機動六課(きどうろっか)は、テレビアニメ作品『魔法少女リリカルなのはStrikerS』に登場する架空の組織である。
正式名称「古代遺物管理部 機動六課」。英語表記は「Lost Property Riot Force 6」。
『StrikerS』本編にて八神はやてが新設した部隊で、ロストロギア関連の危険な任務を扱う古代遺物管理部の機動課(実動部隊)第六の部隊。レリックの回収を専任としている。後見人にリンディ・ハラオウン、クロノ・ハラオウン、カリム・グラシアを据えており、本局と聖王教会からの支援を得ている。
部隊は前線と後方支援・指揮の二種に大別され、前線は高町なのはが指揮する「スターズ分隊」、フェイト・T・ハラオウンが指揮する「ライトニング分隊」の二部隊、後方支援と指揮は部隊長の八神はやてが指揮する「ロングアーチ」で構成される[1]。またこれら以外にも「バックヤード」という分隊が存在し、前記の三分隊に所属していない機動六課の人員はそこに所属している模様。
機動六課はその名の通りロストロギア関連の事件を扱っているが、本来の設立意図は別にある(表向きの設立理由はレリックの対策と、独立性の高い少数精鋭の部隊の実験のため)。それは、ここ数年のカリムの「プロフェーティン・シュリフテン」による詩文の解析結果が全て『いずれ起こりうるであろう陸士部隊の全滅と管理局システムの崩壊』と出た事に因る。この事に危機感を覚えたはやて達が、それを防ぐために設立したのが機動六課である(地上部隊がカリムの技能を信用していないのも一因)。そのためクロノ、リンディ、カリムの3人が後見人として名を連ね、更には伝説の三提督も非公式ではあるが関わっている。
しかしあくまでもそれは「最悪の事態が起こった場合に対応する部署の設立」というあやふやなもののため、大々的に優秀な人材を集めるわけにも行かなかった。そのため招集された局員ははやての身内繋がりを中核にして、能力や将来性に優れるものの、出向者や実績の乏しい新人達であった。試験運用期間は1年で、もくろみの通りに「最悪の事態が起こった場合に対応」して収拾をつけた。その後も時間を惜しんで新人達を鍛え上げ、0076年4月28日に期間満了し、解散となった。
『魔法戦記リリカルなのはForce』では、「エクリプス関連事件」に際しはやてが中核メンバーの多くを再招集して「特務六課」を結成。LS級艦船「ヴォルフラム」を駆って事件へと挑む。
なのは、ヴィータ、スバル、ティアナの4名で構成される『スターズ分隊』。フェイト、シグナム、エリオ、キャロの4名で構成される『ライトニング分隊』が存在し、それぞれミッドチルダ式とベルカ式2名ずつの配置となっている。
しかし各分隊で行動する機会は少なく、むしろスバル、ティアナ、エリオ、キャロの『フォワードチーム』(隊長、副隊長は対して『隊長チーム』)で行動する機会の方が多い。それに加えて部隊長のはやてが直接率いる支援部隊『ロングアーチ』がサポートする。
本来は「夜天の王」八神はやてを守護する存在だが、ザフィーラを除く3名は時空管理局に入局しており、いずれも機動六課に転属という形になった。
『StrikerS』における中心的人物達。なのはの後輩であり、また教え子にもあたる。新人フォワードのバリアジャケットは各分隊長のものを参考に制作された。各人のバリアジャケットは機動六課での初出撃直前に、それぞれの専用デバイスと共に配備されている。
はやての依頼を受けたゲンヤ・ナカジマによって以下の2名が機動六課に出向となっている。