1963年メキシコグランプリ (1963 Mexican Grand Prix) は、1963年のF1世界選手権第9戦として、1963年10月27日にシウダ・デポルティーバ・マグダレナ・ミクスカで開催された。
レース概要
2回目の開催となるメキシコGPが、初めてF1世界選手権の一戦に組み込まれた。
ジム・クラークがポールポジションからレースを支配した。予選では2位のジョン・サーティースに1.7秒差と圧倒した。決勝でも予選タイムより0.7秒速いラップタイムでファステストラップを記録、4位以下を周回遅れにして圧勝し、シーズン6勝目を挙げた[1]。また、全周回でトップを走り、グランドスラムを達成している。フェラーリ・156「アエロ」を走らせたサーティースはスタートからトラブルに見舞われ、フロントサスペンションが壊れてピットインを強いられ、ピットで調べた後もスタートできず、仕方なく後ろから押してスタートさせようとしたが、進行係に止められ失格となった[2]。
本レースでF1デビューを果たした地元出身のモイセス・ソラーナは、カーナンバー「13」で出走した。パストール・マルドナドが2014年にドライバーの固定カーナンバー制度が導入された際に「13」を選択するまで、F1世界選手権でカーナンバー「13」が出走した唯一のレースであった[3][4]。
エントリーリスト
- 追記
結果
予選
- 追記
決勝
- ラップリーダー[11]
第9戦終了時点のランキング
- ドライバーズ・チャンピオンシップ
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- コンストラクターズ・チャンピオンシップ
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- 注: トップ5のみ表示。ベスト6戦のみがカウントされる。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。
脚注
参照文献
外部リンク