林 紗久羅 (はやし さくら、1989年 〈平成 元年〉12月10日 [ 1] - )は、日本 のタレント 、グラビアモデル 、レースクイーン 。東京都 出身。イー・スマイル 所属[ ブログ 2] 。愛称は「さくちゃん 」。『D'stationフレッシュエンジェルズ 』メンバーとしての活動が著名。
略歴
1989年12月10日、東京都で生まれる。父親はボディービルダー の林勇宇[ 2] [ ブログ 3] [ 3] 。姉が1人いる[ ブログ 3] 。
スワウィンからレースクイーンへ
2006年 、スパイラルプロモーションに所属。雑誌のプレゼントモデルでグラビアデビューを飾ったが鳴かず飛ばず、2008年 9月、プラチナムプロダクション に移籍。2009年 4月から、東京ヤクルトスワローズ のダンスチーム「Swallows Wings 」のメンバーとして1年間活動する[ ブログ 4] 。チームの同期には後にTBS アナウンサーとなる林みなほ [ 注 1] がいたが、他メンバーからは2人をまとめて“りんりん”と呼ばれていた[ ブログ 4] 。
2012年、SUPER GT 「ARTA GALS」の一員としてレースクイーンデビューし、2014年 まで3年連続で担当[ 5] [ 6] [ ブログ 5] 。この時期には雑誌「GOLF TODAY」のイメージガールユニットに当たる“GTバーディーズ”に参加[ 雑誌 1] 。またミス・ユニバース・ジャパン 2013の東京大会にも出場したが、受賞はならなかった[ ブログ 6] 。
2015年 、プラチナムの後輩に当たる蘭 から引き継ぐ形で「D'stationフレッシュエンジェルズ 」に就任[ 7] 。SUPER GT とスーパー耐久 、スーパーフォーミュラ の3カテゴリーに於いて[ ブログ 7] 、佐崎愛里 、日野礼香 、清瀬まち と共にライブ・パフォーマンスを行った[ 8] [ 9] 。この年の日本レースクイーン大賞 では、南香織 がデザインしたフレッシュエンジェルズのコスチュームがコスチュームグランプリを受賞している[ ブログ 8] 。
RAYBRIGレースクイーン
2016年 1月の東京オートサロン では、藤井みのり 、中村奏絵 と共にKENDAタイヤブースのコンパニオンとして出演[ 10] 。そのオートサロン期間中の1月16日 、同年度の「RAYBRIGレースクイーン 」に選ばれたことが発表された(相方は比良祐里 )[ ブログ 9] [ ブログ 10] [ 11] [ 12] 。プラチナムプロダクションとしては初、かつ歴代唯一のRAYBRIGレースクイーンでもある[ 注 2] 。また同年6月には、レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ の2016年千葉大会 にてレースクイーンとしてナイジェル・ラム (No.9 ブライトリング ・レーシング・チーム)のチームガールを務める[ 13] 。漫画雑誌「ヤングキング 」の表紙・巻頭グラビア[ ブログ 11] や、テレビ東京 の深夜バラエティ番組『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜 』[ ブログ 12] への出演もあった。
2017年 は引き続きRAYBRIGのRQとして活動(相方ははらことは )[ 14] する一方、6月3日 - 4日に開催されたレッドブル・エアレース・ワールドシリーズ の2017年千葉大会 (幕張海浜公園 )で、エアレースクイーンとして「クリスチャン・ボルトン (No.5 クリスチャンボルトン レーシング)」のチームガールを務め、特別賞(ロベルタ賞)を受賞した[ 共演 1] 。また10月13日 - 15日のWEC世界耐久選手権・富士6時間レース (富士スピードウェイ )では、RAYBRIGで共働したはらことはや、同じ事務所だった村上麻莉奈 らと共に「WECグリッドセレモニーガール」を務めた[ 16] 。翌2018年 [ 注 3] と2019年 [ 注 4] もWECグリッドセレモニーガールとして和服姿を披露している[ 17] [ 18] [ 注 5] 。
イー・スマイル移籍〜レースクイーン大賞受賞
2018年 1月12日 - 14日 開催の東京オートサロンをもって、2年間務めたRAYBRIGレースクイーンを北川みこ に譲る形で卒業[ 20] 。前年12月に28歳となった林は、RAYBRIGを最後にRQ引退を考えていたが[ 21] [ 注 6] 、2017年度の日本レースクイーン大賞で特別賞[ 注 7] を受賞したことで、大きな挫折を経験する[ 23] 。
(特別賞って)やっぱり人によっては降格だと思われるんです。自分の中でもあまりそういう経験をしたことがなかったんです。
上がってから落ちるという、初めての感覚というか、それを学んでこれが挫折なんだなと思って。皆がこんなに応援してくれてたんだって知ったし。2018年度は全部を見返したいって。
壇上で特別賞を受賞した瞬間に、泣きながら来年はグランプリを獲るって言って、そこからスタートしました。
と心に誓った結果[ 23] 、同年2月1日 、「D'stationフレッシュエンジェルズ」の同年度リーダーとして3年ぶりのフレエン復帰を果たし、引退を撤回した[ 24] 。
「日本レースクイーン大賞」グランプリ受賞のトロフィーを抱える林紗久羅(2019年 1月12日 )
このフレエン復帰発表と同時に、林は9年半近く在籍していたプラチナムプロダクションを退所[ 注 8] 。同年3月2日 の自身のブログにて、イー・スマイル への移籍を発表した[ ブログ 2] 。またこの年は「KONDO Racing raffinee Lady」(ラフィーネレディ )としてスーパーフォーミュラ のレースクイーンにも就任[ ブログ 13] 。以後2019年 [ ブログ 14] ・2020年 [ 25] と3年連続で今井みどり [ 注 9] と共にraffinee Ladyを務めた。
そして平成 時代最後の年明けとなった2019年 1月12日 、東京オートサロン2019(幕張メッセ )で開催された『GOODRIDE 日本レースクイーン大賞2018』9代目グランプリを歴代最年長の29歳で受賞[ 26] [ 注 10] 。イー・スマイルにとっては2012年(第3回)の佐崎愛里以来、6年ぶりのグランプリ獲得となった。同時に「沖縄カスタムカーショーアワード」も受賞し、2019年1月26日 - 27日開催の沖縄カスタムカーショー イメージガールをフレエンで共働した宮本りお [ 28] と共に務めた。
レースクイーン大賞受賞後
2019年2月18日 、先述の宮本と共にフレッシュエンジェルズを続投することを発表。前年同様リーダーを務める[ 29] 。また同年のD1 GRAND PRIX では、宮本や小越しほみ 、清瀬まち、有馬綾香 と共に「VALINO GIRLS」を務めていた[ ブログ 15] [ ブログ 16] 。同年12月26日 、13年間の芸能生活に於いて初となるソロ写真集『SAKU』を発表。自身曰く“最初で最後の写真集”と銘打っており、発売した三栄 (旧:三栄書房)にとっては、社名変更後初のレースクイーン・グラビアモデル単独による写真集となる[ 30] 。
2020年 2月25日 、通算4度目のフレッシュエンジェルズのメンバーになると同時に、それまで南明奈 が担当していたD'stationのイメージキャラクターを引き継いだことが発表された[ ブログ 17] 。この年のSUPER GT では、GT300クラスでD'stationがパシフィックレーシングと組んで「PACIFIC - D'station Racing」として参戦したが、スーパー耐久ではそれに伴うRQチームの合併統合は行われず、引き続き「D'stationフレッシュエンジェルズ」として公式イメージガールを務めている[ ブログ 17] 。だが同年に入って蔓延した新型コロナウイルス感染症の影響 で、S耐は当初の予定より半年ほど遅い9月の開幕となり[ 31] 、フレエン自身もマスクをしながらの業務が目立つようになる[ 動画 1] 。そして年を跨いだ1月23日 - 24日の延期が発表されていた、鈴鹿サーキット での最終戦が中止となる事態で2020年度のシーズンを終えた[ 32] [ 動画 2] 。また先述のraffinee Ladyは同様の理由から同年度のメンバー発表が遅れる事態となっている[ 注 11] 。
2020年9月、4年ぶりに復活する東京オートサロン の公式イメージガールユニット『A-class 』の2021年度メンバーを決めるセレクション30名の中にエントリーし[ ブログ 18] 、同年10月5日 、ファン投票の結果によりメンバー5名の中に選ばれたことが発表された[ 1] [ 33] 。オートサロンのイメージガールを務めるという夢はプラチナム在籍中の2013年 から抱いており[ ブログ 18] 、フレエン時代の2015年夏頃に2016年度メンバーのオーディションを受けたが、最終的に落選したという過去がある[ 注 12] 。だが先述の新型コロナウイルスの影響が続いていた関係で、この年の東京オートサロンは幕張での客入れ開催を断念。並行準備していたバーチャルオートサロンのみの開催となってしまった[ 34] [ 動画 3] 。その後2022年 1月15日の東京オートサロンで2021年度のコスチュームを着用し、ステージイベントの観客に披露している[ 動画 4] 。
2021年3月5日 、佐崎愛里を抜いて通算5度目となるフレッシュエンジェルズのメンバーに選ばれたことを発表[ 35] 。この年はWeds のRQに転じた霧島聖子 [ 36] に代わり、織田真実那 が加入したのみで、6人全員続投という事態は回避された[ 35] 。ちなみに織田とは同年のSUPER GT 「KONDO Racing リアライズガールズ 」(24号車担当)でも共働しており[ 37] 、同年度の日本レースクイーン大賞では、リアライズガールズのコスチュームがコスチュームグランプリを受賞している[ 38] 。
2022年はリアライズガールズ(24号車担当)を事務所の後輩である原あゆみ [ 39] に譲ると共に、同年度のフレエンでも共働する水瀬琴音 [ 40] から『SARD イメージガール』を引き継ぐ。32歳でのSARDイメージガール起用は歴代最年長記録であった[ PR 5] 。この年のスーパー耐久は、2016年以来6年間担当したフレエンに代わり、SDGsアンバサダー 『Swish』(スウィッシュ)が公式イメージガールを務めることになったため[ 41] 、1980年代 生まれのS耐イメージガールは林が最後となった。
2023年のSUPER GT ではSARDイメージガールからKOBELCO GIRLS に異動。フレエンでも共働した太田麻美 ・宮瀬七海 とトリオを組んだ[ PR 6] 。林に代わってSARDイメージガールを務める木村楓 とは、同年度のフレエンでも共働している[ 42] 。
2024年 1月12日 の東京オートサロンにて、TOYOTA GAZOO Racing のアンバサダーに当たる「GAZOO Lady」[ 共演 2] への就任を発表。また同年度のフレエンはS耐に参戦せず、SUPER GT300クラス へ4年ぶりに復帰する[ 43] 。
人物・逸話
趣味は料理、特技はバスケットボール 、バドミントン 。
本人曰くダンスが苦手で、スワウィン在籍時[ ブログ 4] やフレエンでは悪戦苦闘状態だったが、他メンバーと共に力を合わせて乗り越えたという[ ブログ 21] 。
2020 - 2021年度のフレエンで共働する阿比留あんな (旧名:阿比留夏海)[ 41] はプラチナム時代の後輩であった。2016年12月17日に新木場・スタジオvenceで行われた『プラチナムオフ会〜16年の感謝を込めて〜』という事務所主催の撮影会 [ ブログ 22] や、東京オートサロン2022・C-WESTブースのコンパニオンでも共演[ PR 7] 。その後2022年2月に阿比留がイー・スマイルに移籍したことで、約4年ぶりに同じ事務所で共働することになった[ 44] 。
イラストレーターの「HONGAMA」は高校時代の同級生[ 45] 。
先述の日本レースクイーン大賞グランプリやA-classは当時歴代最年長の選出だったが、A-classは翌2022年 に沙倉しずか が満35歳[ 注 13] で選ばれた為、現在は歴代2番目の年長記録となっている[ 46] 。またS耐のイメージガール4年連続在任は安枝瞳 [ 注 14] と並ぶ1位タイの記録だったが、2024年に先述の阿比留が5年連続[ 注 15] で記録を更新したため、現在は歴代2位の在任期間となっている。
作品
写真集
出演
テレビ
ラジオ
CM・広告
写真展
J:COM presents エヴァンゲリオン×美少女写真展-Girls Collection of EVANGELION-(2012年) - 出演
雑誌
映像作品
ショートフィルム『油断』(2011年・矢島祥行監督)- ヒロインとして出演
「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2012 NEOジャパン」入選作品[ ブログ 27] 。
イベント
東京オートサロン2016にて「KENDAタイヤ」ブースのコンパニオンを務める(2016年 1月16日 )
脚注
注釈
共演メンバー
出典
雑誌
^ a b 「月刊GTB通信すっピン!『バーディー'S新メンバー発表!!』」『GOLF TODAY』2012年9月号、株式会社三栄 、193頁、2018年2月8日 閲覧 。
^ a b 「GOODRIDE 日本レースクイーン大賞2017 特別賞:蒼怜奈、林紗久羅」『ギャルズ・パラダイス「2018東京オートサロン編」』、株式会社三栄、2018年4月13日、55頁、2019年12月26日 閲覧 。
^ 「胸が高鳴るブースを彩る夢のようなハッピー・ロード『Renoca by FLEX』」『ギャルズ・パラダイス「2023東京オートサロン編」』、株式会社三栄、2023年4月12日、46頁、2023年5月9日 閲覧 。
ブログ
動画
プレスリリース
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
林紗久羅 に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
2000年代
2003年 2004年 2005年 2006年 2007年(※1) 2008年 2009年
2010年代
2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年(※2)
2020年代
2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
関連項目
※1:ビジュアルチーム(渡部、堀井、渡辺、則島)とエンタメチーム(志摩、冨永、村岡、外咲)に分割。 ※2:公式イメージガール(早瀬、荒井)とavexイメージガール(日野、清瀬)で構成。