逆十字絞(ぎゃくじゅうじじめ)は、柔道の絞技12本の1つである。講道館、国際柔道連盟(IJF)における正式名。IJF略号GJJ。
十字絞の一種である。腕を十字にして、両手の4本指が相手の上衣の中になる様に、相手の両襟を掴んで、相手の頸部を絞める技。基本形は縦四方固から絞めるがバリエーションはいくつかある。
横十字絞(よこじゅうじじめ)は横からの逆十字絞。縦四方固から逆十字絞の基本形を仕掛けていたら、受が逃れようと受の右に倒して来たら抵抗せず左膝をスライドさせ左に倒れ受と横倒しのまま正対し、右脚と左脚を組んで受を胴絞にとらえる。逆十字絞を絞め続け極める[3]。
小室宏二は自著『柔道 固技教本』でガードポジションから相手の片腕を抱える腋固の片閂(かたかんぬき)から4本指が相手の上衣の中で襟を持ち、もう一方の手で相手の頚動脈を逆手で襟を持ち拳または襟で絞める片羽絞にも似た逆十字絞を紹介している[4]。正拳部で絞める片閂からの突込絞と組み方はほとんど同じでこちらは正拳部では絞めない。1959年の書籍『柔道十講』は片十字絞に分類している[5]。
柔道の決技(きまりわざ)
背負投 - 一本背負投 - 背負落 - 体落 - 肩車 - 掬投 - 帯落 - 浮落 - 隅落 - 山嵐 - 帯取返 - 双手刈 - 朽木倒 - 踵返 - 内股すかし - 小内返
浮腰 - 大腰 - 腰車 - 釣込腰 - 袖釣込腰 - 払腰 - 釣腰 - 跳腰 - 移腰 - 後腰
出足払 - 膝車 - 支釣込足 - 大外刈 - 大内刈 - 小外刈 - 小内刈 - 送足払 - 内股 - 小外掛 - 足車 - 払釣込足 - 大車 - 大外車 - 大外落 - 燕返 - 大外返 - 大内返 - 跳腰返 - 払腰返 - 内股返
巴投 - 隅返 - 引込返 - 俵返 - 裏投
横落 - 谷落 - 跳巻込 - 外巻込 - 内巻込 - 浮技 - 横分 - 横車 - 横掛 - 抱分 - 大外巻込 - 内股巻込 - 払巻込 - 小内巻込 - 蟹挟*[要出典] - 河津掛*
袈裟固 - 崩袈裟固 - 後袈裟固 - 肩固 - 上四方固 - 崩上四方固 - 横四方固 - 縦四方固 - 浮固 - 裏固
並十字絞 - 逆十字絞 - 片十字絞 - 裸絞 - 送襟絞 - 片羽絞 - 片手絞 - 両手絞 - 袖車絞 - 突込絞 - 三角絞 - 胴絞*
腕緘 - 腕挫十字固 - 腕挫腕固 - 腕挫膝固 - 腕挫腋固 - 腕挫腹固 - 腕挫脚固 - 腕挫手固 - 腕挫三角固 - 足緘*
*は禁止技
その他の技
抱上 - 小手挫 - 小手返 - 首挫 - 逆指 - 足挫 - 足詰 - 足取緘
この項目は、柔道に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P柔道/PJ柔道)。