南延岡駅(みなみのべおかえき)は、宮崎県延岡市構口町一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)日豊本線の駅である[1]。
歴史
駅構造
駅名標
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅。留置線・側線を11本有し、うち東側の5本は旅客用、西側の6本は貨物用となっているが、2017年12月時点では旅客用は車止めが置かれ使用停止となっている。1本の跨線橋で駅舎2階とホーム連絡しており、橋上駅となっている[1]。
駅舎は鉄筋コンクリート2階建てで、改札外に待合所がある。
JR九州本体による直営駅であり[8]、みどりの窓口が設置されている[2]。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
備考
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1
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■日豊本線
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上り
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延岡・大分方面
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当駅始発は3番のりば
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2・3
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下り
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宮崎・宮崎空港方面
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一部1番のりば
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貨物取扱・専用線
専用線経由で工場へ引込まれる液化塩素コンテナ(2009年6月)
JR貨物の駅としては専用線発着のコンテナ貨物と専用線発着の車扱貨物の取扱駅となっていた。
旭化成(旧旭化成ケミカルズ工場)へ続く専用線があり、コンテナ車とタンクコンテナを使用した液化塩素の発送が行われていた。大牟田駅に接続する三井化学大牟田工場向けの輸送が主体となっていたが、同工場の鉄道輸送は2020年5月に終了した[9][10]。その北側から、旭化成愛宕工場へ続く専用線が分岐しており、こちらもコンテナ車が入線していた。
2019年3月改正時点では、以下の高速貨物列車が発着していた[11]。
- 出発
- 到着
これらの輸送は、2023年8月に終了した[5]。
1985年時の常備貨車
- 旭化成工業所有
- 西井所有
- 日新興業所有
- タキ5450形(液化塩素専用)1両
- タキ7750形(カセイソーダ液専用)3両
「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年
利用状況
2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は766人である[12][13]。延岡の都市構造上、当駅から市内の旭化成工場への列車通勤が想定されず、人口や産業構造の割には利用が少なくなっている。宮崎方面の中距離客が多く、特急列車の発車時刻20分前くらいには客が集まる。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度
|
1日平均 乗車人員
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出典
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1995年
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693 |
-
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1996年
|
714
|
1997年
|
685
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1998年
|
687
|
1999年
|
683
|
2000年
|
684
|
2001年
|
713
|
2002年
|
678
|
2003年
|
713
|
2004年
|
772
|
2005年
|
800
|
2006年
|
811
|
2007年
|
798
|
2008年
|
824
|
2009年
|
822
|
2010年
|
834
|
2011年
|
801
|
2012年
|
846
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2013年
|
845
|
2014年
|
816
|
2015年
|
842
|
2016年
|
837 |
[14]
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2017年
|
819 |
[15]
|
2018年
|
827 |
[16]
|
2019年
|
833 |
[17]
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2020年
|
698 |
[18]
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2021年
|
736 |
[19]
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2022年
|
766 |
[12]
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駅周辺
当駅は延岡市の市街地の内、旧恒富村の部分にあたる川南地区の南端付近にあり、延岡市主要部の南側玄関口にあたる。駅前広場にはタクシーが停まっていることが多い。
駅前の西側方向には愛宕山が迫っており、駅と愛宕山の間にある狭い平らな土地に旧国道10号の商店街がある。そのためこの地区は夕方を前にして日が隠れる。駅東側は海まで約1キロメートルでおおむね平坦な低地である。田園地帯などを転用して住宅開発が成され、国道10号(延岡バイパス)沿いにはロードサイド店舗があるなど、郊外の地域である。
駅周辺のおよそ1キロメートル圏内には一戸建てを中心とする住宅団地(一部集合住宅)が多いが、鉄道を使った市内通勤が割合少ないため、当駅と関連付けされることが少ない。一方で、駅前商店街が「南延岡商店街」(正式名称も「南延岡商店街振興組合」)、駅付近の支店名が「南延岡(支)店」であったりするなど、単なるランドマークを超越しほぼ通称地名になっている。地元では、南延岡駅自体は俗に「南駅」(みなみえき)と呼ぶ。
西側(駅出入口側)
延岡警察署
宮崎県立延岡病院
イオン延岡ショッピングセンター
宮崎県立延岡工業高等学校
駅前の旧国道10号を約1キロメートル北上すると市街地(川南地区)および隣接する旭化成工場などに出られる。
東側(駅裏側)
駅裏側へ行くには、駅入口から駅の直ぐ南の浜町、または駅北方向の別府町()にある踏切を渡る必要がある。ただし聖心ウルスラ学園聡明中学校・聖心ウルスラ学園高等学校、聖心ウルスラ学園短期大学など南方向はこの限りではない。
旭化成レオナ繊維工場、延岡工業高校方面へは徒歩でおよそ15分くらいである。当駅から乗車できるバス便はあるが遠回りの経路である。
バス路線
付近を通る旧国道10号上、駅前の信号付近に「南延岡駅前」バス停がある。北方向(市街地方面)は横断歩道を渡って右折、南方向(雷管・片田団地・一ヶ岡・土々呂方面)は横断歩道を渡らずに左折したところに乗り場がある。全て宮崎交通が運行。市街地方面へは日中毎時4 - 6本程度運転。なお、「南延岡」バス停は南隣にある別のバス停(旧南営業所前)である。
- 2番のりば(北方向・市街地方面)
- 1番のりば(南方向)
- 南延岡 - 1つ隣のバス停止まり
- 雷管
- 片田団地(片田回転場)
- 南一ヶ岡()
- 土々呂方面
隣の駅
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■日豊本線
- 延岡駅 - 南延岡駅 - 旭ケ丘駅
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
南延岡駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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小倉 - 大分(小倉 - 行橋 ![JF](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2c/JRK_number_JF.svg/20px-JRK_number_JF.svg.png) ) |
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