バヤンノール市(バヤンノールし、モンゴル語:ᠪᠠᠶᠠᠨᠨᠠᠭᠤᠷ
ᠬᠣᠲᠠ、Bayannaɣur qota、巴彦淖爾市)は中華人民共和国内モンゴル自治区西部に位置する地級市。バヤンノールとはモンゴル語で「豊かな湖」という意味である。
歴史
西漢の元朔二年(紀元前127年)、漢の武帝は匈奴の手から河朔(河套平原)を奪取するために衛青を派して、磴口に朔方城を建て、今のオルドスとバヤンノール盟西南部の地区を治めた。
行政区画
1市轄区・2県・4旗を管轄する。
年表
この節の出典[1][2][3]
陝壩専区(1949年-1950年)
綏西専区
- 1950年11月27日 - 綏西専区が陝壩専区に改称。
陝壩専区(1950年-1954年)
- 1953年9月28日 (4県2旗1鎮)
- 1954年1月28日 - 綏遠省の内モンゴル自治区への編入により、内モンゴル自治区河套行政区となる。
河套行政区
- 1954年10月1日 (4県2旗1鎮)
- 1958年4月21日 - 臨河県・五原県・安北県・狼山県・ダラト後旗・ハンギン後旗・陝壩鎮がバヤンノール盟に編入。
バヤンノール盟
- 1956年4月3日 - 甘粛省の分割により、甘粛省バヤンホト(巴音浩特)・モンゴル族自治州が内モンゴル自治区バヤンノール盟となる。(1市1県2旗)
- 1958年3月10日 - ウランチャブ盟ウラド前旗・ウラド中後連合旗を編入。(1市1県4旗)
- 1958年4月21日 (1市3県6旗)
- 1958年7月5日 - ダラト後旗が五原県に編入。(1市3県5旗)
- 1958年9月5日 - バヤンホト市がアルシャー旗に編入。(3県5旗)
- 1960年1月7日 (1市2県5旗)
- 1960年7月14日 - ウラド前旗が包頭市に編入。(1市2県4旗)
- 1961年4月22日 (1市2県5旗)
- 1961年7月9日 - アルシャー左旗の一部が分立し、ウダ市が発足。(2市2県5旗)
- 1963年11月17日 - 包頭市ウラド前旗を編入。(2市2県6旗)
- 1964年7月20日 - バヤンゴル市が県制施行し、磴口県となる。(1市3県6旗)
- 1965年4月17日 (1市3県6旗)
- アルシャー右旗の一部が甘粛省張掖専区山丹県に編入。
- 甘粛省張掖専区張掖県の一部がアルシャー右旗に編入。
- アルシャー左旗・アルシャー右旗の各一部が甘粛省武威専区民勤県に編入。
- 1969年7月5日 (1市3県3旗)
- アルシャー左旗が寧夏回族自治区に編入。
- アルシャー右旗が甘粛省武威専区に編入。
- エジン旗が甘粛省酒泉専区に編入。
- 1970年10月30日 - ウラド中後連合旗の一部が分立し、チョグ(潮格)旗が発足。(1市3県4旗)
- 1975年8月30日 - ウダ市がイフ・ジョー盟海勃湾市と合併し、地級市の烏海市となる。(3県4旗)
- 1979年5月30日 - 寧夏回族自治区アルシャー左旗、甘粛省武威地区アルシャー右旗、酒泉地区エジン旗を編入。(3県7旗)
- 1979年12月12日 - アルシャー右旗・アルシャー左旗・エジン旗がアルシャー盟に編入。(3県4旗)
- 1981年8月21日 (3県4旗)
- 1984年12月11日 - 臨河県が市制施行し、臨河市となる。(1市2県4旗)
- 2003年12月1日 - バヤンノール盟が地級市のバヤンノール市に昇格。
バヤンノール市
- 2003年12月1日 - バヤンノール盟が地級市のバヤンノール市に昇格。(1区2県4旗)
脚注
外部リンク