中段玉(ちゅうだんぎょく)とは、将棋において玉を中段、すなわち四、五、六段目のいずれかに置くことである。普通、中段の中で自陣に近い場所、すなわち先手の場合には六段目、後手の場合には四段目に置くことを指す。
「中段玉は寄せにくし」、攻める側にとって「玉は下段に落とせ」という格言もあるように、中段にある玉は攻め手に対して逃げやすく、詰めにくい。そのために序盤から玉を中段に囲うことがしばしば行われている。敵陣に近いことから、入玉を狙いやすいという長所もある。ただしそのためには複数の筋で位を取る必要があり、思い通りの形にならない場合もある。
中段玉は珍形と捉えられることもあるが、灘蓮照が名人戦で四段端玉を採用したことなどから認知されるようになった。
また間宮純一(間宮久夢斎)は、玉を三段目に上げて入玉を狙う戦法「久夢流」を愛用した[1]。
棋戦で現れたおもなものを以下に示す。
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