千早口駅(ちはやぐちえき)は、大阪府河内長野市にある、南海電気鉄道高野線の駅。駅番号はNK72。
単線時代からの在来駅の一つである。山間にあり、駅の前後をトンネルに挟まれている。
駅名からは千早赤阪村へのルートの一つだと錯覚しそうだが、同村千早への公共交通はなく、道路で8km以上離れている。
歴史
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地平駅。ホーム有効長は8両。駅舎は難波方面行ホームの高野山寄りにあり、高野山方面行ホームへは地下道で連絡している。ホームの柵は青く塗られている。(同じく快速急行通過駅である天見駅・紀見峠駅も、柵には特徴的な色が塗られている)
無人駅となっており、河内長野駅からの遠隔管理を受ける。当駅のポケット時刻表は河内長野駅でもらうことができる。
当駅周辺が複線化されるまでは島式ホーム1面2線で、駅舎とは構内踏切で連絡しており、さらに難波駅寄り進行方向左手には安全側線もあった[3]が、複線化で大規模に改変された。以前は、曲線の手前にホームがあったが、その西隣に現ホームが建設された。駅周辺の線路は直線状になったことから、駅の南側では、工事完成間近の時点では、カーブした旧線を、直線状の新線が貫く形状になっていた。千早口駅~御幸辻駅間の線路切替工事は、1983(昭和58)年6月4~5日の深夜に実施され、複線運転が開始された[4]。
のりば
ダイヤ
日中は1時間あたり2-3本(急行が毎時2-3本、快速急行が毎時0-1本の運転であり、快速急行は当駅を通過するため変動する)が停車する。
利用状況
2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は216人(乗車人員:101人、降車人員:115人)で、南海の駅全100駅中91位である[南海 2]。
また、2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、187人[南海 1]で、南海の駅全100駅中89位である[南海 1]。
各年次の1日平均乗降人員数は下表の通り。
各年度の1日平均乗降人員数は下表の通り。
年度 |
1日平均 乗降人員 |
順位 |
出典
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2018年(平成30年)
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234 |
90位 |
[南海 3]
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2019年(令和元年)
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215 |
91位 |
[南海 3]
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2020年(令和02年)
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163 |
91位 |
[南海 3]
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2021年(令和03年)
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158 |
91位 |
[南海 1]
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2022年(令和04年)
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176 |
88位 |
[南海 1]
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2023年(令和05年)
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187 |
89位 |
[南海 1]
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駅周辺
駅周辺は昔ながらの集落となっており、駅前には商店がある。かつては駅の東側に南海が経営する、千早口南海フィールドアスレチックがあったが、1996年(平成8年)に閉園した。
その他
- 駅名は「千早口」となっているが、千早赤阪村千早の金剛山登山口までは約8km離れており、駅からの最寄りとなるバス停(南海バス「太井」停留所)は駅からやや遠い所にある(※当駅とその付近にはバス停が設けられていない)。千早方面へは河内長野駅から南海バスが出ている。
隣の駅
- 南海電気鉄道
- 高野線
- ■快速急行
- 通過
- ■急行・■区間急行・■各停
- 美加の台駅 (NK71) - 千早口駅 (NK72) - 天見駅 (NK73)
脚注
出典
利用状況の出典
- 大阪府統計年鑑
- 南海電気鉄道の1日平均利用客数
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
千早口駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク