玉津浦駅(たまつうらえき)は、かつて愛知県碧南市塩浜町3丁目にあった名古屋鉄道三河線の駅(廃駅)である。
片面ホーム1面1線の停留場であった。晩年はホームに上屋はなかった。かつて当駅付近より貨物線(大浜臨港線運送の専用線)が伸びていた。
玉津浦駅から字大水落(現・岬町2丁目)まで伸びていた貨物側線は「大浜臨港線運送」が所有する専用線であり、大浜口支線と同じく衣浦港船運と鉄道とを中継するために建設された(大浜口支線が堀川で接続したのに対し、当側線は蜆川で接続した)。この側線には特別な名前も無く、一方で碧南駅 - 玉津浦駅間にあった大浜口支線の別称「大浜臨港線」が会社名と被っていた事もあり、両者は混同されやすい[2]。
大浜口支線と異なり戦後まで存続し、玉津浦海水浴場への臨時輸送として旅客電車が走った事もあったが、伊勢湾台風の被災により1959年(昭和34年)12月3日に廃止された[2]。廃止後、分岐点から駅裏までの0.1 km区間が大浜三鱗の専用線として1968年(昭和43年)4月1日まで使用された[3]。
2004年廃止区間 : 西中金 - 三河広瀬 - 枝下 - 三河御船 - 猿投猿投 - 平戸橋 - 越戸 - 梅坪 - 豊田市 - 上挙母 - 土橋 - 竹村 - 若林 - 三河八橋 - 三河知立 - 知立 - 重原 - 刈谷 - 刈谷市 - 小垣江 - 吉浜 - 三河高浜 - 高浜港 - 北新川 - 新川町 - 碧南中央 - 碧南2004年廃止区間 : 碧南 - 玉津浦 - 棚尾 - 三河旭 - 中畑 - 三河平坂 - 三河楠 - 寺津 - 西一色 - 三河一色 - 松木島 - 吉良吉田