)
2016年(平成28年)
2024年(令和6年)
2024年(令和6年)10月現在
中央区は、2011年(平成23年)11月より区民を対象に緊急告知ラジオの有償頒布[18]をしている。 #沿革にある通り、当初は中央エフエムでも販売の受付けをしていたが家庭向けは2013年(平成25年)11月に、事業所向けは2015年(平成27年)3月末で終了した。
中央エフエム以外のFM放送・AM放送(NHK-FM放送、NHK第1放送、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)も受信できる[19]。
2022年(令和4年)より緊急告知ラジオは280MHz帯を使用する新型が導入され、旧型機の頒布も終了したが、継続して利用は可能で新型機と交換もできる[20]。