南河原村(みなみかわらむら)は、埼玉県の北東部に位置し、北埼玉郡に所属していた村である。2006年1月1日に行田市に編入したため消滅した。県内では蕨市に次いで小さい自治体であった。
埼玉県北部、利根川右岸流域、妻沼低地東部の海抜20-24 mの平坦な沖積平野に位置していた。北・東・南を取り囲むように行田市が、西を熊谷市が隣接していた。村内を星川とその支流の青木堀や酒巻導水路が流れ、他にも用・排水路が縦横に通っていた[1]。村域は水田が多く、畑の倍近くある。鉄道や国道は通っていない。
もとは江戸期より存在した南河原村であった。地名の「河原」は北に位置する利根川の氾濫によって堆積して生じた新地の意味である[3]。また、当地の北を兄の河原高直が、南を弟の河原忠家(河原盛直とも)が所有していたが、その頃から地名が南北に分かれていたかどうかは定かではない。慶長3年頃には南河原の呼称が北河原と共に成立していたと言われている[3]。なお、北河原は行田市に位置していた。
村内を通る高速道路・一般国道はない。
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