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三日市町駅(みっかいちちょうえき)は、大阪府河内長野市にある、南海電気鉄道高野線の駅。駅番号はNK70。
快速急行以下の種別が停車する。特急りんかんの一部が当駅に臨時停車したことがある。2005年10月16日のダイヤ改正以降は下り区間急行の多くが当駅を終着とするが、上り各駅停車として折り返す列車もあるため、当駅を始発とする上り区間急行は少なくなっている。また、高野線での準急発着駅としては最南端である。
河内長野市のニュータウンのターミナル駅であると同時に、河内長野駅と同じ高野街道(三日市宿)の最寄駅で観光地奥河内の玄関口でもある。
1973年に駅舎が橋上化された後も長らく設備は遅れていたが、国土交通省の鉄道駅総合改善事業として事業主体となる三日市町駅整備株式会社を設立しリニューアル工事を行い、2007年には設備的にも外見・周辺環境の面からも改善・拡張され、この地域を支える駅の一つとなった。
歴史
駅構造
以前の三日市町駅は、1面2線の島式ホームで、北西側に駅舎があった。1972(昭和47)年~1974(昭和49)年に実施された河内長野~三日市町間の複線化に合わせて、三日市町駅は南側(橋本方面)にいったん仮設ホームが建設され、旧ホームを撤去した上で、相対式2面2線の現ホームと橋上駅舎、南側のY線型の半地下式折返し電留線が1本などが建設された[5]。
現在のホーム有効長は8両である。1995年まで、林間田園都市駅を越えて、橋本~高野山方面を6両編成以上の列車は当駅で車両増減を行い、当駅以南は4両編成で運転していた。その後、橋本駅に変更時にズームカー・急行10両運転も開始したが、当駅では増結作業を実施せず、次の河内長野駅4番のりばで行うことになった。(2003年に廃止)
改札口は駅舎2階と1階の2ヶ所あり、2階改札口には窓口があり、改札機5台(うちICカード専用1台)と券売機2台、精算機1台で、チャージ機は設置されていない。1階改札口は2番線と直接出入りする構造で、駅員が配置されておらず、券売機も1台のみのため乗車駅証明書発行機があり、改札機はICカード対応の2台が設置されている。改札内にエスカレーター・エレベーターがそれぞれ2基、改札外にエレベーター1基が設置されている。
のりば
-
2階改札口
-
東西連絡通路
-
1階改札口
-
プラットホーム
利用状況
2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は14,454人(乗車人員:7,258人、降車人員:7,196人)で、南海の駅全100駅中21位である[7]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年次 |
1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
順位 |
出典
|
1990年 |
25,400 |
12,960 |
-
|
[8]
|
1991年 |
26,195 |
13,361 |
-
|
[9]
|
1992年 |
26,213 |
13,406 |
-
|
[10]
|
1993年 |
26,202 |
13,439 |
-
|
[11]
|
1994年 |
26,033 |
13,374 |
-
|
[12]
|
1995年 |
26,132 |
13,392 |
-
|
[13]
|
1996年 |
25,659 |
13,382 |
-
|
[14]
|
1997年 |
24,775 |
12,700 |
-
|
[15]
|
1998年 |
24,318 |
12,518 |
-
|
[16]
|
1999年 |
23,359 |
12,067 |
-
|
[17]
|
2000年 |
22,602 |
11,664 |
-
|
[18]
|
2001年 |
21,907 |
11,308 |
-
|
[19]
|
2002年 |
21,438 |
11,064 |
-
|
[20]
|
2003年 |
21,126 |
10,892 |
14位
|
[21]
|
2004年 |
20,459 |
10,554 |
-
|
[22]
|
2005年 |
20,008 |
10,342 |
-
|
[23]
|
2006年 |
19,535 |
10,076 |
-
|
[24]
|
2007年 |
19,538 |
10,063 |
-
|
[25]
|
2008年 |
19,192 |
9,866 |
-
|
[26]
|
2009年 |
18,489 |
9,501 |
-
|
[27]
|
2010年 |
18,028 |
9,245 |
-
|
[28]
|
2011年 |
17,556 |
8,986 |
18位
|
[29]
|
2012年 |
17,128 |
8,756 |
19位
|
[30]
|
2013年 |
16,923 |
8,691 |
19位
|
[31]
|
2014年 |
16,014 |
8,178 |
19位
|
[32]
|
2015年 |
15,721 |
7,995 |
19位
|
[33]
|
2016年 |
15,299 |
7,784 |
19位
|
[34]
|
2017年 |
15,049 |
7,651 |
19位
|
[35]
|
2018年 |
14,669 |
7,408 |
20位
|
[36]
|
2019年 |
14,454 |
7,258 |
21位
|
[37]
|
駅周辺
駅周辺は大規模な新興住宅地が広がっている。駅西側は再開発により駅前ビルフォレスト三日市が2階改札口とペデストリアンデッキでつながれていて、各ニュータウンへつながるバスターミナル(駅前西側交通広場)がある。また、駅東側にもバスロータリーがある。
再開発前の駅周辺は古くからの宿場町であったため、大型車両の進入が困難であり駅から徒歩5分ほどのバス転回場(三日市町駅筋バス停)や旧三日市町駅前(三日市町前通り)バス停などで発着していた。2007年の再開発で駅西側に新設されたバスターミナルと従来の東ロータリーに発着点を変更し供用されるようになった。
バス
路線バス
南海バス ※全て河内長野営業所担当。
- 西側バスターミナル(三日市町駅前)
- 0番のりば
- 412・413・414・436・439系統:河内長野駅前行き
- 1番のりば
- 2番のりば
- 岩湧線
- 南青葉台線
- 加塩・南ヶ丘線
- 加塩・大矢船西町線
- 3番のりば
- 南花台・南ヶ丘線
- 南花台・大矢船西町線
- 433系統・439系統:南花台経由 大矢船西町行き
- 岩湧線
- 加塩・南花台循環
- 4番のりば
楠ヶ丘地域乗合タクシー くすまる
- 東側ロータリー(三日市町駅東)
東側ロータリー
- 6番のりば
- 南青葉台線(平日の7時台と17時から最終(23時)のみ)
深夜急行バス
- 南海バス
商業施設
フォレスト三日市
金融機関
学校
幼稚園
大規模住宅地
駅西側
駅東側
- 清見台(きよみだい)
- 日東町(にっとうちょう)
- 大師町(だいしちょう)
名所旧跡
駅名について
1914年(大正3年)の開業時より三日市町駅だが、所在地は当時、南河内郡三日市村だった。「町」を付けた経緯は不明であるが、1910年(明治43年)開業の北陸本線三日市駅(現・黒部駅)への配慮や、高野街道の宿場町であったことなどが考えられる。ちなみに三日市駅(現・黒部駅)の所在地は当時、下新川郡三日市町だった。
隣の駅
- 南海電気鉄道
高野線
- ■快速急行・■急行・■区間急行・■各停
- 河内長野駅 (NK69) - 三日市町駅 (NK70) - 美加の台駅 (NK71)
- ■準急(当駅 - 堺東駅間の各駅に停車)
- 河内長野駅 (NK69) - 三日市町駅 (NK70)
脚注
注釈
- ^ 当時美加の台駅は未開業。
- ^ なお、発着する全ての電車が「先発電車」となるにもかかわらず、この表示機には「先発」の表示がなされる部分がある(フラップ式の時代にはこの旨の表示はなかったが改札上部の案内板には存在していた)。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
三日市町駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク