武川県(ぶせん-けん)は中華人民共和国内モンゴル自治区フフホト市に位置する県。
13の郷と3つの鎮を抱える行政区域である。内蒙古自治区の中部に位置している。武川とはモンゴル語で青い山崖という意味である。県人民政府はフフ・エルグ・バルガス(可可以力更鎮)にある。
武川の歴史は古く大青山郷二道窪村北からは50万年前の旧石器時代の遺跡が発掘されている。北魏によって六鎮の一つである武川鎮が設けられ、北周の宇文覚を初めとする5人の皇帝を輩出している(武川鎮軍閥)。近年ではウランチャブに属していたが、1996年にフフホト市に編入された。
農業はジャガイモなどが特産品として挙げられるが、貧弱で経済発展に向かないが、森林と鉱産資源は豊富。碌碡湾などの既存の観光区の他、経済開放後、李斉溝、淖爾梁などの生態自然保護区や哈達門森林公園が開発された。
行政区画
- バルガス(鎮)
- フフ・エルグ・バルガス(可可以力更鎮)
- ハロール・バルガス(哈楽鎮)
- バローン・オラーンボラグ・バルガス(西烏蘭不浪鎮)
- 郷(シャン)
- ダラン・ハル・オール・シャン(大青山郷)
- ドゥード・トホエ・シャン(上禿亥郷)
- 徳勝溝郷
- 二份子郷
- ハル・ホショー・シャン(哈拉合少郷)
- ホーレ・オール・シャン(耗頼山郷)