尚州市 (サンジュし、しょうしゅうし)は、大韓民国慶尚北道西部内陸地帯に位置する市である。統一新羅時代には全国九州のひとつであり、李氏朝鮮中期までは慶尚道(嶺南)の政治的中心地であった。慶尚は慶州と尚州を意味する。1592年の日本軍侵入(文禄の役)以後その地位を失った。市の都市ブランドは「Just Sangju」で、JUSTはJustice Unlimited Success Togetherの略である。
2020年時点で人口は10万人を割って減少傾向にあり、地域人口の高齢化率が30%超に達している[2]。
西は忠清北道の諸郡に接し、東は慶尚北道亀尾市と義城郡、北は聞慶市、南は金泉市である。忠清北道との境には、小白山脈に属する俗離山(ソンニサン)があり国立公園に指定されている。
古代の沙伐国である。
2020年4月から姜永錫(カン・ヨンソク)が市長を務めている。
農業が中心である。干し柿については全国の生産量の60%に相当する韓国最大の生産地となっている[10]。韓牛の三大産地のひとつでもあり、干し柿を餌にして飼育している。かつては養蚕業で栄えており、咸昌邑校村里は韓国最大の絹の産地である[11]。
市域に金脈が走り、植民地時代には金鉱が群立した。新羅時代の金産地の可能性がある[要出典]。
白元駅に停車列車はないが、その他の駅は毎日運行のムグンファ号が3往復すべて停車する。これらは釜山駅 - 栄州駅間を結び、尚州駅へは釜山駅より約3時間10分、東大邱駅より約1時間40分である。ソウル方面からの利便は悪い。
国軍体育部隊(尚武)との縁故地(ホームタウン)協約により2011年からサッカーKリーグの尚州尚武FCが設立されて活動を行なっていたが、2020年6月22日に姜永錫市長が市民クラブへの転換を行わない意向を表明したため[2]、2020年限りで縁故地協約の満了とともに尚州のクラブは消滅した。一方、尚武は同じ慶尚北道の金泉市と4年間(1年の延長オプション付き)の縁故地協約を締結して同地にクラブ運営法人を設立し、2021年から金泉尚武FCとして参戦している[12]。
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