川崎村(かわさきむら)は、岩手県東磐井郡にあった村。1956年に薄衣村(うすぎぬむら)と門崎村(かんざきむら)が合併して成立。2005年(平成17年)9月20日に、旧・一関市、花泉町、大東町、千厩町、東山町、室根村と合併し、新たな一関市となり廃止。
大船渡線の開業までは北上川舟運の中継地となっていた[1]。
地理
自然
村の端を流れる北上川は、1947年9月に発生したカスリーン台風や翌年のアイオン台風、更に2002年の台風6号によって村の中心部などに大規模な洪水被害をもたらした。それぞれの洪水被害が分かる洪水痕跡板が、村内の至る箇所に設置されている。
歴史
地名の由来
前九年の役の際に設置された、安倍氏十二柵の一つ、「河崎柵」の比定地であることによる。
年表
川崎村が発足した1956年以降の主な事象。
行政区域の変遷
行政
公的機関
警察
岩手県警察
消防
両磐地区消防組合
公共施設
主な施設を掲載。
図書館
公民館
- 川崎村立川崎公民館(生涯学習ステーション)
- 柳沢公民館
文化センター
運動施設
- 川崎スポーツステーション:川崎体育センター(アリーナ:1,020 m2)、川崎テニスコート、川崎運動広場(多目的グラウンド:13,354 m2)
経済
第一次産業
町内に本社及び拠点事務所を置く主な企業
郵便
郵便局
教育
村内に高等学校は所在しない。最寄りの高校は岩手県立千厩高等学校(千厩町)。
高等学校
※以下は廃校
- 岩手県立千厩高等学校薄衣分校(1964年・千厩高校へ統合)
中学校
※以下は廃校
- 川崎村立薄衣中学校(1962年・新設の川崎中学校へ統合)
- 川崎村立門崎中学校(同上)
小学校
※以下は廃校
- 川崎村立薄衣小学校柳沢分校(1967年・薄衣小学校へ統合)
- 川崎村立薄衣小学校南分校(1976年・同上)
保育園
※以下は廃園
交通
鉄道
道路
名所・旧跡・観光
岩手県指定文化財
- 最明寺石塔婆
- 大乗寺のオシラサマ(有形民俗文化財)
- 布佐神楽
- 薄衣の笠マツ(天然記念物)
文化・名物
祭事・催事
- ちゃっこい村のでっかい花火大会(かわさき夏まつり花火大会)
- 毎年8月16日に北上川大橋付近の北上河畔で開催される花火大会。二尺玉や水中花火などが打ち上げれられる、東北有数の祭典である[6]。1962年(昭和37年)に始まった[7]。
- 浪分神社天王祭
- Eボート大会 - 1995年(平成7年)に始まった[8]。
名産・特産
出身者
脚注
出典
参考文献
- 小林文夫 著、岩手県文化財愛護協会 編『岩手県市町村地域史シリーズ45 川崎村の歴史』熊谷印刷出版部、1990年11月1日。 NCID BN06141940。
関連項目
外部リンク