羽生駅
羽生駅(はにゅうえき)は、埼玉県羽生市南一丁目にある東武鉄道・秩父鉄道の駅である。
東武鉄道の伊勢崎線と、秩父鉄道の秩父本線(秩父線)が乗り入れており、接続駅となっている。
年表
駅構造
橋上駅舎からの駅全景。北西方向(館林駅・行田市駅 方)を望む。右手の複線が東武伊勢崎線、左に大きくカーブしているのが秩父本線の線路である。 手前の車両は停車中の秩父鉄道の車両、右手を走行するのは駅を発車した東武鉄道の車両である。
東西自由通路を兼ねた橋上駅舎を有しており、東武鉄道・秩父鉄道の改札口は別々となっている。以前は、東武鉄道の管轄駅で改札を共用していたが、橋上駅舎完成により2004年(平成16年)10月22日から東武鉄道と秩父鉄道の改札は分離された。東武鉄道・秩父鉄道ともに改札内に男女別の水洗式トイレが設置されている。
東武鉄道
島式ホーム2面4線を有する地上駅。東武ステーションサービスによる業務委託駅である。駅番号はTI 07。
2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正の際に上りホームに待避線(1番線)が新設され、それまで川俣駅で特急「りょうもう」の通過待ちを行っていた列車が、当駅で通過待ちを行う形に変更された。
以前は利根川橋梁を挟んで川俣駅との間が単線区間となっており、当駅折り返しの準急列車が多数設定されていたが、1988年(昭和63年)8月9日のダイヤ改正で上下2往復に減少し、1992年(平成4年)9月21日のダイヤ改正時に当駅 - 川俣駅間が複線化された。これに伴い、当駅折り返しの準急列車は廃止された。ただしダイヤが乱れた場合には、当駅折り返しの列車が設定されることがある。
当駅で接続する秩父鉄道を介して、新製車両の搬入および東上線車両の検査および転配のための回送が行われる。
のりば
東武伊勢崎線改札口(2016年8月)
東武伊勢崎線ホーム(2008年1月)
秩父鉄道
島式ホーム1面2線を有する地上駅。直営駅である。駅番号はCR 01。管理駅でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっている(周辺の駅は熊谷駅が管理)。改札が分離される前は東武鉄道に駅業務を委託していたが、分離後は秩父鉄道の駅員が配置されている。
橋上駅舎化前は、東武鉄道が1番線(上り・単式ホーム)、2番線(待避線・ホームなし)、3・4番線(下り・島式ホーム)、秩父鉄道が5・6番線(島式ホーム)であった。2004年の橋上駅舎完成後は東武の下りホームが2・3番線に、秩父鉄道ホームが4・5番線に改番された。その後、2006年に東武の上りホームを島式1面2線に改良した際、東武のホーム番線を東側から順に1 - 4番線に再度変更したが、秩父鉄道の番線は変更しなかったため、2つの4番線が並ぶ形となった。
駅舎橋上化以前はホーム上に蕎麦屋があった。
駅ナンバリング導入前の駅名標は、JR東日本のものに類似する、当駅のみのオリジナルデザインを使用していた。
2022年3月12日よりPASMOが導入され[6]、同時にICカード専用の自動改札機が設置された[7](ICカード以外の利用客は従来通り駅係員による改札が実施される)。同時に、窓口営業時間が初電 - 終電[8]から6:00 - 21:00 [9]に変更となった。
のりば
秩父本線ホーム(2008年1月)
利用状況
- 東武鉄道 - 2022年度の1日平均乗降人員は11,399人である[東武 1]。
- 秩父鉄道 - 2020年度の1日平均乗車人員は1,562人である[10]。
近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通りである。
年度別一日平均乗降・乗車人員[10][11]
年度
|
東武鉄道
|
秩父鉄道
|
1日平均 乗降人員[12] |
1日平均 乗車人員
|
1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員
|
1998年(平成10年)
|
14,378 |
|
|
|
1999年(平成11年)
|
14,131 |
6,977
|
4,366 |
2,124
|
2000年(平成12年)
|
14,046 |
6,942
|
4,386 |
2,107
|
2001年(平成13年)
|
13,802 |
|
4,339 |
2,080
|
2002年(平成14年)
|
13,800 |
|
4,380 |
2,091
|
2003年(平成15年)
|
13,840 |
6,871
|
4,425 |
2,126
|
2004年(平成16年)
|
13,985 |
6,989
|
4,552 |
2,234
|
2005年(平成17年)
|
13,972 |
7,030
|
4,684 |
2,378
|
2006年(平成18年)
|
14,034 |
7,044
|
4,697 |
2,394
|
2007年(平成19年)
|
14,308 |
7,221
|
4,761 |
2,438
|
2008年(平成20年)
|
14,488 |
7,318
|
4,992 |
2,542
|
2009年(平成21年)
|
14,188 |
7,150
|
4,901 |
2,507
|
2010年(平成22年)
|
14,229 |
7,159
|
4,943 |
2,527
|
2011年(平成23年)
|
14,408 |
7,173
|
4,994 |
2,576
|
2012年(平成24年)
|
14,840 |
7,371
|
5,146 |
2,635
|
2013年(平成25年)
|
14,840 |
7,384
|
5,092 |
2,617
|
2014年(平成26年)
|
14,588 |
7,273
|
5,173 |
2,659
|
2015年(平成27年)
|
14,664 |
7,336
|
5,093 |
2,623
|
2016年(平成28年)
|
14,255 |
7,152
|
5,011 |
2,580
|
2017年(平成29年)
|
14,264 |
7,149
|
4,772 |
2,455
|
2018年(平成30年)
|
[東武 2]14,073 |
7,053
|
4,804 |
2,463
|
2019年(令和元年)
|
[東武 3]13,591 |
6,812
|
4,783 |
2,443
|
2020年(令和02年)
|
[東武 4]9,558 |
-
|
3,037 |
1,562
|
2021年(令和03年)
|
[東武 5]10,589
|
|
|
|
2022年(令和04年)
|
[東武 1]11,399
|
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|
駅周辺
東口
西口
西口(2016年8月)
駅舎橋上化に伴い新たに設置された。橋上化以前は東口へ向かう跨線橋と小規模な広場が設置されていた。
路線バス
乗り場 |
系統 |
主要経由地 |
行先 |
運行事業者 |
備考
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羽生駅西口 |
HN01 - HN07 |
羽生総合病院・埼玉純真短期大学 |
イオンモール羽生 |
朝日自動車 |
|
川俣・新郷ルート |
下新郷北・新郷駅・本川俣・羽生駅東口 |
市役所 |
あい・あいバス |
平日運行
|
栄町
|
須影・岩瀬ルート |
下新城中・南羽生駅・文化ホール・羽生駅東口
|
宮田団地入口
|
羽生駅東口 |
川俣・新郷ルート |
本川俣・別所・新郷駅・羽生駅西口
|
須影・岩瀬ルート |
文化ホール・南羽生駅・下新城中・羽生駅西口
|
手子林・三田ヶ谷ルート |
北袋集会所・南羽生駅・三田ヶ谷2区・羽生駅東口
|
北袋・三田ヶ谷2区・南羽生駅・羽生駅東口
|
井泉・村君ルート |
中央公園入口・井泉公民館前・スカイスポーツ公園・羽生駅東口
|
稲子集会場・スカイスポーツ公園・井泉公民館前・羽生駅東口
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かつて運行されていた平成エンタープライズのイオンモール羽生線
かつては東武鉄道による路線バスが運行され、羽生車庫も設置されていたが、いずれも廃止された。また、羽生には戦後間もない時期に東武鉄道によりバス工場が設置されていたことがある。バス運行会社のものとしては当時の日本でも稀な規模で、東武のバス車両について車検や大規模な修繕などを手がけていた。
イオンモール羽生への路線は、2023年12月31日まで平成エンタープライズが運行していた(現在とは経路が一部異なる)。
隣の駅
- 東武鉄道
伊勢崎線
- ■区間急行・■区間準急・■普通
- 南羽生駅 (TI 06) - 羽生駅 (TI 07) - 川俣駅 (TI 08)
- 秩父鉄道
- ■秩父本線
- 急行「秩父路」(土休日のみ)
- 羽生駅(CR 01) - 行田市駅(CR 06)
- 各駅停車
- 羽生駅(CR 01) - 西羽生駅(CR 02)
脚注
注釈
出典
- 東武鉄道の1日平均利用客数
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、 羽生駅に関連するカテゴリがあります。
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