睦合村(むつあいむら)は、福島県伊達郡に存在した村である。1955年1月1日、桑折町,伊達崎村,半田村と合併して新しい桑折町となったため廃止した。
成立
1889年(明治22年)8月、町村制の施行により松原村(1876年〔明治9年〕6月11日、牛沢村を編入合併)、成田村、万正寺村、平沢村の四箇村をもって成立。なお、明治政府による市制・町村制の施行は同年の4月1日であり、桑折町史による記述が正しければそれより4箇月遅れての成立となる。
「睦合」の由来
もともとこの地区に「睦合」という地名は存在しなかった。成立当時の伊達郡長高木秀明が「末永く睦み合う里」という願いをこめて「睦合」という名を提案、命名された。
正岡子規と松原中の茶屋
1893年7月27日、旅行中の正岡子規が飯坂温泉より桑折駅に向かって当時出来たばかりの新道(飯坂街道)を人力車で向かう途中、松原の「中の茶屋」(現在の鈴木商店)に立ち寄り1時間ほど休憩した。その様子は子規の紀行文『はて知らずの記』に記されている。
歴代村長
睦合村『郷土史』により作成。
出身有名人
参考文献
関連項目