東根室駅(ひがしねむろえき)は、北海道(根室振興局)根室市光洋町2丁目[2]にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅であり、東経145度35分50秒、北緯43度19分24秒に位置し[注釈 1]、現存する日本国内の鉄道駅では最東端である[JR北 2][JR北 1][注釈 2]。事務管理コードは▲110456[3][4]。なお、2025年(令和7年)3月15日のダイヤ改正により廃止となる予定で[5]、廃止後は根室駅が日本最東端の駅となる予定[新聞 2]。
歴史
駅名の由来
根室の東方に位置することから[9]。
駅構造
築堤上に位置する無人駅(根室駅管理)で、根室方面に向かって右側に1面1線の単式ホームを設ける[2]。駅舎はないが、日本最東端の駅の記念碑が設置されている。
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ホーム(2011年8月)
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日本最東端の駅の記念碑と駅名標(2013年9月)
観光利用促進の取組
到達証明書
日本最東端の駅であることから、2017年から根室駅に隣接する根室市観光インフォメーションセンターで「最東端駅 東根室到達証明書」を配布している[10][11]。到達証明書のデザインは何度か変更されている[11]。
駅弁
2018年6月1日より、花咲線区間での「ご当地弁当」を楽しむ取り組みとして、東根室駅を発着する一部列車(上り3本)で、ホームまで以下に記す駅弁を届けて販売するサービスを実施している(いずれも事前予約制)[JR北 2]。
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺
住宅地が広がる。付近に航空自衛隊根室分屯基地(主な部隊は「第26警戒隊」・「第2収集隊」・「根室分遣班」の3つ)がある。根室高校の生徒も通学で利用している。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 根室本線(花咲線)
- □快速「ノサップ」
- 通過
- □快速「はなさき」
- 西和田駅 - 東根室駅 - 根室駅
- ■普通
- 昆布盛駅 - *西和田駅 - **
花咲駅 - 東根室駅 - 根室駅
- *:一部の下り列車は西和田駅を通過する。
- **:
打消線は廃駅
脚注
注釈
- ^ 2015年時点でホームの看板には「東経145度36分05秒、北緯43度19分18秒」と表示されていたが、これは2002年(平成14年)4月1日に改正測量法が施行される以前の基準によるもので、実際の駅の場所とは400 m 程ずれているため、後に現行の表示へ修正された[新聞 1]。
- ^ 戦後は1959年(昭和34年)9月21日までは根室拓殖鉄道の歯舞駅が、以後1961年(昭和36年)8月31日の当駅開業前までは1駅隣の根室駅が日本最東端。
- ^ この種の正式な駅として開業する以前から旅客を扱っていた例について、文献により名称には表記揺れがあるが、本項目中では便宜上「仮乗降場」と記載する。
出典
JR北海道
新聞記事
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
東根室駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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貨物支線(天寧〔初代〕 1940年廃止) | |
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貨物支線(天寧〔2代〕 1984年廃止) | |
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貨物支線(浜厚岸 1982年廃止) | |
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貨物支線(根室港 1965年廃止) | |
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*打消線は現役路線上の廃駅 |