第47回都市対抗野球大会

第47回都市対抗野球大会(だい47かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、1976年7月23日から8月1日まで後楽園球場で開かれた都市対抗野球大会である。

概要

  • 32チームで本大会を開催する予定であったが、四国代表に内定していた松山市伊予銀行が行内の事情で直前に出場辞退した。代替チームを選出する日程的余裕がなかったことから、31チームで本大会が開催された。この後、試験的にチーム数を28チームに減らした第74回大会、記念大会として36チームが出場した第80回大会を除き、本大会出場は32チームで固定されている。
  • 後楽園球場は前年オフシーズンに国内初の人工芝球場となり、今大会も人工芝で行われる初の大会となった。また、各チームにマスコットガールが登場し、大会に花を添えた。
  • 初出場は府中市東芝府中広島市・広島マツダ、松山市・愛媛相互銀行の3チーム。このうち広島マツダはベスト4入りして大会の旋風の目となった。
  • 優勝したのは川崎市日本鋼管。3年前の前回優勝時は打棒の力を見せ付けての優勝だったが、今大会は投手陣の頑張りが目立ち、決勝戦では札幌市北海道拓殖銀行を1-0の僅差で破り、2度目の黒獅子旗を手にした。北海道勢は3年連続で決勝進出し、本格的に北海道5強による切磋琢磨の結果が全国大会で遺憾なく発揮されることとなった。

予選

出場チーム

大会

1回戦

  • 第1試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大丸 1 0 0 0 1 0 0 0 1 3
電電関東 0 1 5 0 3 0 1 2 X 12

勝:丹 敗:岡崎 本:佐藤、中後(以上関東)

  • 第2試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日立製作所 4 0 0 0 1 0 0 2 0 7
九州産交 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

勝:細淵 敗:門倉 本:茂木(日立)

  • 第3試合-延長10回
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
日本生命 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
熊谷組 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1x 2

勝:久保田 敗:岡田

  • 第4試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
住友金属 0 0 0 1 0 0 1 1 0 3
電電東北 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2

勝:高橋 敗:小窪

  • 第5試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
西濃運輸 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
谷村新興 0 0 0 0 0 0 0 2 X 2

勝:林 敗:松田

  • 第6試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
大昭和製紙 0 0 1 0 0 2 1 0 0 4
広島マツダ 0 0 0 0 1 0 0 1 3x 5

勝:角 敗:森永 本:仁井(マツダ)

  • 第7試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
新日本製鐵堺 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
河合楽器 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:中川 敗:根本 本:峯本(堺)

  • 第8試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本石油 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
三菱重工神戸 1 0 3 0 6 0 0 3 X 13

勝:増岡 敗:土居 本:平野(日石)

  • 第9試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
電電信越 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本鋼管福山 1 0 0 3 0 3 0 1 X 8

勝:田村 敗:佐藤公 本:士野(福山)

  • 第10試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東芝府中 3 0 0 0 0 0 0 2 0 5
デュプロ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

勝:野嶋 敗:杉崎

  • 第11試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日産自動車 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
愛媛相互銀行 0 0 1 0 2 0 0 0 X 3

勝:入山 敗:藤田 本:高橋(愛媛)

  • 第12試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本鋼管 0 0 0 0 0 0 2 0 2 4
本田技研鈴鹿 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2

勝:前 敗:名和 本:福崎、樋野(以上鋼管)

  • 第13試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運名古屋 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
電電東京 2 0 0 0 0 1 2 2 X 7

勝:内田 敗:須田

  • 第14試合-延長13回
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
新日本製鐵広畑 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 2 5
大昭和製紙北海道 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 3

勝:藤城 敗:財前 本:日比野、角田、高梨(以上北海道)、藤村(広畑)

  • 第15試合-延長11回
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
日本鉱業佐賀関 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
東京ガス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:萩野 敗:工藤

2回戦

  • 第1試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
北海道拓殖銀行 0 0 0 2 0 1 0 0 2 5
電電関東 0 2 0 0 1 0 0 0 0 3

勝:有沢 敗:中後 本:水谷、古川2(以上拓銀)

  • 第2試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
住友金属 1 2 2 0 0 0 0 0 0 5
日立製作所 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:杉野 敗:細淵

  • 第3試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
谷村新興 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
熊谷組 4 0 3 1 0 2 1 0 X 11

勝:村中 敗:林 本:渡辺淳(熊谷組)、本郷(谷村)

  • 第4試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島マツダ 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2
新日本製鐵堺 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:角 敗:中川 本:角屋(マツダ)

  • 第5試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工神戸 1 0 0 0 0 2 0 0 0 3
日本鋼管福山 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:増岡 敗:田村

  • 第6試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
東芝府中 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
愛媛相互銀行 1 0 0 0 0 1 0 0 X 2

勝:入山 敗:村上

  • 第7試合-延長16回規定により引き分け
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
電電東京 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
日本鋼管 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

本:前川(鋼管)、下町(東京)

  • 第8試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
新日本製鐵広畑 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
日本鉱業佐賀関 2 0 0 0 1 0 0 0 X 3

勝:藤沢 敗:藤城 本:湯野(佐賀関)、藤村(広畑)

  • 第7試合再試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本鋼管 1 0 0 0 0 1 0 3 1 6
電電東京 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2

勝:前 敗:内田 本:福崎(鋼管)、大島(東京)、高尾(鋼管)

準々決勝

  • 第1試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
北海道拓殖銀行 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2
住友金属 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:千藤 敗:高橋

  • 第2試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
熊谷組 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
広島マツダ 0 0 0 0 0 0 0 1 X 1

勝:柴田 敗:久保田

  • 第3試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工神戸 0 0 0 0 1 0 0 2 3 6
愛媛相互銀行 0 0 0 2 3 0 0 0 0 5

勝:瀬川 敗:横松

  • 第4試合-延長12回
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
日本鉱業佐賀関 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 1 3
日本鋼管 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2x 4

勝:太田垣 敗:藤沢 本:樋野(鋼管)

準決勝

  • 第1試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9
北海道拓殖銀行 1 0 0 0 0 4 0 0 0 5
広島マツダ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:有沢 敗:角 本:竹内(拓銀)

  • 第2試合-延長11回
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
日本鋼管 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 3
三菱重工神戸 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2

勝:前 敗:増岡 本:竹下(神戸)、林(鋼管)

決勝

1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本鋼管 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
北海道拓殖銀行 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

勝:前 敗:有沢
(日本鋼管は3年ぶり2回目の優勝)

表彰選手等

表彰 選手 所属チーム(補強選手の本来の所属チーム)
橋戸賞 樋野和寿(三塁手) 日本鋼管
久慈賞 千藤和久(投手) 北海道拓殖銀行
若獅子賞 後藤寿彦(三塁手) 広島マツダ(三菱重工三原
小野賞 日本鋼管チーム
首位打者賞 小林晋哉(外野手)[1] 三菱重工神戸(神戸製鋼
打撃賞 川辺邦好(遊撃手) 三菱重工神戸
  1. ^ 16打数7安打(.438)
表彰 選手 所属チーム(補強選手の本来の所属チーム)
10年連続出場 岡安豊(内野手) 日立製作所
山田智千(外野手)
伊藤友幸(内野手) 熊谷組
内藤博(内野手) 日本鋼管
祖父江伸介(内野手) 西濃運輸
清水正輝(投手) 大丸
応援団コンクール 最優秀賞 北海道拓殖銀行
優秀賞 日本鋼管
敢闘賞 新日本製鐵グループ
特別賞 本田技研鈴鹿
努力賞 熊谷組

関連項目

外部リンク

Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!