「動物園へ行こう」(どうぶつえんへいこう、原題:Going to the Zoo)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、トム・パクストン(英語版)の楽曲。
概要
1964年発売のアルバム『ランブリン・ボーイ(英語版)』に収録された。作詞・作曲はトム・パクストン自身による。
子供を主人公にして、動物園へ行ってから帰るまでの様子を歌っている。トム・パクストンはフォーク歌手であるが、本曲のような子供向けの歌も手掛けている。
日本語版
日本では海野洋司の訳詞により「動物園へ行こう」として、NHKの『歌はともだち』『みんなのうた』『おかあさんといっしょ』等で放送された。
海野洋司による日本語版の歌詞は7番まで存在し、歌詞には「動物園」を表す英語「ZOO」や、動物の鳴き声などが挿入されている。
『おかあさんといっしょ』での放送では1番→3番→5番で、まだまだ遊ぶ展開で終わっている。
その他に中川五郎の訳詞や、訳詞者は不詳だが「一緒にどうだい動物園に」という別の訳詞[1]もある。
みんなのうた
『みんなのうた』では1975年2月 - 3月に放送。越部信義が編曲し、歌唱はかまやつひろしと東映児童劇団が担当した。放送では4番と5番が省かれ、くたびれた様子を歌った6番はスローテンポとなった。なおかまやつは、1973年12月 - 1974年1月放送の「さすらいのバイオリン」に次いで、2回目の『みんなのうた』出演だが、2017年に死去、本曲が最後の出演となった。映像は実写と堀口忠彦製作アニメを併用。
再放送は1年後の1976年2月 - 3月[2]、1977年4月 - 5月のみ。
なお「みんなのうた発掘プロジェクト」によって、1970年代から1980年代前半の堀口製作作品[3]が提供されたことで、映像が現存してないのは本曲のみとなった。
カバー
日本国外
日本
- ザ・フォーク・クルセダーズ(1968年の解散コンサートで披露。中川五郎の訳詞。2003年発売の『フェアウェル・コンサート』にて初の商品化)
- ボニージャックス(1976年、『NHKみんなのうたより Vol.12』(キング SKM-2241)に収録)
- 岡浩也(1976年、シングル。ユニオン US-7004)
- はせさん治(1976年、シングル。パイオニア L-2507。宮本浩次の「はじめての僕デス」B面)
- 水木一郎、NHK東京放送児童合唱団(1977年、LP『NHKみんなのうた ひげなしゴゲジャバル』(コロムビア CW-7138)に収録)
- 宍倉正信、ひばり児童合唱団(1976年、『「NHKみんなのうた」より 〜森の熊さん、ドレミの歌〜』(ポリドール MQ-1013)に収録)
- 田中星児(1975年、『NHKテレビ「みんなのうた」より みんなで歌おう/田中星児』(ビクター JBX-61)に収録)
- 宮内良、ひまわりキッズ(キング)
- 坂田おさむ(日本クラウン)
- 今井ゆうぞう、はいだしょうこ(2004年、ビデオソフト『NHKおかあさんといっしょ 最新ソングブック タンポポ団にはいろう!!』に収録)
- クリステル・チアリ(英語原詞で歌唱。2009年、『はじめてのえいごのうた ベスト50 -ロンドンばし・ドレミのうた・メリーさんのひつじ-』(キング KICG-8667)に収録)
- しまじろう(南央美)(2011年、『しまじろう ヘソカ〜おでかけゴーゴー!』(ソニーミュージック MHCL-1945〜6)に収録)
脚注
外部リンク