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この項目では、東日本旅客鉄道の駅について説明しています。
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豊栄駅(とよさかえき)は、新潟県新潟市北区白新町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)白新線の駅である[1]。
概要
新潟市北区中心地、旧豊栄市の中心にある。
特急「いなほ」を始め、全旅客列車が停車する(一部臨時列車を除く)。また普通列車は1時間に新潟駅 - 当駅間で3本、昼間当駅 - 新発田駅間で1本程度の運転となっている。
歴史
橋上駅舎への改築
当駅は市街地側に面した南側を出入口として来たが、1970年代から駅北側の宅地開発が急速に進捗したことから、次第に駅南北の往来に支障を来たし始めた。駅東側には線路南北をアンダーパスする市道が通っていたが、高さ・幅員共小さく、次第に増加する通行量を処理し切れなくなったことから、1991年(平成3年)に歩道を併設したアンダーパスが新たに開通した。また駅周辺には踏切が元々少なかった上、安全性に問題のある小規模な踏切(特に警報機・遮断機が不備なもの)が次々と廃止されたこともあり、非常に不便であったため、市民からは兼ねてより「北口を開設してほしい」という意見が数多く寄せられていた。また当駅の駅舎自体も、開業時のものを幾度か改修しながら使用し続けていたが、築半世紀を越えて老朽化が著しい上、全体的に狭隘であったため、近年の乗降客増加に対応し切れない状況が続いていた。
このため旧豊栄市とJR東日本は、駅舎を自由通路を内包する橋上駅舎として改築することを決定[17]。2004年(平成16年)秋から改築工事に着手、2006年(平成18年)3月25日にオープンした[14]。現駅舎はエレベーター、エスカレーター、多機能トイレなどを備えた、バリアフリーを考慮した構造に設計されている。駅内の自由通路は自転車も通行出来る他、新潟市の第三セクターが運営するコンビニエンスストアも設けられている。駅舎完成後、南北双方の駅前広場が整備された。
駅構造
自由通路を併設した橋上駅舎を有する地上駅[1]。単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の計2面3線のホームがある[1]。
新潟駅管理の業務委託駅(JR東日本新潟シティクリエイト(JENIC)受託)。2018年6月末までは単駅管理の直営駅だったが、運転管理業務のない駅構造のため委託駅として選定された。
改札口には自動改札機が3通路設置されており、全通路でSuica等のICカードが利用出来る。有人改札横には、みどりの窓口と多機能券売機1台・指定席券売機1台がそれぞれある。改札口周辺には、コンビニエンスストア(ヤマザキショップ豊栄駅店、新潟市等による第三セクター「まちづくり豊栄」運営。Suicaショッピングサービス利用可)、自動販売機、待合室(改札内)等がある。
コンビニエンスストアでは冬季を除き無料レンタサイクル取扱が行われている[18]。
バリアフリー対策として、改札口正面には音声案内装置や触地図を備えた周辺地図が設けられている。
南口・北口のエントランス部と両ホームにはエレベーターとエスカレータ、誘導チャイムが設置されている。南口・北口共エントランス部は階段と上下エスカレータ(自動運転方式)が並行して設けられている。
また改札内には、オストメイトに対応した多機能トイレが設けられている。改札外のトイレは南口駅前(送迎用駐車場・駐輪場そば)と北口1階(多機能トイレあり)に設けられている。
白新線単線区間の駅構内は全駅1線スルー方式となっており、貨物列車等の通過列車は1番線を使用する。
また、ホーム有効長は1・2番線が10両まで、3番線が4両までの対応となっている。
のりば
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旧駅舎(2004年8月)
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自由通路内(2019年5月)
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コンビニ(2006年3月)
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無料レンタサイクル(2020年5月)
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改札口(2021年9月)
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ホーム(2021年9月)
利用状況
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は3,197人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移
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年度
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1日平均 乗車人員
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出典
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2000年(平成12年)
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3,285
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[利用客数 2]
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2001年(平成13年)
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3,302
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[利用客数 3]
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2002年(平成14年)
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3,318
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[利用客数 4]
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2003年(平成15年)
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3,250
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[利用客数 5]
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2004年(平成16年)
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3,163
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[利用客数 6]
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2005年(平成17年)
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3,157
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[利用客数 7]
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2006年(平成18年)
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3,160
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[利用客数 8]
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2007年(平成19年)
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3,275
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[利用客数 9]
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2008年(平成20年)
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3,406
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[利用客数 10]
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2009年(平成21年)
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3,461
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[利用客数 11]
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2010年(平成22年)
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3,581
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[利用客数 12]
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2011年(平成23年)
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3,674
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[利用客数 13]
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2012年(平成24年)
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3,725
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[利用客数 14]
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2013年(平成25年)
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3,844
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[利用客数 15]
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2014年(平成26年)
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3,732
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[利用客数 16]
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2015年(平成27年)
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3,761
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[利用客数 17]
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2016年(平成28年)
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3,719
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[利用客数 18]
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2017年(平成29年)
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3,681
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[利用客数 19]
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2018年(平成30年)
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3,678
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[利用客数 20]
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2019年(令和元年)
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3,578
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[利用客数 21]
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2020年(令和02年)
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2,572
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[利用客数 22]
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2021年(令和03年)
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2,639
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[利用客数 23]
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2022年(令和04年)
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2,885
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[利用客数 24]
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2023年(令和05年)
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3,197
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[利用客数 1]
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駅周辺
南口
元々のエントランスである南口側は、北区豊栄地区中心地。駅前は駅開設に合わせた都市計画に伴い造成された[20][21]「白新町」、その奥には旧北蒲原郡葛塚町時代からの旧市街地が広がり、公共施設などが多く立地する。タクシーはロータリー内に終日常駐している。
北口
北口側は主に新興住宅地である。1970年代末期[22]
から開発が始まり、現在も開発が進められている。タクシーは昼間は常駐、早朝・深夜は概ね列車発着前後のみ待機している。
バス路線
2020年4月現在、以下の路線バス・コミュニティバスが運行されており、駅の南北それぞれのロータリー内に停留所が設けられている。いずれも新潟交通グループが運行する路線バスとコミュニティバス「北区区バス」「おらってのバス」が発着する。
南口
バス停名 |
路線名 |
系統番号・行先
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豊栄駅前 (ロータリー内)
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新潟交通 ■ E4 大形線
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E45:新潟駅前・万代シテイ
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新潟交通観光バス 月岡温泉シャトルバス
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【急行】月岡温泉
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新潟交通 イベント臨時バス
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臨時:新潟競馬場 ※中央競馬開催日・場外発売日のみ運行
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豊栄駅南口 (ロータリー内)
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区バス (太郎代浜ルート)
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北01:太郎代浜・北区文化会館 ※土・休日・年末年始は全便運休
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住民バス「おらってのバス」 (葛塚ルート、1.5往復/運行日)
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北51:新崎駅北口・太夫浜上・北区文化会館 ※土・休日・年末年始は全便運休
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新潟交通グループと区バスで停留所名が異なるが、いずれも駅前広場のロータリー西側に設置されている。
北口
バス停名 |
路線名 |
系統番号・行先
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豊栄駅北口 (ロータリー内)
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新潟交通 ■ 芋黒線
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芋黒:新潟医療福祉大学 ※土曜・休日・年末年始は全便運休
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区バス (太郎代浜ルート)
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北01:太郎代浜・北区文化会館 ※土・休日・年末年始は全便運休
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住民バス「おらってのバス」 (葛塚ルート、1.5往復/運行日)
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北51:新崎駅北口・太夫浜上・北区文化会館 ※土・休日・年末年始は全便運休
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この他、新潟医療福祉大学や敬和学園高等学校、南浜病院等周辺諸施設のスクールバスや送迎バスが北口周辺を発着する。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■白新線
- □快速「べにばな」・■快速
- 新潟駅 - 豊栄駅 - 新発田駅
- ■普通
- 早通駅 - 豊栄駅 - 黒山駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ 「くづづか」・「くずづか」・「くづつか」等と誤記されることもあった[4]。
- ^ これは地元からの要望によるものである[7][8][9]。
出典
利用状況
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
豊栄駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク