東京ベイシティ交通株式会社(とうきょうベイシティこうつう、Tokyo Bay City Koutsu Co., Ltd.:TBCK)は、千葉県の浦安市、市川市で路線を有するバス事業者である。 本社、営業所、車庫は浦安市千鳥にある。京成電鉄連結子会社であり、京成グループの企業の一つで、京成カードの加盟店でもある。
京成電鉄が株式の65パーセント (%) を有する連結子会社だが、同時に東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランドの持分法適用会社(同35%)で、同社の完全子会社として設立された経緯から京成トランジットバス同様、他の京成バスグループの事業者とは経営支配面が若干異なる。
詳細な路線は、東京ベイシティ交通の公式ページなどを参照。
基本的に従量制によるゾーン運賃制度を適用している。運賃は前払いのため乗車時に行き先を自己申告して支払う。
ここでは主要停留所(主な経由地)のみ表示している。太字停留所は起終点便が有る停留所、斜体停留所は異なる経由便がある停留所である。
系統紹介に書いてある時刻は2023年5月27日現在のものであるため、今後のダイヤ改正で変わる可能性がある。
新浦安駅から入船エリア、浦安高校前、北栄エリアを経由して浦安駅・当代島を周回し、再度北栄エリア、浦安高校前、入船エリアを経由して新浦安駅に至る。日中は当代島から東京ベイ医療センターを経由する便もある。小型車両での運行となっている。また、平日最終の新浦安駅19時台は終点に到着後6系統で千鳥車庫行として運行するため、浦安駅入口を終点とするバスが運行されている。
浦安駅からやなぎ通りを通り、新浦安駅を経由して若潮通りを進み、舞浜駅に至る。約10分 - 20分間隔での運行である。(土曜、日曜・祝日はほぼ終日15分間隔での運行である。)早朝・夜(平日のみ夕方)には千鳥車庫に出入庫する便もある。
浦安駅・新浦安駅から望海の街・明海エリアを経由して総合公園に至る。現在日中は1時間あたり新浦安駅 - 総合公園間は平日に5本・土休日に4本程度運行されている。また、浦安駅入口行きは1時間に1本程度運行されている。以前は11番系統と同様に新浦安温泉・日の出南まで運行されていた。また、新浦安駅と日の出南の間は日中10分間隔での運行だったが、浦安駅までの直通便は30分間隔で運行していた(土休日は1時間間隔)。また、一部(主に夜間帯)に途中の明海三丁目発着のバスが運行される(新浦安駅発着バスのみ)。
浦安駅から市役所入口郵便局前、順天堂病院前、若潮通りを経由して舞浜駅、東京ディズニーランドに至る。日中は約20分 - 30分間隔での運行。ただし、東京ディズニーランドバスターミナル行きは午前中、東京ディズニーランドバスターミナル発は日中の数本のみ運行される。そのため基本は舞浜駅 - 浦安駅入口で運行される。早朝・夜間には千鳥車庫に出入庫する便もある。
浦安駅から東海大浦安高校前を経由して新浦安駅に至る。日中は約15分 - 30分間隔での毎時2 - 4本程度の運行。この路線で浦安駅入口 - 新浦安駅を乗車すると、現金190円(IC186円)だが、他の路線にて同区間を乗車すると、現金150円(IC147円)となってしまう。通常は中型車・小型車での運行だが、朝に数本ある東海大浦安高校前発新浦安駅北口行きと7時台の浦安駅入口発新浦安駅北口行きの1本だけは、大型車での運行となっている。また、車両点検により小型車の運転になる場合もある。(ただし、小型車での運用が出来たため現在は事前発表をしない。)以前は平日早朝の一部の便で浦安駅入口発、後乗り後払い方式の東海大浦安高校前行き(終着場所は6系統の東海大浦安高校前を使用)が存在した。主に東海大学付属浦安高等学校・中等部の生徒が利用する便だと思われるが、途中の停留所で乗降が可能である(ただし前述の通り後乗り後払い方式)。さらに、夜間には新浦安駅を通らず、さくら通りから若潮通りを通って直接千鳥車庫へ入庫する浦安駅入口 → 東野エリア → NTT浦安前行きが運行される。浦安駅入口付近の経路が往復で異なることや、新浦安駅 - 浦安駅入口は遠回りになるので、乗車時には注意が必要である。
浦安駅から市役所前、東海大浦安高校前を経由して舞浜駅に至る。基本的に大型車での運行だが、平日夜の浦安駅入口発千鳥車庫行きは、1本だけ1系統浦安駅入口行きからの入庫便のため、小型車での運行となる。早朝・深夜には千鳥車庫に出入庫する便もある。(土曜の昼のみ出庫便がもう1便ある。)また、朝に東海大学付属浦安高等学校・中等部の生徒の通学用に、舞浜駅から東海大浦安高校止まりの区間便がある。さらに、平日・土曜日の夕方には東海大浦安高校前 → 舞浜駅の区間便もある。(土曜日のみ千鳥車庫 → 浦安駅入口を新設し、浦安駅方面の輸送力向上も兼ねている。)
浦安駅から清滝弁財天を経由して舞浜駅に至る。この路線で浦安駅入口 - 舞浜駅を乗車すると、現金190円(IC186円)となる。他の路線にて同区間を乗車すると、現金240円(IC238円)となってしまう。また、堀江六丁目から堀江東、東野経由で東海大浦安高校入口に行くルートも存在する。舞浜駅発は午後から、東海大浦安高校入口発は朝から昼過ぎにかけての運行である。
新浦安駅から高洲、鉄鋼団地を経由し、みなと南に至る。運賃は現金150円(IC147円)、アライプロバンス以遠は170円(IC166円)である。鉄鋼団地への利用者を目的に運行されているため、平日・土曜日のみの運行となっている。
新浦安駅からシンボルロードを直進してベイサイドホテルエリアに至る。日中は15分 - 20分間隔での運行(浦安駅入口発着便は日中1時間間隔)で、当初はシンボルロード行きであったが、後に日の出南まで延伸された。
浦安駅から東京ディズニーシー、東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルを経由して舞浜駅に至る。以前は1時間に1本あったものの、現在は土曜、日曜・祝日の数本のみとなっている。
新浦安駅から弁天・富岡エリアを経由して舞浜駅に至る路線。
新浦安駅から潮音の街を経由して、高洲海浜公園に至る。日中は約15分 - 30分間隔での運行となっている。全区間が現金150円(IC147円)。
新浦安駅から海風の街・日航浦安を経由して日の出七丁目・ベイシティ浦安に至る。日中は20分間隔での運行である。ただし、土休日の日中は一部30分 - 60分間隔になるので、その間は17系統のベイシティ浦安行きを利用するように促進している。運賃は全区間が現金150円(IC147円)である。
新浦安駅から明海大学前・日の出東を経由して日の出七丁目に至る。日中は20分間隔での運行である。運賃は全区間が現金150円(IC147円)である。
浦安駅から新浦安駅、海風の街、潮音の街を経由して高洲海浜公園に至る。平日の日中は浦安駅入口発で約1時間間隔での運行である。また、平日の日中・夜、土休日に新浦安駅発着便が存在する。
新浦安駅から東京学館前、浦安南高校・特養ホーム経由して高洲海浜公園に至る。全区間150円。
舞浜駅から千鳥車庫に至る出入庫の系統である。運賃は全区間が現金150円(IC147円)である。舞浜駅方面は急行運転のため、運動公園バス停を通過する。
新浦安駅から運動公園を経由して千鳥車庫に至る。
舞浜駅から新浦安駅、望海の街を経由して総合公園に至る。現在は日曜・祝日の1往復のみの運行である。他系統の便がまだ運行するため、終車を示す赤枠は出さない。
新浦安駅から順天堂病院前 → サンコーポ東口 → 中央公園 → 東海大浦安高校前を経由して富士見エリアに向かう循環線である。富士見五丁目で右折し、堀江橋・見明川に沿って走行し弁天橋交差点(左カーブ)で左折、市役所通りを経て東海大浦安高校前(6番系統側学校正門前)の先で右折し、新浦安駅に戻る。特異な点として、東海大浦安高校前停留所を☆往路5番系統側(ヤオコー・アクロスプラザ前)→ 富士見三丁目 → 富士見五丁目 → 堀江橋 → 見明川歩道橋 → 弁天橋 → 東野三丁目 → ★復路東海大浦安高校前(6番系統側学校正門前)→ 東海大浦安高校前(5番系統側ヤオコー・アクロスプラザ前)と3回通る所である。復路の東海大浦安高校前停留所での到着前車内放送でも、「東海大浦安高校前(6番系統側学校正門前)の次は、この先交差点を右折し、東海大浦安高校正門前(5番系統側ヤオコー・アクロスプラザ前)にも停車します。」という放送が流れる。また、車両は小型車で運行するため、雨天時は混雑することがある。運賃は全区間が現金150円(IC147円)である。
高洲海浜公園から潮音の街、総合公園を経由して舞浜駅に至る。
東京ディズニーシー・舞浜駅から、浦安市内を横断して市川市の南行徳駅に至る。
新浦安駅から明海二丁目(QUWON新浦安)周辺を通る循環線である。急行運転のため、全ての便が入船中央エステート、明海大学前、夢海の街は通過している。
羽田空港から東京ディズニーリゾート、舞浜エリアのホテルに至る。京成バス、京浜急行バス、東京空港交通と共同運行している。
成田空港から東京ディズニーリゾート、ディズニーホテルに至る(上記羽田空港線と同停留所に停車)。東京空港交通、千葉交通、リムジンパッセンジャーサービスと共同運行している。
羽田空港から新浦安エリアに至る。東京空港交通と共同運行している。
成田空港から新浦安エリアホテルに至る。東京空港交通、千葉交通と共同運行している。
秋葉原駅から東京駅、東京ディズニーリゾートを経由して新浦安エリアに至る。京成バス、JRバス関東と共同運行している。マイタウンダイレクトバスではこの路線に限り、東京駅の乗車場所は八重洲南口JR高速バスターミナル5番乗り場、降車場所は日本橋口である。[13]
2002年(平成14年)4月29日から運行を開始したコミュニティバスである[5]。運賃は中学生以上100円均一、小学生以下無料で、バス共通カードやSuica・PASMO、回数券などは使用できなかったが、2011年10月よりSuica・PASMOの取り扱いを開始した。20分間隔で運行される。2016年6月20日から浦安市役所正面玄関へ乗り入れ、ICカード乗継割引適用、小学生無料、を開始した。
浦安市内は鉄道である東京メトロ東西線とJR京葉線が市内を横切るのみで、市内の移動手段はおもに東京ベイシティ交通によるバス路線が主流となっていたが、バス交通の空白地域及び不便地域の改善が求められ、2000年度からバス交通のあり方の検討が行われてきた。
2002年(平成14年)4月29日から市民病院線(現在の医療センター線)の運行が開始された[5]。初年度は1日あたり約1400人(約17人/便)であったが、利便性が評価され、2003年度は約1600人(約20人/便)、2004年度は約1650人(約21人/便)、2006年度は約1800人と利用者は増加した。
2012年(平成24年)12月13日に利用者の累計が1000万人となる[14]。
ほかのバス交通不便地域からもおさんぽバスの設定が求められ、2007年に舞浜駅を起点とする新たな路線の運行が開始された。
系統1:浦安高校線
浦安駅から浦安高校前を経由して新浦安駅に至っていた。運賃は全区間が現金150円(IC145円)だった。
系統7:南行徳線
市川市に乗り入れており、南行徳駅から東京ベイ医療センター、浦安市役所を経由して新浦安駅に至っていた。日中は1時間に1本の運行であった。2008年春からは主にリフト付きの小型車(いすゞ・ジャーニーJ)で運行されていた。
系統8:富岡S線
浦安駅から市役所入口郵便局前、順天堂病院、若潮通り、東京ディズニーシー、舞浜駅を経由して、東京ディズニーランドに至っていた。浦安駅入口行きは東京ディズニーランド発ではなく舞浜駅発として運行されていた。
系統13:浦安斎場線
新浦安駅から千鳥車庫を経由して浦安斎場へ至っていた。日中は30分間隔での運行だった。
系統21:シンボルロード線
系統26:弁天・市役所線
浦安駅から浦安市役所、東海大浦安高校を経由して舞浜駅に至っていた。車両は小型車で運行されていた。6系統・14系統・おさんぽバス舞浜線を組み合わせたようなルートだった。
経路
系統28:海園の街線
新浦安駅から元イトーヨーカ堂南交差点(現在名称はない・ニューコースト新浦安南側の交差点)を右折し、海園の街を経由して高洲海浜公園に至っていた。高洲海浜公園発は毎日朝2本。新浦安駅発は毎日夜2本のみの運行だった。本数は少ないが、ある程度の利用者はいた。
旧オリエンタルランド交通時代はいすゞ自動車と日産ディーゼル工業(現在のUDトラックス)が主体だったが、その後日産ディーゼル車は置き換えで全車廃車されたことで、ジェイ・バス製車両に統一されている。基本的にいすゞが中心で、狭窄路線およびコミュニティバス予備として日野・ポンチョが導入されている。いすゞ車では純正ボディと並行して富士重工業製ボディも採用されていた。また、浦安駅からディズニーランド来場者輸送を担当していたことと、沿線に大規模な住宅団地や流通団地、あるいは学校を抱える関係で大型路線車はホイールベース5.5 - 6.0mの長尺車両が多く、低床車導入前は3扉車が主体だった。ノンステップ車は当初ホイールベース5.3mクラスを採用していたが、2代目エルガでは6.0mを採用する。初代エルガと初代エルガミオのCNG車は千鳥営業所に併設されていた浦安エコ・ステーションが閉所となったため2017年に引退した[16]。日野ではブルーリボンシティハイブリッドが2台導入されていた。カラーリングは白地に緑と紺の帯が標準である。1980年代はクリーム色に緑と黄緑の帯を採用していた。高速路線車は当初、白地に緑・紺(・赤)だったが、現在は京成グループ共通のカラーに統一されている。
コミュニティバス「おさんぽバス」は当初クセニッツCITY3のCNG車と予備車のオムニノーバ・マルチライダーだったが、2007年3月開業の舞浜線には新規に、2007年10月の市民病院線(現在の医療センター線)にはクセニッツの置き換えとして日野・ポンチョが採用された。カラーリングは白一色に太陽をイメージした黄色の渦巻きとテントウムシのワンポイントである。
先述の通り、車体が他の大手事業者の車両と比べて長かったため、地方事業者への譲渡は極めて少なくなっている。ただ、大量輸送でかつ乗降の効率が良い3扉車を利点に数社に譲渡された。近年ではワンステップ車及びノンステップ車が移籍する事例も増加している。
これまでに譲渡された事例は以下の通りである。
京王バス東 - 京王バス中央 - 京王バス南 - 京王バス小金井
ちばシティバス - 京成タウンバス - ちばフラワーバス - ちばグリーンバス - 市川交通自動車 - 京成トランジットバス - 千葉中央バス - 千葉海浜交通 - 千葉内陸バス - ちばレインボーバス - 東京ベイシティ交通 - 京成バスシステム
東武バスセントラル - 東武バスウエスト - 東武バスイースト - 朝日自動車 - 茨城急行自動車 - 川越観光自動車 - 国際十王交通
湘南神奈交バス - 津久井神奈交バス - 横浜神奈交バス - 相模神奈交バス - 藤沢神奈交バス
東急バス - 東急トランセ / 西東京バス - 多摩バス/ 関東バス / 西武バス - 西武自動車 - 西武観光バス / 国際興業バス / 小田急バス - 小田急シティバス / 立川バス - シティバス立川 / 京浜急行バス - 羽田京急バス - 横浜京急バス - 湘南京急バス /相鉄ホールディングス - 相鉄バス / 川崎鶴見臨港バス / 江ノ島電鉄 - 江ノ電バス藤沢 - 江ノ電バス横浜 / 箱根登山バス / 船橋新京成バス - 習志野新京成バス - 松戸新京成バス / 富士急湘南バス - フジエクスプレス
東京都交通局 / 川崎市交通局 / 横浜市交通局 - 横浜交通開発