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石田駿
基本情報
国籍	日本
出身地	神奈川県川崎市宮前区
生年月日	1997年5月27日（27歳）
身長; 体重	180 cm; 70 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	NPB / 2020年育成選手ドラフト1位
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	静清高等学校; 九州産業大学; 栃木ゴールデンブレーブス (2020); 東北楽天ゴールデンイーグルス (2021 - 2022); 茨城アストロプラネッツ (2023); 埼玉武蔵ヒートベアーズ (2023 - 2024);
	この表について

石田駿（いしだしゅん、1997年 5月27日 - ）は、神奈川県川崎市宮前区出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

来歴

プロ入り前

小学2年生から野球を始め、中学では軟式のクラブチーム、高津クラブドジャースでプレーした^[1]。

静清高校では、1年秋の新人戦に出場したが^[2]、その後は制球難に苦しみ、公式戦の登板機会が無かった^[1]。制球力向上のため、2年秋に横手投げに投球フォームを変更したが、それでもベンチ外が続いた^[1]。さらに、3年春には右足首を骨折したため、新人戦以降は公式戦の登板が無く卒業した^[1]。

九州産業大学進学後も、同学年の福森耀真や1学年後輩の岩田将貴など投手陣を擁し、石田自身も左肘を骨折したこともあり、公式戦では1度も登板機会が無く4年間を過ごした^[2]。しかし、4年生になるまでは直球の球速は140km/h程度だったが、4年の夏以降に体の使い方を変え、145km/h以上までアップした^[3]。大学卒業後は、知人の紹介でベースボール・チャレンジ・リーグ（ルートインBCリーグ）へ挑戦^[1]。栃木ゴールデンブレーブスに特別合格し、入団した^[4]。背番号は15^[5]。

BCリーグ・栃木時代

2020年、6月26日の茨城アストロプラネッツ戦の8回に、高校1年時以来7年ぶりに公式戦に登板すると、この試合で最速150km/hを記録し、注目された^[3]^{[注 1]}。その後もリリーフの一角として32試合に登板し、31回で39奪三振、防御率3.48を記録した。

2020年10月26日に行われたドラフト会議では、東北楽天ゴールデンイーグルスから育成1位指名を受け、11月12日に支度金200万円、年俸240万円で入団に合意した^[6]。背番号は152。

楽天時代

2021年は、イースタン・リーグで13試合に登板したが、防御率11.12で、支配下登録とはならなかった^[7]。

2022年は、イースタン・リーグで10試合に登板したが、防御率7.00と結果を残せず^[8]、10月19日に、翌年の契約を行わないことが通告された^[9]。

BCリーグ・茨城時代

2022年12月14日、BCリーグの茨城アストロプラネッツへの入団が発表された^[10]。BCリーグへは3年ぶりの復帰となる。シーズン開始前には、アリゾナ州のトラベリングチーム「アジアンブリーズ」に参加する^[11]。2023年、茨城では19試合に登板して1勝2敗の成績だった^[12]。

BCリーグ・埼玉時代

2023年7月25日、同じリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズへの移籍が発表された^[13]^[14]。埼玉では8試合に登板して勝敗は付かなかった^[15]。リーグチャンピオンシップでは2試合に登板し^[16]、うち9月17日の対信濃グランセローズ戦では7回から登板して8回に逆転を許す結果で敗戦投手となった^[17]。グランドチャンピオンシップでも火の国サラマンダーズと対戦した決勝戦に登板した^[18]。

11月15日の12球団合同トライアウトに参加し、2三振1四球の結果だった^[19]。

2024年シーズン終了後の9月25日に、任意引退での退団が発表された^[20]。

選手としての特徴・人物

サイドスローから最速153km/hの速球が武器。変化球はカットボール、カーブ、スプリット、シンカーがある^[1]。

栃木ゴールデンブレーブスの投手コーチ巽真悟は「球威がプロレベル。千賀や石川の球に感じていたが、サイドスローでは似た選手が思い浮かばない」と評する。トレーニングや技術面など巽から教わり、「ここまで成長できたのは巽さんのおかげ」と石田は感謝している^[1]。

憧れの選手は林昌勇で、動画を見て参考にしている^[21]。

詳細情報

独立リーグでの投手成績

年度	球団	登板	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2020	栃木	32	2	0	0	-	1.000	136	31.0	18	0	23	-	6	39	2	13	12	3.48	1.32
2023	茨城	19	1	2	0	0	0.333	90	19.1	18	1	8	-	3	25	3	16	5	2.29	1.32
	埼玉	8	0	0	0	0	0.000	37	7.1	6	0	5	-	4	6	1	4	4	4.91	1.50
	'23計	27	1	2	0	0	0.333	127	26.2	24	1	13	-	7	31	4	20	9	3.04	1.39
2024	埼玉	17	0	1	1	-	0.000	74	15.2	11	0	14	-	3	14	2	33	21	3.28	1.35
通算：3年		76	3	3	1	-	0.500	337	73.1	53	1	50	-	16	84	8	43	28	3.44	1.40

2024年シーズン終了時点。

背番号

15（2020年、2023年 - 2024年）
152（2021年 - 2022年）

登場曲

『Wasted Nights』ONE OK ROCK（2021年 - ）^[22]^[23]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 最速153km/hとする出典もある^[2]。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g “プロ注目、独立Lの153キロ右腕は大学登板ゼロだった　元ドラ1腕のもとで開花”. 西日本スポーツ (2020年10月14日). 2022年1月2日閲覧。
^ ^a ^b ^c “無名の存在からドラフト指名候補に！　BC栃木・石田駿が歩んできた超日陰人生からの完全脱却”. Yahoo!ニュース (2020年9月12日). 2022年1月2日閲覧。
^ ^a ^b “高校1年以来の公式戦で150キロ…独立リーグに現れた“謎のサイドスロー右腕”の正体とは？”. BASEBALL KING (2020年6月29日). 2022年1月2日閲覧。
^ “ルートインBCリーグ指名選手一覧”. ルートインBCリーグ (2019年11月15日). 2022年11月6日閲覧。
^ “2020シーズン新入団選手契約締結のお知らせ”. 栃木ゴールデンブレーブス (2019年12月20日). 2022年11月6日閲覧。
^ “楽天、育成Ｄ１位の石田駿と合意　年俸２４０万”. サンケイスポーツ. (2019年12月20日) 2022年11月6日閲覧。
^ “楽天石田駿240万円「身体づくり優先」江川侑斗230万円「アピールを」”. 日刊スポーツ (2021年11月4日). 2022年6月25日閲覧。
^ “2022年度東北楽天ゴールデンイーグルス個人投手成績（イースタン・リーグ）”. 日本野球機構. 2022年10月19日閲覧。
^ “楽天、12年ドラ1森雄大ら育成4選手に戦力外　29歳の釜元豪は2年連続の通告”. Full-Count. (2022年10月19日) 2022年10月19日閲覧。
^ 新入団選手のお知らせ - 茨城アストロプラネッツ（2022年12月14日）2022年12月14日閲覧。
^ 石田駿『【アジアンブリーズ選手紹介企画】第1弾：石田駿選手』（インタビュー）、アジアンブリーズ、2022年12月30日。2023年2月10日閲覧。
^ 茨城明日と六プラネッツチーム成績 2023公式戦 - 一球速報.com（ラジオボタンを「Pitching」にすると表示される）
^ 選手移籍のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ（2023年7月25日）2023年7月25日閲覧。
^ 移籍入団のお知らせ - 埼玉武蔵ヒートベアーズ（2023年7月25日）2023年7月25日閲覧。
^ 石田駿 - 一球速報.com
^ ルートインBCリーグ2023チャンピオンシップ成績埼玉武蔵ヒートベアーズ - 一球速報.com
^ 埼玉vs信濃ボックススコア 2023/9/17 - 一球速報.com
^ 2023年10月1日火の国サラマンダーズ vs 埼玉武蔵ヒートベアーズ - スポーツナビ
^ “阪神高山俊がマルチ安打　59人が参加　プロ野球12球団合同トライアウト／詳細”. 日刊スポーツ. (2023年11月15日) 2023年11月18日閲覧。
^ 退団選手のお知らせ - 埼玉武蔵ヒートベアーズ（2024年9月25日）2024年9月25日閲覧。
^ “「ＢＣ栃木の林昌勇」石田駿　急成長のサイドスロー”. 日刊スポーツ (2020年10月21日). 2022年1月2日閲覧。
^ 独立リーグに在籍していた2020年も登場曲に使用していた。『SPRIDE（スプライド）特別号栃木ゴールデンブレーブス公式イヤーブック2020』下野新聞社、2020年、p.48頁。 ※絶版
^ “チーム・選手情報選手登場曲”. 東北楽天ゴールデンイーグルスオフィシャルサイト. 2021年4月19日閲覧。

外部リンク

個人年度別成績石田駿 - NPB.jp 日本野球機構
選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)

[6] 最速153km/hとする出典もある^[2]。

[nishinippon20201014-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g “プロ注目、独立Lの153キロ右腕は大学登板ゼロだった　元ドラ1腕のもとで開花”. 西日本スポーツ (2020年10月14日). 2022年1月2日閲覧。

[yahoo20200912-2] “無名の存在からドラフト指名候補に！　BC栃木・石田駿が歩んできた超日陰人生からの完全脱却”. Yahoo!ニュース (2020年9月12日). 2022年1月2日閲覧。

[bbk20200629-3] “高校1年以来の公式戦で150キロ…独立リーグに現れた“謎のサイドスロー右腕”の正体とは？”. BASEBALL KING (2020年6月29日). 2022年1月2日閲覧。

[4] “ルートインBCリーグ指名選手一覧”. ルートインBCリーグ (2019年11月15日). 2022年11月6日閲覧。

[5] “2020シーズン新入団選手契約締結のお知らせ”. 栃木ゴールデンブレーブス (2019年12月20日). 2022年11月6日閲覧。

[7] “楽天、育成Ｄ１位の石田駿と合意　年俸２４０万”. サンケイスポーツ. (2019年12月20日) 2022年11月6日閲覧。

[8] “楽天石田駿240万円「身体づくり優先」江川侑斗230万円「アピールを」”. 日刊スポーツ (2021年11月4日). 2022年6月25日閲覧。

[9] “2022年度東北楽天ゴールデンイーグルス個人投手成績（イースタン・リーグ）”. 日本野球機構. 2022年10月19日閲覧。

[10] “楽天、12年ドラ1森雄大ら育成4選手に戦力外　29歳の釜元豪は2年連続の通告”. Full-Count. (2022年10月19日) 2022年10月19日閲覧。

[11] 新入団選手のお知らせ - 茨城アストロプラネッツ（2022年12月14日）2022年12月14日閲覧。

[12] 石田駿『【アジアンブリーズ選手紹介企画】第1弾：石田駿選手』（インタビュー）、アジアンブリーズ、2022年12月30日。2023年2月10日閲覧。

[13] 茨城明日と六プラネッツチーム成績 2023公式戦 - 一球速報.com（ラジオボタンを「Pitching」にすると表示される）

[14] 選手移籍のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ（2023年7月25日）2023年7月25日閲覧。

[15] 移籍入団のお知らせ - 埼玉武蔵ヒートベアーズ（2023年7月25日）2023年7月25日閲覧。

[16] 石田駿 - 一球速報.com

[17] ルートインBCリーグ2023チャンピオンシップ成績埼玉武蔵ヒートベアーズ - 一球速報.com

[18] 埼玉vs信濃ボックススコア 2023/9/17 - 一球速報.com

[19] 2023年10月1日火の国サラマンダーズ vs 埼玉武蔵ヒートベアーズ - スポーツナビ

[20] “阪神高山俊がマルチ安打　59人が参加　プロ野球12球団合同トライアウト／詳細”. 日刊スポーツ. (2023年11月15日) 2023年11月18日閲覧。

[21] 退団選手のお知らせ - 埼玉武蔵ヒートベアーズ（2024年9月25日）2024年9月25日閲覧。

[22] “「ＢＣ栃木の林昌勇」石田駿　急成長のサイドスロー”. 日刊スポーツ (2020年10月21日). 2022年1月2日閲覧。

[23] 独立リーグに在籍していた2020年も登場曲に使用していた。『SPRIDE（スプライド）特別号栃木ゴールデンブレーブス公式イヤーブック2020』下野新聞社、2020年、p.48頁。 ※絶版

[24] “チーム・選手情報選手登場曲”. 東北楽天ゴールデンイーグルスオフィシャルサイト. 2021年4月19日閲覧。

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石田駿

来歴