渡辺 太(わたなべ ふとし、1988年7月25日 - )は、日本の競技麻雀のプロ雀士。埼玉県さいたま市出身[1]。
最高位戦日本プロ麻雀協会およびMリーグ・赤坂ドリブンズ所属。オンライン麻雀において、「太くないお」「ないおトン」などのハンドルネームで活動している。
5歳頃に家族麻雀を通じて麻雀を覚えた[2]。
2007年、東京大学理科I類に現役合格するが、医師の道を志して休学。北海道にある某大学の医学部合格後に東京大学を中退した。医師免許を取得後、北海道の病院で内科の勤務医をしていた[2]。
2009年からオンライン麻雀『天鳳』で活動[3]。2014年、「太くないお」のハンドルネームで最高位段位である天鳳位に到達し、5代目の4人打ち(4麻)天鳳位となる。
2019年、「藤井聡太」(藤井聡ふと)のハンドルネームで14代目の3人打ち(3麻)天鳳位となる[4]。2020年には同一IDで16代目4人打ち(4麻)天鳳位となり、初の「同一IDでの3麻+4麻天鳳位」を達成する[5]。
オンライン麻雀『雀魂』にて「ないおトン」のハンドルネームで3麻・4麻共に最高位段位である魂天に到達している[6][注釈 1]。2021年に4麻魂天、2022年に3麻魂天に到達。
2023年2月、最高位戦日本プロ麻雀協会48期前期として入会し、プロ雀士に転向[6]。これまでの実績により第48期最高位戦B1リーグへの編入となった。天鳳位経験者がプロに転向するのは石川遼(すずめクレイジー)、朝倉康心 (ASAPIN)、山田独歩(独歩)に続き4人目[7]。
2023年6月30日、Mリーグドラフト会議で赤坂ドリブンズから2巡目全体7番目に指名された[8]。
2023年10月、第48期最高位戦B1リーグの結果、A2リーグに昇級した[9]。同月、 Mリーグでのキャッチフレーズを、自ら考案した「麻雀シンギュラリティ」に決めた[10]。