小利別駅(しょうとしべつえき)は、北海道足寄郡陸別町字利別川上94[2]にあった北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の駅である。国鉄・JR北海道池北線時代の電報略号はトヘ。事務管理コードは▲110515[3]。
歴史
年表
駅名の由来
地名より。当地を流れる利別川支流のアイヌ語名、「ポントゥㇱペッ(pon-tuspet)」(子なる・利別川)」の和訳から[5][16]。
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。1986年(昭和61年)10月31日までは千鳥状の相対式ホーム2面2線を有する交換駅で[11]、その他駅裏に貨物積卸線、駅舎横の池田側に貨物ホームと引込み線を有していた。これらの線路と貨物ホームは交換設備運用廃止後に撤去されたが、反対側の旅客ホームは残っていた。池田方の線路は転轍機の名残で湾曲していた。
駅舎はコミュニティーセンターと合築になっていた。ふるさと銀河線沿線自治体ではふるさと創生事業の一環[17]で駅舎改築などを行っており、その第1号として1990年(平成2年)12月17日に供用を開始したものであった[15]。
駅周辺
小利別の集落が存在する。
駅跡
- 2015年(平成27年)7月時点では、駅舎は引き続きコミュニティーセンターとして利用されており、待合室の時刻表も廃止当時のまま残っていた。また、線路は撤去されているが旅客ホームは2面共に残っていた。
- 2020年(令和2年)時点では、駅舎は引き続きコミュニティセンターとして利用されているが、ホームは2面とも撤去され、コミュニティーセンターから国道242号線まで、かつての構内を横断する連絡歩道が設置されている。線路跡は前後とも多くのソーラーパネルが設置されている。
その他
隣の駅
- 北海道ちほく高原鉄道
- ふるさと銀河線
- 川上駅 - 小利別駅 - 置戸駅
小利別と置戸間の釧北峠(現・池北峠)に、1916年(大正5年)から1931年(昭和6年)まで釧北信号場が置かれていた。また、同一地点に戦後まもない頃(時期不詳)から1957年(昭和32年)まで釧北仮乗降場が置かれていた。
脚注
参考文献
- 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道釧路支社、2001年。
- 『ふるさと銀河線10年のあゆみ』ふるさと銀河線10周年記念事業実行委員会、1999年。
関連項目
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