BSスカパー!は、スカパーJSATが提供していたテレビ放送チャンネル。
番組供給(実運営)はスカパー・エンターテイメント(SPET)が担当しており、SPETがスカパー!の衛星基幹放送事業者およびスカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者として放送を行っていた。[要出典]
スカパー!契約者は全員視聴可能のチャンネルとなっていた[1](一部の番組を除く)。ケーブルテレビにおけるコミュニティチャンネルに相当。[要出典]
2011年7月24日に放送終了のBSアナログ放送(BS-5・7・11ch)、および2000年に日本に対して割り当てられた帯域がBSデジタル放送に使用されることになり、2009年3月、マルチチャンネルエンターテイメント(現・SPET)も「スカチャン804」のハイビジョン化名目で総務省に申請[2]した所、2009年6月17日に総務省より委託放送事業者(現・衛星基幹放送事業者)の認定を受けた[3]。
2011年6月24日、スカパーJSATが旧・スカパー!e2(現・スカパー!)のプラットフォームで放送開始予定のBSデジタル放送のチャンネルを発表[4]。チャンネル名称は「BSスカパー!」、放送開始が2011年10月1日に決定した。8月22日、編成内容の概略が発表され、本チャンネルのキャッチコピー『スカパー!の楽しさを、もっとみんなに。』が表すように「スカパー!e2へのきっかけとなるチャンネル」と位置づけられ、CS放送各事業者の人気番組にBSスカパー!オリジナル番組も放送されることになった[5]。9月21日に編成が発表された[6]。
スカパー!(旧・スカパー!e2)以外でも一部の番組を除き、スカパー!プレミアムサービス(旧・スカパー!HD)のハイビジョン(HD)Ch.585と標準画質Ch.185の「スカチャン5」(Ch.185は2014年5月31日放送終了)にて当チャンネルのサイマル放送を行う(BSスカパー!と異なり、「ブレイクタイム」になって放送されない番組などもある)。なお、2014年10月1日に「スカチャン5」のチャンネル名が「BSスカパー!」に変更され、正式なサイマル放送に移行した。2017年2月1日より、スカパー!プレミアムサービスでのチャンネル番号がCh.585からCh.579に変更された(Ch.585は「スカチャン5」に名称が戻された)。[要出典]
2016年12月1日にスカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者が、同プラットフォームの全テレビチャンネル一斉にスカパー・ブロードキャスティングからSPETに変更。これに伴い実運営もSPETに一本化される。[要出典]
また、スカパーJSATが直営する有線一般放送(光放送)のスカパー!プレミアムサービス光(旧・スカパー!光)の地上デジタル自主放送でも一部時間帯にて無料サイマル放送を行っている。[要出典]
スカパー!全体でのイメージキャラクターはゆるキャラのような「スカッピー」が用いられているが、BSスカパー!では2014年10月頃から独自にチャンネルのイメージキャラクターに「Bスカッピー」が用いられている[7]。黒を基調としたいわゆる「ちょいワル」キャラ。Bスカッピーが起用され始めた時期から視聴年齢制限がある番組(いわゆる低俗番組)が増加する傾向が続いている。
2020年12月24日、BSデジタル放送(スカパー!)に割り当てられているスロットが16スロットから12スロットに縮減。[要出典]
2022年4月28日、SNSや動画配信サービスの普及により、「ショーウィンドー的な役割を果たした」として、同年10月31日で閉局することを発表した[8]。閉局時点で放送されているオリジナル番組については一部を除き、同じくスカパーJSATが運営しているスポーツライブ+に移した上で放映を継続するとしている[9]。なお、閉局に伴い、本チャンネルの帯域を総務省に返上するため、既に空いている8スロットと合わせて空くことになるBS-11chの20スロットの再利用について、総務省は4K放送を行う事業者に空きスロットを割り当てる方針であることを2022年8月に示している[10]。
2022年10月31日、23時50分で放送を終了し、閉局した。データ放送は別の衛星基幹放送事業者が継続、Ch.849に変更された。[要出典]
視聴にかかる料金は無料だが、視聴するためには下記の条件を満たす必要があった。[要出典]
これらの条件を満たしていない場合は、未契約であるという内容の字幕がチューナーを通して表示され、データ放送の「スカパー!ガイド」(ch840)に誘導する案内表示が出る。ケーブルテレビ局では、それに対応していない場合データ放送も受信できない場合がある。
なお「スカパー!無料の日」(旧:スカパー!e2大解放デー)当日、またはEPGに四角枠で「無」と表記されている無料放送番組については、視聴環境さえ整っていればチャンネルを合わせるだけで視聴可能である。
特記以外はBSスカパー!では契約者特典放送だった番組。
バラエティ番組では吉本興業所属の芸人やタレントが番組で起用される事が多い。
また、地上波と違い局アナがいないため、以前はキャスターやアシスタントにセント・フォース所属の女性キャスターが起用される事が多く、『日替わりセントフォース』や『拡散希望!セントフォース』などの番組も過去に放送されていた。
○印の番組はBSスカパー!開局以前からスカチャンで放送されていた番組(改題含む)。
漫画原作の人気作品が実写化されたものが多い。
スカサカ!で放送された試合中継、オリジナル番組の一部がスカサカ!放送の数日後に放送されていた。スカサカ!と違い、「スカパー!サッカーセット」の契約がなくても視聴できた。
スカチャン同様、番組毎にコピー可/コピーワンスが異なっていた(スカパーのほとんどのチャンネルはコピーワンスのみ)。
かつてBS840ch・841chが割り当てられていた。840chでは「スカパー!ガイド」を放送していたが、841chは最後まで未使用だった。 このうち840chでは別の放送事業者が継続し、849chに移して『スカパー!ガイド』を放送している。
フレッツ・テレビやスカパー!プレミアムサービス光対応マンションではチャンネル「スカパー!ナビ」が無料で視聴可能[23]だった。
「スカパー!ナビ」のうちの「スカパー!ナビ1」で12時から21時までBSスカパー!が放送されていた。
「スカパー!ナビ」はスカパー!契約者でなくても視聴可能の為、BSスカパー!においての目玉番組として扱われているオリジナル番組は21時以降の放送が多い傾向になっていた。
本チャンネルはスカパー!への入門チャンネルとの位置づけであったことから、スカパー!が使用するBS・110度CS衛星放送の受信機器(主にBD(DVD)レコーダーや液晶(プラズマ)テレビ)での直接受信を前提としており、ケーブルテレビでの配信は僅少であった。多くは受信装置でBS241chを合せても「このチャンネルはありません」と表示されるのみであった。配信していた局は主にスカパー!をパススルー方式で配信していた局(BSデジタル放送のパススルーを行っている局の一部を含む)であり、視聴手続きもケーブルテレビ局ではなく、直接受信の場合と同様にスカパー!に行い、B-CASカードで暗号解除を行い視聴した(つまりケーブルテレビ局の多チャンネルサービスとしてではなく、BSデジタルのパススルーサービスとして受信・視聴した)。
太字はスカパー!(旧:スカパー!e2)で供給されていたチャンネル
スカパーJSATホールディングス
スカパーJSAT
スカパーJSAT(JSAT | 宇宙通信)