東白川村(ひがししらかわむら)は、岐阜県加茂郡にある村である。
概要
東白川村中心部
慶応4年(1868年)の神仏分離令に始まる廃仏毀釈運動により仏教建造物の多くが徹底的に破壊され、現在まで再建が行われなかったため、日本国で唯一、域内に寺院が存在しない自治体である。
なお、世界遺産白川郷のある白川村は同じ岐阜県であるが飛騨地方大野郡であり、全く離れた場所にある。
地理
位置
岐阜県東部、美濃三河高原に位置し加茂郡に属する。
地形
標高1,000m前後の山に囲まれ、村域の90%を山林が占める。
村の中央を東から西へ白川が貫流しており、白川とその支流沿いに集落が分布している。
山地
- 主な山
- 尾城山
- 寒陽気山
- 捨薙山
- 新巣山
- 手掛岩山
- 熊穴台
- 無反山
河川
- 主な川
東濃五色川とその周辺の地理
人口
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東白川村と全国の年齢別人口分布(2005年)
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東白川村の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 東白川村 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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東白川村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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4,080人
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1975年(昭和50年)
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3,837人
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1980年(昭和55年)
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3,578人
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1985年(昭和60年)
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3,422人
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1990年(平成2年)
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3,323人
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1995年(平成7年)
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3,196人
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2000年(平成12年)
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2,980人
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2005年(平成17年)
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2,854人
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2010年(平成22年)
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2,514人
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2015年(平成27年)
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2,261人
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2020年(令和2年)
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2,016人
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総務省統計局 国勢調査より
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隣接自治体
岐阜県
地名
- 越原 (おっぱら)
- 神土 (かんど)
- 五加 (ごか)
歴史
村役場脇にある「四つ割りの南無阿弥陀仏碑」。廃仏毀釈時に4つに割られて庭石などにされたのち、廃仏毀釈後に破片を集め修復されたもの。中央に割った時の跡が残る
近世
近世
近代
- 1870年(明治3年)苗木藩が実行した廃仏毀釈により神土村の常楽寺と大沢村の蟠龍寺が廃される。
- 1874年(明治7年)8月 - 柏本村、宮代村、久須見村、大沢村及び下野村が合併して、五加村が発足する。
沿革
- 1889年(明治22年)7月1日 町村制の施行により、神土村、越原村及び五加村の区域もって、東白川村が発足する。
- 以降、合併や分割は一度も行われていない。
政治
行政
村長
役場
議会
村議会
施設
警察
消防
- 消防団
その他の公共施設
対外関係
姉妹都市・提携都市
東白川村には2020年現在、姉妹都市・提携都市は存在しない。
国内
- その他
日本で最も美しい村連合
- 美しい村づくり、ロゴマークの活用、サポーター会員制度、イベントの開催、広報活動を行っている地方自治体や地域の連合体に参加している。
情報・通信
マスメディア
放送局
- テレビ放送
教育
中学校
- 村立
小学校
- 村立
交通
道の駅茶の里 東白川
鉄道
村内を通る鉄道路線は無い。最寄りは、JR東海高山本線白川口駅。
路線バス
- 濃飛バス - 隣の白川町(白川口駅)との間に白川東白川線を運行しており、村外と村内を結ぶ唯一の公共交通となっている。
道路
国道
県道
- 主要地方道
- 一般県道
農道
道の駅
観光
神田神社
名所・旧跡
観光スポット
文化・名物
東白川村五加地区の茶畑。同地区は白川茶発祥の地である
名産・特産
出身関連著名人
参考文献
関連項目
外部リンク
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