島原道路(しまばらどうろ)は、長崎県南島原市から諫早市に至る総延長約50kmの地域高規格道路である。自動車専用に指定されている。
諫早市で長崎自動車道と接続しており、福岡、佐賀、長崎地区から、島原・雲仙地区へのアクセス向上のため建設されていて、将来的には、南島原市で構想中の島原天草長島連絡道路と接続し、長崎県から鹿児島県を結ぶ交通ネットワークを構成する予定であり、さらには愛野IC付近から南に分岐して小浜地区へと向かう構想中の愛野・小浜バイパスと接続し、小浜、加津佐、南島原方面への交通ネットワークを構成する予定である。
概要
現時点では構想段階に過ぎないが、長崎県と熊本県の天草地方を経由して、鹿児島県を結ぶルートの一端として整備される予定(島原天草長島連絡道路に接続し、途中、天草島へは長大橋を2本架橋する)。
歴史
- 1993年(平成5年)11月 - 島原深江道路・起点 - 島原南IC間 着工開始。
- 1994年(平成6年)12月 - がまだすロード・島原IC - 三会IC間 計画路線に指定。
- 1997年(平成9年)4月 - 島原中央道路・島原南IC - 島原IC間 都市計画決定。
- 1999年(平成11年)2月20日 - 島原深江道路・起点 - 島原南IC(4.6 km)間開通。
- 2001年(平成13年)4月 - 島原中央道路・島原南IC - 島原IC間 事業化。
- 2004年(平成16年)
- 3月24日 - がまだすロード・島原IC - 三会IC(2.2 km)間開通。
- 9月 - 用地協議着手。
- 2007年(平成19年)3月 - 島原中央道路・島原南IC - 島原IC間 着工開始。
- 2009年(平成21年)8月 - 島原中央道路・まゆやまトンネル 着工開始。
- 2010年(平成22年)11月 - 島原中央道路・まゆやまトンネル 貫通。
- 2011年(平成23年)3月 - 島原中央道路・まゆやまトンネル 完成。
- 2012年(平成24年)
- 8月23日 - 島原中央道路のIC名を(仮称)秩父が浦IC → 島原南IC、(仮称)島原南IC → 島原外港ICにそれぞれ正式決定。
- 10月8日 - 島原中央道路・島原南IC - 島原IC(4.5 km)間開通。
- 2013年(平成25年)12月21日 - 愛野森山バイパス・愛野IC - 森山東(開通前仮称・田尻)IC(1.8 km)間開通。
- 2017年(平成29年)12月16日 - 吾妻愛野バイパス・吾妻西IC - 愛野IC(1.7 km)間開通[1]。
- 2018年(平成30年)3月24日 - 諫早外環状線・栗面IC - 小船越IC(2.7 km)間開通[2]。
- 2020年(令和2年)3月22日 - 諫早外環状線・小船越IC - 諫早IC間開通[3]。
- 2022年(令和4年)5月21日 - 諫早外環状線・長野IC - 栗面IC間開通[4]。
- 2023年(令和5年)11月12日 - 森山拡幅・森山東IC - 森山西IC間開通[5]。
構成する道路
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が開通済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用開始されていない、または完成していないことを示す。なお、未開通区間の名称は仮称である。
脚注
関連項目
外部リンク