正四尺玉(しょうよんしゃくだま)は、日本の打上花火の玉の一種で、直径がおよそ4尺(約120cm)のものを言う。
ここでは四尺玉(よんしゃくだま)に関する記事、花火のギネス世界記録についても記述している。
新潟県小千谷市片貝町で開催される「片貝まつり」の四尺玉は、打ち上げ高度約800m、開花直径約800m[1]、この四尺玉の直径約120cm(約4尺)、重量約420kg[1][2]、打上用の煙火筒は高さ5.2m、厚さ1.8cmの鋼鉄製である[1]。
1985年(昭和60年)9月10日、日本の片貝まつり(新潟県小千谷市片貝町開催)において永遠会(とわかい。小千谷市立片貝中学校第18回卒業生同窓会[3])が奉納し、片貝煙火工業の花火師・本田善治[4]が打ち上げに成功し、後日「世界最大の打上花火」としてギネス・ワールドレコーズ(ギネスブック)に登録された[1]。以来、正四尺玉の打ち上げは片貝まつりの定番となっており、二日間で「昇天銀竜黄金すだれ小割浮模様」「昇天銀竜黄金千輪二段咲き」の二種類の四尺玉花火が打ち上げられる[2][5]。
1988年(昭和63年)北海道洞爺湖にてアルプス煙火工業(株)が水中花火の四尺六寸玉(重量約700kg、開花直径約1200m)の開発に成功する。開発成功させた四尺六寸玉が翌年に「世界最大の花火」としてギネス・ワールドレコーズ(ギネスブック)に登録された。
2013年(平成25年)10月12日、埼玉県鴻巣市において開催された「第12回こうのす花火大会」においてアルプス煙火工業(株)が四尺玉の打ち上げに成功した。
2014年(平成26年)10月11日「第13回こうのす花火大会」において、アルプス煙火工業(株)が四尺玉の打ち上げに再び成功し、花火玉の重量464.826kg「世界で最も重い打上げ花火(LARGEST AERIAL FIREWORK SHELL)」としてギネス・ワールドレコーズ(ギネスブック)に登録された[6]。
これまで四尺玉に関するギネス・ワールドレコーズについては「世界最大の打上花火」「世界最大の花火」「世界で最も重い打上げ花火」の3つが認定されている。
2017年12月31日アメリカ合衆国の「Fireworks By Grucci」が「世界最大の花火」のギネス世界記録に挑戦。その記録は花火玉の直径約142cm、重量997kg。打ち上げは成功しこれまで日本が持っていたギネス世界記録が大幅に更新された。2021年現在のギネス記録は、2020年2月8日にコロラド州スティームボート・スプリングズ(英語版)で打ち上げられた、直径157.5cm、重さ1271kgの花火。
正四尺玉、四尺玉の打ち上げとそれに関連する事象。
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