第28回秋華賞は、2023年10月15日に京都競馬場で施行された競馬の競走である。リバティアイランドが優勝した[1]。
優勝騎手の川田将雅は15回目の挑戦で初制覇となった。
出走馬の状況
桜花賞勝ち馬で前走の優駿牝馬を制覇し、牝馬三冠に王手をかけたリバティアイランドは、トライアル競走を使わず、本競走に直行で参戦する。また、他3頭も同じローテーションで参戦する。
その他トライアル競走の紫苑ステークス勝ち馬のモリアーナや2着のヒップホップソウル、ローズステークス勝ち馬のマスクトディーヴァ、3着のマラキナイア、並びにクイーンステークス勝ち馬のドゥーラも参戦を決めた。
また、収得賞金で並んでいた、ローズステークス12着のコンクシェル、紫苑ステークス12着のソレイユヴィータ、西海賞1着のピピオラ、釧路湿原特別1着のフェアエールング、WASJ第4戦1着のフェステスバントの5頭が抽選対象となった。4/5の抽選の結果、フェアエールングが除外となり、出走18頭が決定した[2]。
- 中山・2000mで実施[3]。
- 3着以内に優先出走権が与えられる。
※性齢は全て3歳牝馬。
着順
|
競走馬名
|
騎手
|
タイム
|
着差
|
秋華賞への出否
|
1着
|
モリアーナ
|
横山典弘
|
1:58.0
|
|
出走
|
2着
|
ヒップホップソウル
|
横山武史
|
1:58.1
|
1/2
|
出走
|
3着
|
シランケド
|
国分恭介
|
1:58.3
|
1.1/4
|
回避
|
- 阪神・1800mで実施[4]。
- 3着以内に優先出走権が与えられる。
※性齢は全て3歳牝馬。
その他の前哨戦の結果
※性齢は全て3歳牝馬。
※性齢は全て3歳以上牝馬。
着順
|
競走馬名
|
騎手
|
タイム
|
着差
|
秋華賞への出否
|
1着
|
ドゥーラ
|
斎藤新
|
1:46.7
|
|
出走
|
2着
|
ウインピクシス
|
横山武史
|
1:46.9
|
1
|
|
3着
|
コスタボニータ
|
松山弘平
|
1:46.9
|
ハナ
|
|
出走馬・枠順
- 2023年10月15日 第2回京都開催5日目 第11競走
- コース
- 芝 2,000m (Aコース)
- 天気
- 晴、馬場状態: 稍重、発走: 15時40分
※全頭とも性齢は「牝3歳」、斤量は55kg。
レース結果
順位表
※ netkeibaの競馬データベースに基づく。
着順
|
枠番
|
馬番
|
馬名
|
騎手
|
タイム
|
上3F
|
着差 (馬身)
|
1
|
3
|
6
|
リバティアイランド
|
川田将雅
|
2:01.1
|
33.6
|
―
|
2
|
4
|
7
|
マスクトディーヴァ
|
岩田望来
|
2:01.2
|
33.5
|
1
|
3
|
1
|
2
|
ハーパー
|
クリストフ・ルメール
|
2:01.6
|
34.3
|
2.1/2
|
4
|
3
|
5
|
ドゥーラ
|
斎藤新
|
2:01.6
|
34.1
|
ハナ
|
5
|
4
|
8
|
モリアーナ
|
横山典弘
|
2:01.7
|
33.9
|
クビ
|
6
|
2
|
3
|
マラキナイア
|
池添謙一
|
2:01.8
|
34.2
|
1/2
|
7
|
8
|
18
|
エミュー
|
ミルコ・デムーロ
|
2:01.8
|
33.8
|
クビ
|
8
|
2
|
4
|
コナコースト
|
鮫島克駿
|
2:02.1
|
35.0
|
1.1/2
|
9
|
7
|
15
|
ヒップホップソウル
|
横山武史
|
2:02.1
|
34.0
|
アタマ
|
10
|
6
|
12
|
ドゥアイズ
|
西村淳也
|
2:02.1
|
34.4
|
クビ
|
11
|
7
|
13
|
ラヴェル
|
坂井瑠星
|
2:02.2
|
35.0
|
クビ
|
12
|
6
|
11
|
キタウイング
|
江田照男
|
2:02.2
|
34.1
|
クビ
|
13
|
5
|
9
|
ミシシッピテソーロ
|
石川裕紀人
|
2:02.4
|
35.3
|
3/4
|
14
|
8
|
16
|
ピピオラ
|
藤岡康太
|
2:02.4
|
34.7
|
クビ
|
15
|
5
|
10
|
グランベルナデット
|
松山弘平
|
2:02.4
|
34.4
|
クビ
|
16
|
1
|
1
|
フェステスバント
|
酒井学
|
2:02.6
|
35.3
|
1.1/4
|
17
|
8
|
17
|
ソレイユヴィータ
|
武豊
|
2.02.8
|
35.5
|
1.1/4
|
18
|
7
|
14
|
コンクシェル
|
幸英明
|
2:03.0
|
35.0
|
1
|
制裁
- 最後の直線コースで前を走っていたコナコースト騎乗の鮫島克駿が内側へ斜行したため、過怠金3万円が科せられた。(被害馬:フェステスバント)
- 最後の直線コースでモリアーナ騎乗の横山典弘が最後の直線で内側へ斜行したため、過怠金3万円が科せられた。(被害馬:フェステスバント)
- ドゥーラ騎乗の斎藤新は最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について過怠金5万円が科せられた。
- 最後の直線コースでマスクトディーヴァ騎乗の岩田望来は外側に斜行したことについて戒告。(被害馬:エミュー)
データ
1000m通過タイム
|
61.9秒(コナコースト)
|
上がり4ハロン
|
46.3秒
|
上がり3ハロン
|
34.0秒
|
最速上がり3ハロン
|
33.5秒(マスクトディーヴァ)
|
払戻金
|
馬番/枠番
|
人気
|
金額(円)
|
単勝
|
6
|
1
|
110
|
複勝
|
6
|
1
|
100
|
7
|
4
|
230
|
2
|
2
|
170
|
馬単
|
6→7
|
2
|
700
|
馬連
|
6 - 7
|
2
|
560
|
枠連
|
3 - 4
|
1
|
390
|
ワイド
|
6 - 7
|
2
|
310
|
2 - 6
|
1
|
240
|
2 - 7
|
10
|
1,090
|
3連単
|
6→7→2
|
5
|
3,240
|
3連複
|
2 - 6 - 7
|
1
|
1,210
|
エピソード
- 発走のファンファーレは龍谷大学の吹奏楽部が務めた。
- 2020年11月から本年3月まで大規模な改修工事が行われていたため、2021年と2022年は阪神競馬場で本競走が行われていたが、京都競馬場では3年ぶりに行われた。
- 中内田充正調教師は初の秋華賞制覇。
- リバティアイランドは秋華賞を制覇し、史上7頭目の牝馬三冠を達成した。
- レースが施行された2023年10月15日は、川田将雅(38歳)及び父親である川田孝好(67歳、佐賀県競馬組合調教師)の誕生日であり、勝利ジョッキーインタビューで話題が出た際は、「ジョッキー生活20年目にして競馬の神様がくれた最大のプレゼント」とコメントした。
テレビ・ラジオ中継
脚注
注釈
出典