ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞第18回監督賞(1998年)『神様、もう少しだけ』第22回監督賞(1999年)『彼女たちの時代』監督賞(2005年)『電車男』監督賞(2006年)『のだめカンタービレ』監督賞(2015年)『デート~恋とはどんなものかしら~』
武内 英樹(たけうち ひでき、1966年10月9日 - )は、日本のテレビドラマの演出家、プロデューサー、映画監督、CMディレクター。千葉県千葉市(現・千葉市美浜区)出身[2]。早稲田大学社会科学部卒業。元フジテレビドラマ制作センター所属。
1966年横浜生まれ。千葉県千葉市で育つ[2]。1990年4月フジテレビジョン入社。同期に長島一由など。河毛俊作、永山耕三、中江功等の下で演出補を数年間担当した。1996年、『みにくいアヒルの子』で初演出。以後、数多くのテレビドラマの演出を手掛ける。
『神様、もう少しだけ』では主演の金城武の「全身から表現される演技を見せたい」(本人談)として引いた形の映像を多用、他にも深田恭子への熱心な演技指導なども評価され、第18回ザテレビジョン ドラマアカデミー賞で監督賞を受賞。
他にも同ドラマでは沖縄県慶良間諸島で撮影を行ったオープニング映像が評価を受け、タイトルバック賞を受賞。この他にも第22回では『彼女たちの時代』でリアリティーがあると言われた映像が評価され2度目の監督賞、第51回では『のだめカンタービレ』で、原作のファンも納得と言われた映像が支持を受け4度目の監督賞(「電車男」でも受賞)、そして同ドラマの最終回でベートーヴェンの交響曲第7番を流した他、心情をクラシック音楽で表現したということが評価され「電車男」に続き2度目の『音楽賞』を受賞した。また世界のドラマの祭典ソウルドラマアワード2007において「のだめカンタービレ」で最優秀監督賞、最優秀音楽監督賞、最優秀作品賞を受賞。最優秀監督賞は日本人初。[3]
3本目の映画『テルマエ・ロマエ』で阿部寛が日本アカデミー賞、最優秀主演男優賞を受賞、第67回毎日映画コンクールTSUTAYA映画ファン賞を受賞、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭でマイ・ムービーズ賞(ネットによる観客賞)を受賞。また『テルマエロマエII』『翔んで埼玉』でもマイ・ムービーズ賞を受賞し[4]、海外でも評価を受ける。また、『翔んで埼玉』では自身も日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した[1]。
2015年、月曜9時ドラマ『デート〜恋とはどんなものかしら〜』で摩訶不思議な恋愛不適合者の恋を描き、ギャラクシー賞2014選奨受賞 ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で監督賞、最優秀作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞を受賞。監督賞は5回目になる。
2025年3月の時点で監督した映画の累計興行収入は330億円を超えている。
北海道テレビ放送(テレビ朝日系列)の元アナウンサーで現在同局のテレビプロデューサーとして活動している戸島龍太郎は大学時代の親友である[5]。
大学在学時、東京ディズニーランドでアルバイトをしており、アトラクション「ジャングルクルーズ」のスキッパー(船長)役を担当していた[6][7]。
2022年、50歳以上を対象とした早期退職制度に応募していたことが分かった[8]。