海部山地(かいふさんち)は四国山地東部に属する赤城尾山を最高峰とする山地である。
概要
四国山地東部にあり、那賀川以南の山地の俗称。高知県境との県境、四ツ足峠から南下し、赤城尾山を経て西又山で直角に東向し、甚吉森を経て東進する。この間、高知との県境をなす[1]。湯桶丸付近で分岐し、一方は県境をなしつつ南下し、盟主を貧田丸とする。主稜はさらに東進し、金瀬・吉野丸・鰻轟山など1,000mを越える山々から阿南市の矢筈山・後世山と高度を落としつつ蒲生田岬まで延びる。徳島県南部全体と関連し阿南市及び海部郡・那賀郡を区域とする[1]。
最高峰は赤城尾山の1,436mで、1,000mを越す山々15座を含む。平野部に近い玉厨子山・後世山・鈴ヶ峰などごく一部の低山以外には、信仰の対象となることもなく、ハイキングや登山にも縁の薄い山が多い[1]。
主な山
脚注
- ^ a b c 『角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603)
関連項目