仁世宇駅(にせうえき)は、北海道(日高支庁)沙流郡平取町字岩知志にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)富内線の駅(廃駅)である[1]。事務管理コードは▲132310[3]。
当駅所在地の集落名は「瑞穂」であったが、「この駅名ではほかにも2、3あるので[6]」近くで集落の多い「仁世宇」の名称が駅名に採用された[7][6][注 1]。
「仁世宇」の地名は、アイヌ語の「ニセウウㇱイ(niseu-us-i)」(ドングリ・多い・ところ)に由来する[9]。
廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(日高町方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[7]。
開業時からの無人駅で駅舎は無かったが、ホーム東側出入口附近にホームに屋根が掛けられた形の待合所を有していた[10]。
2011年(平成23年)時点では更地になっているが、線路跡は築堤となって残存しており[10]、近くの道道にも踏切跡が残存する[10]。また、1999年(平成11年)時点では附近の線路跡にバラストが残存していた[12]。