「APPLE VINEGAR -Music Award-」(アップルビネガー ミュージックアワード)は2018年に設立された日本の音楽賞。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマンである後藤正文によって、後進ミュージシャンの育成を目的に設立された。開催年にリリースされた新人ミュージシャンの音楽アルバム、特にポップ・ミュージックの作品が選考対象となる。
沿革
- 「APPLE VINEGAR -Music Award-」はASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマンを務めるミュージシャンの後藤正文によって立ち上げられた。選考対象はミュージシャンのキャリア初期のアルバム作品に限定されている。賞のシステムは芥川賞を始めとする文学新人賞を参考に、ファーストアルバム、アルバムの形態の限定など明確な基準は設けられなかった。
結果
第1回(2018年)
- 第1回は2017年にリリースされたアルバムを対象に10作品がノミネートされた[1][2]。大賞作品に対する賞金は事前に告知された10万円に加えて、坂本龍一、トライバルメディアハウス、モダンエイジの協賛によって40万円まで増額された。作品の選考は賞の発起人である後藤正文、片寄明人、日高央、福岡晃子が務めた。2018年3月22日に受賞結果が発表、JJJの2枚目のアルバムである『HIKARI』が大賞に選ばれた[3]。
第2回(2019年)
- 昨年より規模は拡大し、12作品がノミネート[4]。大賞賞金も協賛企業の増加によって120万円まで増額された。審査員は前回も携わった後藤、日高、福岡に加えCharaが参加した。大賞は中村佳穂の2枚目のオリジナル・アルバム『AINOU』に決定、KID FRESINOの『ài qíng』、折坂悠太の『平成』、GEZANの『Silence Will Speak』の3作品に特別賞が贈られた[5]。
第3回(2020年)
- 2019年リリースの作品を対象に選考され、10作品がノミネートされた。大賞賞金は後藤、坂本龍一、亀田誠治、企業5社の協賛によって123万円が用意された。審査員は後藤、日高、福岡に加えてディスクジョッキーのLicaxxx、タレントの三原勇希が務める。
第4回(2021年)
- 2020年リリースの作品を対象に選考され、10作品がノミネートされた。審査員は前年と同じく後藤、日高、福岡、三原、Licaxxxが務めた。
第5回(2022年)
- 2021年に発表されたアルバムを対象とし、12作品がノミネート。審査員は前回の5人に音楽雑誌「MUSICA」編集長の有泉智子を加えた6人。
第6回(2023年)
- 2022年に発表されたアルバムを対象とし、12作品がノミネート。審査員は後藤正文、accobin 、三原勇希、 Licaxxx、有泉智子に加えドラマー、プロデューサーのmabanuaの6名。
第6回(2024年)
- 2023年に発表されたアルバムを対象とし、12作品がノミネート。審査員は後藤正文、accobin 、三原勇希、 Licaxxx、有泉智子とプロデューサー、作曲家、編曲家の蔦谷好位置の6名。
脚注
注釈
出典
外部リンク